上野公園で途方に暮れて座っていると
ハトがやってきて
「恥が多くて大変そうですね」
とか言ってきたので
俺はそいつの首をつかんでひねりつぶした
するとカラスがやってきたので
俺はそいつの首 ....
  つめたいものは
  夏にある



  傷つけられたもの
  貶められたもの
  苛まれたもの
  生きていたもの
  葬られたもの



  冷蔵庫を開ければ
 ....
 ぜんぶ

 どうだっていいと云っているような

 陽(ひ)の光(ひかり)


 ロゴスもアイデンティティーも

 すべてリセットすればいい


 だって

 「現実( ....
             080726



古い手紙は燃えるゴミ
新しい手紙は来ないから
Eメールのフォルダーは
後腐れ無く消去する
古い機械を粉々に
古い情報を粉々に
手品の ....
新たな世界を告げる髪束
男性器に触れて 抱擁を爆発させる

雲ひとつないわ 粒ひとつないわ
雲ひとつないわ 粒ひとつないわ

新たな世界を告げる髪束
脳震盪握る手で 撫でしく鳴 ....
いつも、つねに
私の体を流れる
“冷たい風”

どこから
吹いているかは、分かる

北 でもなく
ましてや 南でも ない

私の心の暗闇から、だった


二度と還りたくな ....
去年、サイパンの土産物屋で買った
十字架のペアネックレス

 あの日、あの時
 僕が彼女から眼を離さなければ!



教会の長椅子で想う
鳴り響くパイプオルガンが
頭の中で こ ....
  歩いてみようと思ったんだ……



  朝、
  ドア開けた。
  心、まぶしくて。
  大げさなことかな?



  ほら、街、
  眠たい目をしてさ。
  い ....
昨日と変わらない
おはようのメールが
私の心を惑わせるの
勘違いした心が叫ぶ

私たちはまだ大丈夫だよ


期待して喜んで

嘘で塗り固められた
大きく膨らんだ心の片隅
冷 ....
(1)

明日と言う日の訪れを恐れるときがある
気を紛らわすことさえままならず
早々に床についたとしても
考えるのは埒のあかないことばかりで
苦し紛れの寝返りを打てば
人の気も知らず目覚 ....
満月の夜は眠れないの
ううん眩しいからとかではなくて
満月の夜は眠れないの
どうしようもなく心臓が跳ねるから

 満月の夜に
 眠れないのが
 あたし一人であるのなら
 ええそれはしよ ....
まっすぐ向かってくる
まっすぐ向かってゆく
まっすぐ向かいあう

曲がってくるものは
ただ見るだけ
流れてゆくまで待つ

まっすぐなものだけ
受け止める

そして
わたしも ....
虚ろな気だるさが
重い腰をあげて支配し始めている

大気が大きな欠伸をしながら
そっとこの地に潜り込み
寝息を立て始めると

羽毛に柔らかく包まれた小鳥が止まり木でさえずる

大地に ....
終電に揺られながら
車窓へとため息

様々なものが纏わりつき
雁字搦めにしていく

ただ、生きていくわけにもいかず
とかく社会というやつは無関心に 其処に

主張も理念も ....
  こんなとこ咲いたって
  咲いたって
  無駄だってわかってるのにやめれない
  光合成なんか後ですればいい
  今は暗闇を裂いて裂いて咲いていたい
  時々照らすライトが眩し ....
酸素をなくしてしまいそうなのです
溺れるしか能のないワタシは
呼吸をわすれてしまいそうなのです

  例えば、
  水溶液に浸っているような気持ちのままで
  ワタシが意識を失ってしまった ....
時計は過ぎる
歩き回れば
何度描いた未来から遠ざかるだろう

動画サイト
SNS
音楽携帯
blog
ネットサーファー、予測しなかった未来

紙とペンからキーボード
Word E ....
きみを、
やさしく殺そう
ゆっくりゆっくり
ナイフを抜いてゆくのだ


I LOVE YOU
という言葉は
何の意味ももたなかった
いいや、ちがう
ぼくが逃げていたのだ
 ....
私を此処から出して
貴方の傍に置いてほしいの
ずっと、よ

壊れてしまった心では
貴方だけを見る事
それだけしか出来ないから
他の女性とは仲良くしないで
妬いてしまうでしょう
ねぇ、 ....
占星学の本を紐解くと、各々の惑星が司る、人物像が
浮かび上がってくる。古来の目視できた、七惑星占星術でなく、
科学の勝利した、天王星、海王星、冥王星を少し詳しく見てみよう。

天王星。
科学 ....
 
