{画像=110721225828.jpg}


鯨にある指先(地上)の記憶のように
人間にも忘れてしまった記憶がある
それはsora(翼)の記憶
身体の奥にある翼(骨)の記憶を頼りに
背 ....
出棺を待つ君は安らかな表情で
首筋にあるべき索状痕は目立たぬよう化粧を施され
凄惨な最期を遂げたようには見えなかった

呼びかければ目を覚ますのではとか
冗談が過ぎたかな
頭を掻きながら棺 ....
太ももを豪快に吸う蚊はいずこ せめて生んでね玉のよな子を べつだん躊躇ったりすることもなく
無造作に引きちぎった胸元のボタンを手渡してくれた

「ありがとう」

「礼なんていらないよ
こうするものらしいしさ」

恥じらいをみせれくれれば可愛い ....
まいにちカレーがたべたいです

皆が笑って暮らせますように

マックシェイクがのめますように

雨のち晴れ

ゴーカイジャーになれますように

仕事ができますように

ゴーカイ ....
午前2時、パブ。
カウンター、酔ったマスター、酔った女、酔った男、酔った僕。

僕は誰かのタバコに火を点けて呑んだ。
グラッときた。何杯か呑んだ焼酎より回る。

タバコをやめて1年と1ヶ月 ....
この坂道は君とともに上った坂道

ふたりして登坂の辛さにあえぎ
君の差し出した手のひらの熱さに驚きながらも
未来への扉が垣間見えたような気がして

したたる汗の交わる戸惑いと
きつく握り ....
悲しむを一緒に感じたなら
それを足場に踏ん張れる。
その上に積む 悲しむの在り様は
枝葉末節まで合わせなくていい。
それでも
土壌になってるはずの気持ちは
一緒に探れる。
探りつつも生ま ....
ステンドグラスの厳かな光によって
綿埃の浮遊がみえるのに
ライブの結露は消えている

カルマの酷な風にあやつられて
エロスの逍遥があったのに
タナトスのサインは消えずにいる

いま そ ....
沖縄出身らしいコンビの片割れ
何言ってるのか聞きづらいんですけど

それとは違うんだよね




前を向くってさ

結局のところ、そう言うことなんだと思う

しつこいぐらい諦 ....
{引用=







とても固い結晶が
流水よりも早く融けるのを見た

蒸発したあの人の姿は
あの人以外の誰も知らない



釣竿を垂らして
静かな時間と彼方に見 ....
私はなるだけ真面目でいたいと思っています。
やさしい人に憧れそういう風になりたいとも思っています。
そしてややこしい事はきらいです。

生活に困窮した友人と話していました。
彼はつらいつらい ....
涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の


ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず


指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を


見残 ....
ちびっ子がちびっ子だった頃


男の子は半パンにランニングシャツ
女の子はノースリのワンピとかで原っぱを駆け回っていた

いじめっ子、いたことはいたけど
みんな等しく貧しんだって思いでお ....
ただ 紺 としか言いようのない色の
ベニヤのようなうすっぺらい壁面の上に
サビだらけのトタン屋根がふわりと乗っけられている
建物そのものが 甘く針金で結わえられて
地球の上に ふわりと ....
布団を重ねる順番で
保温力がちがいます。
もしくは同じであっても
皮膚に触れる布団の面において
肌触りや素材が原因で
体感温度がちがいます。
しかしそれは寝入るまでの感覚でありまして
寝 ....
溶けきれぬ不快たゆたう口腔の 言の葉砕く闇のオヴラート

