赤い青い透明な そんなうみうしの声
ハローとは鳴かず それでも挨拶を交わす

やあ 調子どう 小さな貝殻とか
やあ 気分いいね さっきから さっきから

君はなにを見てるのかな ……
君 ....
幸せになりたい
くやしいときそうおもう

幸せの定義なんて
知ってて知らない

言葉にならできるとはおもうけど
私のそのときの幸せってきっと
言葉になれるものじゃあないんだ

言葉 ....
自分の死期を悟ったのか
男達は
走り始める
夜のアスファルト

一歩
一歩
重い脂肪を背負って

軋む骨格筋
あえぐ肺胞
追いつかない心拍
青ざめる前頭葉

なぜ彼は走るの ....
狩りは かかとで 踏んでから
継ぎ足す糸屑 齢にかけて

後の視 留守居に 枯草つむ風
狩りは 掛かりに 放らして

かりは かかとで ふみえ みち
あさのは ゆめのき なきわ こるいし ....
不可思議な街の中を歩いていた。不可思議という意味、それ自体のことを考えながら。いくつもの角を曲がりながら歩いた。カラオケの、もう料金を値上げしていた看板。結婚した友達からは、あいまいな内容のメール .... さようなら

どこかでだれかが

そういって

じぶんのかげに

てをふっていた
這ってでも掴みに行こう この星の自転をいつか全てこの手に

勝利への道はどれほど短くとも サンディエゴからニューヨークまで

釈迦牟尼の手のひらでない非情なる土地でもバレエ・ダンサーであれ
 ....
幼い頃から海が大好きだった。
道産子なので北の大地も僕の遊び場だったが函館という港街に長く住んだ。

洋風の風が吹くこの街で潮の香りが好きだった。
朝市のような活気に満ちあふれた世界はとても心 ....
モコモコと入道雲はふくらんでマシュマロマンに姿を変える 長調で終わるさだまさしの曲の歌い始めは囁くように  銀で出来た蒸気機関車が黄金の煤煙を噴きながらプラチナのレールを走ってくる。よく見ると煤煙は大量の金粉だ。噴射され空中へ舞い上がったあと、キラキラと輝きながら草原に降り積もる。煙突から噴き出る大量の金 .... ケチャップ切らしちゃってと
大人の笑顔で彼女は言った

僕の目の前に置かれたのは
ケチャップがのっていない黄色い肥満体だった

まあいいさとスプウンを入れたのだが
腹から出てきたのは ....
閉じられた瞼は
眼球にやさしくかけられたさらし布
或いは
フリンジのついた遮光性の高い暗幕

時折
なにかに呼応して
波打つように
揺れる

ベビーカーのハンドルに止まったちょうち ....
     濡れて花 あざやかに
     なびく風 匂い立つ
     雨そそぎ しめやかに

     夏を待つ 水無月の
     その色は 深く濃く 
     ひかりの雨 纏う ....
信長の生まれ変わりを名乗る者本能寺前8時集合 波音に優しく溶ける君の声熱い想いを月が照らした 夕飯の前にお花に水をやり聴いていただく今日の出来事 夢で見る公園の広さ無限大遊ぶ時間は幾らでもある