 
 
 
力の及びそうにない
 
その場所で戯れる
 
 
 
 
屈折した七色が
 
途切れる顕在感にぼやけて見えるよ
 
 
 
 
眠ってる夢を見る ....
 涙は枯れることは無い

 でも、必ず止まるから

 無理しないでいい

 今は泣きたいだけ泣けばいいさ

 どんなに辛くても

 いずれは時が緩やかな

 波 ....
きのうの夜はめずらしく
ハンマの脚はうずかず
ぐっすり眠れたそうな

梅雨が明ける

ハンマは
一張羅を身にまとい
毎朝リビングのテーブルで
コーヒーを飲み
診察時間まで過ごし
 ....
目は覚めない

でも、頭では

何重にも、何重にも、わかってる

そうなんだよ

そうなんだよなあ
卵焼きを作ってってせがむあなた
手料理をねだるくせに好き嫌いが多くて
わたしの大好きな茸料理は当分作れないかな
けど、子供ができたら南瓜料理も作るからね
なんて話してた1年前

私たちにで ....
「人間性」なんてスローガンは、恣意的な淘汰や選別だろう?って
おれは「人間性」なんて、ソンナノ関係ネーって
「寂しい」とか言って恋空よんで感動してる奴らなんか知るかよ、って

共有する感性が持 ....
粒の中に私にいるときに夜と夕日でやいたんですよ
内臓なんてやっていないですよ打たないですよ
やったんですよあの脂と割れる時に

女浴まみれに 足を握って 緑色の繋いだ糸で

淡白で青白い感 ....
  夏の、
  カンセイケイ。



  できたての、
  街、足音。
  おもいつめた、
  顔、言葉、記憶、
  その気配。



  そう、
  カンセイケイ ....
捲り過ぎる指は慣れる
通り過ぎることに
なぞり過ぎた意識は鈍る
それと気付かないうちに


足があるので
重力に堪える足があるので
私には底があって
だから留めることができる ....
あの人とあたしに降り続く雨

目から伝うのは涙じゃなく

 口に出すことを

望まれなかった言葉たち

思い出がこぼれてゆく音

遠く 近く
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人間(上野のハト)- udegeuneru自由詩308-7-29
つめたいもの- 草野春心自由詩2*08-7-29
「真実」- 星月冬灯自由詩108-7-29
妊婦のロボ子さん- あおば自由詩8*08-7-26
青点- 十二支蝶自由詩108-7-24
冷たい風- 長谷川智 ...自由詩3*08-7-24
十字の象徴- 長谷川智 ...自由詩1*08-7-24
歩いてみようと思ったんだ- 草野春心自由詩408-7-24
反比例- はち自由詩108-7-23
遠ざかるひと- 恋月 ぴ ...自由詩38*08-7-23
夜道を散歩- 亜樹自由詩208-7-23
まっすぐ- yangjah自由詩108-7-23
鎮まる地と沈める空- アハウ自由詩3*08-7-23
消費と言葉の狭間で- 紫音自由詩2*08-7-23
「夜顔」- 白い羽根自由詩108-7-22
そうして溺れ、浮遊してゆく- 笹子ゆら自由詩408-7-22
表現ツール- 相羽 柚 ...自由詩4*08-7-22
君を忘れる- ゆうと自由詩5*08-7-22
壊れた人形- AKiHiCo自由詩408-7-22
ポセイドンの目覚め- アハウ散文(批評 ...208-7-22
θ- 北斗七星自由詩1*08-7-22
悦子- 星月冬灯自由詩608-7-22
愛しのroutine- yangjah自由詩108-7-22
馬鹿につける薬はないようで- 短角牛自由詩108-7-22
偏食彼氏- 智哉自由詩108-7-21
えむおー- さかまき自由詩108-7-20
挿でょ- 十二支蝶自由詩108-7-20
カンセイケイ- 草野春心自由詩208-7-19
徒然_十一- 鎖骨自由詩108-7-19
雨の音- 衿野果歩自由詩108-7-18

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