淡く霞んだ冬空に白い雲が浮かんでいる
雲には自分の意思はない 
風に吹かれて動いて行くだけだ 
気楽でいいなあ

何時の間にか生まれ 何時の間にか消えて行く 
 ....
ひと巻きをよけいに編みしマフラーの愛はちょっぴり重いのがいい

いいこともわるいことも君がそばにいてくれるのなら全部いいこと

来た道をまた帰るだけ簡単なことができない恋は球体


{ ....
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
青から黒へと
深まっていく海
そこを泳ぐ一匹の魚
銀の鱗の 鈍いきらめきが
終わりなき深淵の入り口に 一瞬の間 ひるがえる

はなやぐサンゴも
ウミユリのたなびきも
今は ささやかな記 ....
あなたは結局 自分しか愛せない人なのよ
最初は腹が立った

あなたは 自分の大好きな自分を褒めてくれる人を好きなだけ
妙に説得されてしまった

可哀想な人ね
混乱した

  ....
{画像= 111225210311.jpg }
あたいたちの
時間は
人間なんかのそれより
短い
というより、速い
命短し恋せよ乙女なんて
悠長に歌なぞうたってたら
あっというまに
 ....
【謡】
組長が泣き出す孫を胸に抱き子分とともに唄う童謡

【汚】
汚ねえよ オトナはみんな汚ねえよ 怒る我が父 還暦過ぎの

【自然】
自然死に見せかけるよう旦那刺し保険金得る主婦の空想 ....
赤色を重ねて空し十二月 噛み砕かれた夜を吐き出す 潔く

聖夜迎える

スーパーの

チキン半額



峠道
口笛の素朴な響き過去になる少女の頃に習った「冬景色」

遊び癖抜けず授業で怒られる窓に映った悪戯な雲

引っ越しの名残が今も部屋の隅夫婦茶碗はまだ箱の中

「さんづけで呼ぶのはよそう ....
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
アイキャンゲンノウノウのところでタイムカードがガシャピーと鳴く


昼休みひとに会わない公園で齧るおにぎり冷えてカチカチ


小便のあとで鏡に中指立てて廊下で上司にお疲れさまです
 ....
譲れる花 ゆとりある胸中
譲れない花 窮屈な嫉妬

晴眼のように 総てが見通せる
不思議な胸中
邪魔な信念が総てを遮る
不可解な嫉妬

譲れる花 お人好しな花
譲れない花 揺るぎ無い ....
 
笑みを絶やさずにいよう

しずむあなたの灯台となるために

ずっと絶やさずにいよう



 
なんてことない不在の言葉に
愛しさを汚されたその時は
無情の荒野にうずもれて
枯れ草毟ってやり過ごそう

なんてことない不定の言葉に
審美眼を汚されたその時は
悲観の海をたゆたって
船 ....
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う

故に生きることは辛く

苦しい




ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
糸電話上手く会話が続かない遊び心が足りない大人

朝早く列車に乗って旅に出る故郷の歌都会にはない

二人して庭に命を吹き込んだ雨上がりには虹を育てた

晴れる日を待つ植物の声がする雨 ....
Lay Down Sallyがかかる

ハッとする

(゜ロ゜)

仕事の合間

有線の歌


















 ....
なんもかも


いやんなったら


獅子吼して



投げ出せば良い


 ....
起き抜けになぐるや蹴るじゃ足りなくてメシこしらえて待とうとしてる

サメの歯の隙間ばっかし見てたからそういうこともわからないのよ

手のひらを押しつけ冬の窓ガラス私やっぱり便利じゃなくて
わたしだって一生懸命走っているのに
なんか自分だけ後ろへひっぱられてる感覚に囚われてしまって

一緒に走ろうねって誓った友達の背中が
だんだんと小さく小さくなってゆく




はじ ....
裏側に隠れた事実探すのか母子を繋ぐ韓流ドラマ

目覚めれば外は大雪銀世界子供心は今も生きている

透明な孫の心に救われる年寄りだけど派手な服着る

木材で作られている電柱が鄙びた町の ....
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
嫌なものはイヤ!
そんな思いと折り合う

でも、おとなの分別とかじゃない
ひとが生きるって
爪先から血が滲むほど世間ってやつにしがみついて

それで何とかまっとうできる

違うかな
 ....
何度決意しても

捨てられないものがある

過去に生きているわけじゃないけど

宝物のような思い出は。

そっとそっと
しまっておいて
温かいままでいたい

こんな寒い雨の夜に ....
「カリヨン」

                 乱太郎

さっきまでの淋しさは
          何処に

さっきまでのうっとう ....
薄暮に出現する影は
限りなく
薄い
太陽が西に消え
その魔力から
逃れた
サターンが
息を吹き返す

何処へ
行くのですか?
柊の赤い実が
真面目な顔して
問う
ええ、この ....
月曜日
突き刺す気嵐の中
若い女が ビールを振る舞う
突き刺す気嵐の中
マネキンの片手に数羽の鳥が止まる

火曜日
隕石が飛び交う真夜中
若い女が アイスを振る舞う
隕石を避けて生き ....
なにかが 出てきそうだ
僕のおなかの あたりから

いつも 予感がある
それは身じろぐ 胎児にも似て
この意識の どこか内側の さらに内側にある
見えない子宮の中で もがきながら 訴えてい ....
ひろげたお店を片付ける

そしてトイレで用を足したなら必ず水を流す

便器の底を覗けば
生きてきた私自身の素性が判る




早や店じまいの季節になったものだと
ひろげすぎた店 ....
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