五月晴れ体動かし心地良い大地の息吹私の味方

教室が一瞬にして凍りつく厳しい教師でも愛がある

幸福の感覚ばかり膨らんだ愛されている愛して ....
日々これ漂泊青葱を囓るように凡々と淡々と過ごすのみ

辞世の句考えながらも生きてゆくはみだし者の生き恥晒し

対流する魂ばかりが浮き足立ってただばたばたと地団駄を踏む

木瓜の花心のなかに ....
摂氏零度付近で繰り返す
憤りと自己批判
つい今しがた晴天だったはずも
霰の降る未熟さ
頭を垂れるつららになれたらと
空を仰いでみた

雪解けの光沢に偽りはないのだが
春の陽射しは強すぎ ....
菜の花がゆっくりもぐる 新しい油も泡を浮かべだすころ

※「題詠ブログ2013」のお題をお借りしました。http://daieiblog2013.jugem.jp/
 し ご と を し の ぎ

  こ こ ろ こ か げ に

 み え ぬ わ き み ち 

  と き が と け だ し
 

 
美しく病んだ六月の背中で
僕らは夢か ....
あたたかく降り積もった雪の下に埋めた
女になってしまう前の、
何でも言葉に出来ていた少女のわたしを

女になるというのは
自分が一番遠い他人のように感じる生き物に
なる事なのだ
女になっ ....
あっちゅと畑で取ってきた
モンシロチョウの卵は
タイミングが悪く
キャベツの葉が萎びるまでに
孵化しなかったので
学校で廃棄処分になりました



モンシロチョウの卵を
 ....
おそらくは
やわらかな春の香り
おそらくは
かぐわしい早乙女のような
おそらくは
この世に用意された
おびただしい
喜びと悲しみのあわいで
おそらくは
それは
幻の香り

さく ....
君が
はじめて私の手を離し
自分の羽根で
よちよちと
はばたいていった日のことを
母は忘れることができない

君はとうに
逞しい翼をひろげ
上空の風に乗り
母には見ることもできない ....
光では消える
だから 灯りを

照らすという意志が欲しい
だから 灯りを

ともすという力が欲しい
だから 灯りを

暗いものが見えるだけでも
心の灯り

たきつけているのは  ....
      カランと氷が泣いたなら
      グラスの水滴なぞります
      なにが足りずに欠けるのか
      なにを足せば満ちるのか
      欠けた夜空の三日月 ....
ちりじりになった自分をまた集めそれも自分かと問う日々さ

大局の見えない眼でもね生きてきたでもねちりちりと良心が病む

風合いが善かれと思い探し出すこの懐の狭い生き様

無頼派に憧れ生きて ....
 風に吹かれて空き缶が
 ゆるい傾斜を上って行く
 カンカラ転がり上っては 
 カラカラカラリと下りてくる
 あの風が止んでしまえば
 あとは 下りるだけ
 底の底まで落ちぶれて
 それ ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
umiushi- 黒田人柱自由詩213-6-12
11本目の指- 朧月自由詩413-6-12
ランランラン- 六九郎自由詩313-6-12
運命- 砂木自由詩11*13-6-12
家にいた方が良い- 番田 散文(批評 ...1+13-6-10
ゆうぐれ- 青井短歌413-6-10
誰も知らない大陸- 水瀬游短歌213-6-9
海と風と僕のねじれたこころ- 梅昆布茶散文(批評 ...913-6-9
モコモコと入道雲はふくらんでマシュマロマンに姿を変える- 北大路京 ...短歌513-6-9
長調で終わるさだまさしの曲の歌い始めは囁くように- 北大路京 ...短歌113-6-9
蒸気機関車- 済谷川蛍散文(批評 ...213-6-9
オムライスなんて大っ嫌いだっ- nonya自由詩29*13-6-8
おさらい- そらの珊 ...自由詩26*13-6-8
しめやかに- 石田とわ自由詩19*13-6-8
信長の生まれ変わりを名乗る者本能寺前8時集合- 北大路京 ...短歌713-6-7
波音に優しく溶ける君の声熱い想いを月が照らした- 北大路京 ...短歌413-6-7
夕飯の前にお花に水をやり聴いていただく今日の出来事- 北大路京 ...短歌513-6-7
愛している- 夏川ゆう短歌213-6-7
青葱- 梅昆布茶短歌713-6-6
反省- 乱太郎自由詩19*13-6-6
「新」- ロクエヒ ...短歌113-6-6
散策迷路- ただのみ ...自由詩19*13-6-5
「花曇り」- 桐ヶ谷忍自由詩29*13-6-5
モンシロチョウの観察2- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-6-5
花まんま- そらの珊 ...自由詩22*13-6-4
えんじのベレー帽- Lucy自由詩23+*13-6-3
ふける_朝焼けに- 砂木自由詩18*13-6-2
子守唄- 石田とわ自由詩15*13-6-2
風合い- 梅昆布茶短歌313-6-2
カラカラ- ただのみ ...自由詩24*13-6-1

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