こんにちは。詩のレビューをやっている者です。

これまでにいくつかレビューを書いてきました。それを見た人が「こんな
のでいいならおれも書けるぜ」と思い、にわかにレビューが盛り上がる!
というよ ....
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
どこまでも続こうとする坂道
喘ぎながら

繰り返される独り言のような呪文
聞きながら

やみくもにしがみついたあなたの背中
眠ったふりしながら

安いおしろいに混じった汗の匂い
嗅 ....
Born in somewhere on earth
"I am" is what we simply call
Never felt the oneness with nat ....
黒焦げの丸太と思ひ眺むればヲーッヲンヲンと吠えつかれけり 貝殻の
中で暮らして
本人が
ハッピーなんだ
それでいいだろ








 ....
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい

*

空っぽになった部屋で
なくした希望を探す
仕方がないと言いながら
耳障りなため息を吐く

* ....
こんこんと
フロントガラス
水戸ナンバー
家出した夜
ヒッチハイクす
ギザギザの
気温の折れ線グラフの
端がほつれて
光の縦糸が
眠たそうな家並に
垂れ下がる

カチカチに
凝り固まった表情筋の
端がほつれて
微笑の横糸が
路地裏の野良猫を
追い ....
うかれているしかなかったのだ

さびしかった

信じられないくらいの

さびしい状況にいたのだった

いちかばちかのような気持ちだった

だから

うかれているしかなかったのだ ....
僕の中で何かが決壊するとともに
完全に終わった
真夜中は爆発して
ウルトラマリンの朝が始まる
その青さったらなくて
スコールのように
目にじゃばじゃば入ってくるんだもの

原色の獰猛な ....
さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った

おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
荒川の河川敷 土手の下に
古ぼけた木造アパート
モルタル塗らしかった壁の
モルタルは剥がれ落ち
グレーの下地に
枯れてしまった
蔦のツルがへばり付いている

空き家のようだが
夕暮れ ....
 草のなかにレールをみつけた
 錆びた鉄の平行な二本線が
 弓なりに
 ここから延びていた
 または
 この草のなかで
 すっぱりと裁断されて尽きていた

 あおぐらい記憶 ....
ゾロリ
色のない
貧血の頬を
滑るカミソリ

ピリリ
痛みのような
微弱電流

プクリ
鼻の左下
盛り上がる
赤い液体

チッ!
煩わしいだけの
日常茶飯

ゾ ....
それは男が汚れた靴下を脱ぐ時
それは女がきついガードルを脱ぐ時
みじめに軋るベッドの上で
広い背中を白い手指が所在なげに抱く時
愛はそれぞれに
互いを壊し満たそうと足を引きずり
見栄えのし ....
世界の果てに 椅子を二つ置いて
暮れつづける夕暮れと
明けつづける夜明けとのあいだで
いつまでも 話をしていよう
横はいりなんかしてないのに
ちゃんと並べと咎められたことがある

トラウマになってしまったのか
また文句言われてしまうのではとオドオドしてみたり

私って気が小さいのかな

それからは ....

午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
この キモチ
あなたのもの

伝えることが
うまく できない
まっすぐすぎる
あたし

感じたんだ
あの時
あの日

あなたの
精一杯の
やさしさを

ボケとツッコミが ....
僕の大切な可愛いヒト
お嫁にいくなら教えておくれ

僕は何を歌おうか

僕の大事なやさしいヒト
泣き止んだら教えておくれ

今日は何を歌おうか

僕の大好きな愛しいヒト
おなかが ....
 猫のようなKといると
 ぼくの言葉の文脈は乱れふあんな小波が打ちよせてきて
 とても平叙文ではいられなかった

 煎じつめれば
 煎じつめなくても
 Kは妻で
 Kは猫だっ ....
午後 4時44分

見上げると
東の高く

薄い青空に
少し欠けた

白い月が
浮かんでいた

立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた

たまっていた
所用 ....
 
  
 
これから結婚について書きます。
その前に男性側の視点であることを前提としなければなりません。
何故なら私が男だからです。
女性側からの視点で書くことも不可能ではありません。
 ....
季節はずれの立ち枯れの薔薇の木と 似た者どうしで冬の日に二人

日が落ちて からむ寒さにあわす両手のひびわれがいつもより深い

何もなければよかったね なにひとつ持たずにここにいられたら
 ....
しっかりと背筋の伸びた
背中を想い出す

負けず嫌いで前のめりな
背中を想い出す

スーツの ジャンパーの
似合わないポロシャツの
背中を想い出す

ブレない 振り向かない
 ....
 ゆうべはねむれないまま舟を漕いだ
 ねむれないまま舟を操り蘆を払って湖沼をすすんだ

 朦朧とねむれないままもとの舟着場にもどる
 と、先がみえない霧のなかを漂流していたことがわ ....
鉦のおと 弦のおと
おらぶ声 鬨の声

「カナシイ」が寄せる度
私は頭を下げる

ひたすらに ひたすらに

「カナシイ」とは笑い話
私は涙を落とす

ひたすらに ひたすらに
るん

光が
さえずってる

北風に耐える
常緑樹の
尖った指先の上で

るん

光が
うわずってる

北風を壊す
自転車の
忙しないスポークの間で

るん
 ....
ここには海がないのです
人をあざける海鳥たちの鳴き声のかわりに
杉森をこごえさす雪の白さが
躊躇いもせずに町をみたしている

知らないもの同士が連れ添うような
紅茶のカップを二つ温めながら ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2177)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【批評祭参加作品】レビューを書かない7つの理由- 露崎散文(批評 ...18*11-3-6
地球という孤島、空という孤独- 吉岡ペペ ...自由詩1211-3-5
柔らかな化石- nonya自由詩15*11-3-5
poems_write_me- nick自由詩1*11-3-4
吠えた- A-29短歌1*11-3-4
サクラメント- TAT短歌3*11-3-3
悲しみ- 未有花自由詩23*11-3-3
フェニックス- TAT短歌1*11-2-27
ほつれる- nonya自由詩22+*11-2-27
さびしかった- 吉岡ペペ ...自由詩1611-2-27
2012- 真山義一 ...自由詩2111-2-26
そらおそろしい- るるりら自由詩31+*11-2-23
殺風景- ……とあ ...自由詩12*11-2-23
ノスタルジックな軽便鉄道の駅頭にて- 石川敬大自由詩20*11-2-23
- nonya自由詩14*11-2-22
合一- salco自由詩15*11-2-21
週_末- 塔野夏子自由詩19*11-2-21
並ぶひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-2-21
美術用品のある日常- 吉田ぐん ...自由詩3311-2-21
あなたのもの- 森の猫自由詩6*11-2-21
僕の〜なヒト- トキハ  ...自由詩6*11-2-19
横須賀の港でぼくは猫にうんざりしていた- 石川敬大自由詩17*11-2-19
白い月- 森の猫自由詩16*11-2-19
結婚について- たもつ自由詩2411-2-16
立ち枯れ- はるな短歌111-2-16
背中- nonya自由詩16*11-2-11
舟を漕ぎおわって陸地にたつと- 石川敬大自由詩18*11-2-11
ひたすらに- トキハ  ...自由詩4*11-2-8
るん- nonya自由詩14*11-2-8
水仙の惑い- 月乃助自由詩23*11-2-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73