一弦を弾いて吐き出す吐瀉物を掻き集めては咀嚼している

紡いでいる業のかたまり積年のコットンキャンディてらいて七色

空めがけ有刺 ....
深海で夢見て束ねてきらきらと 謡い続ける葦を失くして

轟音の密室トランス河川敷 花火をしようよ溶けて散るまで

透明に掬う足元頼りなく 別離の宴 月夜の階段

絶望に軋む肋骨抱き折れ ....
花柄のパンツを履いたあなたなら祈ってくれるような気がして


枕には顔などないということを証明するため眠る民族


クレイジー・ソウルならコーラ割りだよね「ね」って言ってくれるだけ ....
山が燃えております
勢子が駆けております
楽しいばかりで得た物は帰り道におきます

あんたなんと思いよ
私の運ぶものよ
稗粟を炊いて帰り道で食べます

病が流行っております
人も死ん ....
誰も知らない物語

みんなが笑ってた話で ひとり笑えなかったこと
みんなが馬鹿にした話を ひとり聴き込んでたこと
くだらないって 誰も信じなかった話を
今でも信じて ひとり旅に出た

名 ....
ペットボトル栽培の並んだ
彼女の菜園を見つめる
二匹の猫が
僕の気配に、耳を動かした

機械式の右手を上げて
敵意がないことを示す
猫はこちらを見ていない
夏の予行演習

あと10 ....
迂闊に触れてしまえば今にも砕け散りそうな眺めを1470回
薄くなった頭皮のその奥からぼんやりと嗅ぎ取りながら淡々と
身に染み渡る様をうれしく思い消える灯のその時を痩せ細った
偽りの存在が眼下に広 ....
なんにもわからない
でもわかったフリをする
そうやって 人は大人になる
大人になった フリをする

でも だれも わかっちゃいない

初めて大人のフリをして
大人のフリをした人に認 ....
長身の竹の子で つくった竹馬

すなわち竹の子馬で



竹の子馬して遊んでいたら

しなってしなって

びよんびよん



酔いまして 吐きました


そして  ....
 
 
 
【ダークロード】
 
 
 
 歩み行く道は渇いたアスファルトの上

 先のないどこまでも果てしなく続く道

 振り向いた昨日は全て流され

 ....
お疲れさま♪

優しく声をかけたいのだけど
つい嫌味な言葉なんかを付け加えてしまう

どうしてなのかな

額に汗かいて努力したのはあなただし
わたしは洗い物とかしながら眺めていただけ
 ....
いちばん大事なことは何か答えるのはむつかしい。
例えば愛は大事だけれど愛だけではなんだかなぁ。誰に向けられたどんな愛かも問題だし。
でも愛だけっていうのは凄いかも知れない。いやそんなの有りえるのか ....
言葉には温度があって
軽々しかったり 重々しかったり
しらじらしかったりするという

かき言葉に
それだけの意味を私が込めたとして
どの線からもそれは滲んではこない

私の指から離れた ....
 あんなところまで
 かけあがってゆく脚力があった
 なんて、知らなかった
 あれが
 かけのぼってゆく波のペニスだったなんて

 美しい波形
 コバルトブルー
 夏の日に ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
翼の骨の記憶_/_いつかきっとsoraを飛ぶ- beebee自由詩23*11-7-21
饗宴のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-7-11
かゆい_- kawauso短歌311-7-6
第二ボタンのひと- 恋月 ぴ ...自由詩2011-7-4
願い2011- トキハ  ...携帯写真+ ...4*11-7-2
タバコどろぼう- トキハ  ...自由詩5*11-6-27
坂の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2411-6-27
そうしよう。- 電灯虫自由詩6*11-6-26
消える一齣(七)- 信天翁自由詩211-6-26
しやがれのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*11-6-20
空についての四つの短編- 石田 圭 ...自由詩2311-6-13
死ねばいいんだよ- トキハ  ...自由詩9*11-6-13
失語の春- 石瀬琳々短歌8*11-6-9
夕暮れのひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-6-6
あまみずの_水化粧- yumekyo自由詩10+*11-5-31
布団の順番- 七味とう ...自由詩2*11-5-31
オルタナティヴ第二次性徴- 否々短歌211-5-24
μ-zic- 否々短歌111-5-24
水深- nenrikigirl短歌111-5-23
忘れ物- トキハ  ...自由詩7*11-5-23
誰も知らない物語- itukamitanij ...自由詩111-5-22
切り取った夏- mizunomadoka自由詩311-5-22
平行- 大木円盤自由詩111-5-22
フリ- Seia自由詩211-5-21
竹の子馬- 八男(は ...自由詩211-5-17
ダークロード- 綾瀬たか ...自由詩211-5-16
深紫のひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*11-5-16
いちばん大事なこと- シャドウ ...自由詩3*11-5-14
もじの魚たち- 朧月自由詩611-5-14
地勢が、波の舌、波の騎馬で…- 石川敬大自由詩18*11-5-14

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