{引用=

絵具を溶く指から香るあなたの匂い。だから時々描けなくなるの。


滲み出す画面の先に春があって たまらなくなるから青色を塗ろう


大好きなふたつのものを区別する、わたしの ....
あの空はきっと誰にも描けない{ルビ薄紫=うすむらさき}のグラデーション 白き花 グラジオラスに 魅せられて ひろがる心 おさなごのよに いつだって留守電のままの息子たち声が聴けない寂しさは闇

バス降りる園児の声がよく響く日本の未来君らに託す

牡蠣フライフワッと揚がる瞬間に別れを告げたあなたを捨てた

赤い薔薇悪いイメー ....
気がつけば骨まで{ルビ柔=やわ}くなるようだカルシウムが少し足りない 心から信じてもらうということは
愛されているということでした



君のこと信じてるって言ったとき
嘘をついてる気分になった


生きていて大事なところで迷うのは
思い込みと信じる ....
ただ横に 在らせる冷たい 我が子ども 今問ふコレは heかitか

昨日死に 迎えた朝の 日差し見て 今問ふ世界の 変化の色を

人の生む ゴミ喰ふ烏を喰ふ野良猫 今問ふ流れる血は誰のもの
 ....
猫の背のまるみにそって春の陽が君をくすぐる、うたたね日和 ああっ、そういえば昨日だったんだよね

意図的に忘れてた訳じゃないし
これって何なんだろうね

「どうしてなんだよ!」
面と向って尋ねられたとしたら何て答えるべきかな

えっとさあ…
 ....
 
 
 
  彼が
 
  どんなに
 
  鈍感でも
 
 
  業を
 
  煮やして
 
  諦めてはいけません
 
 
 
  彼が
 
  どんなに ....
今日は神楽坂に行きます
ひかり、はベイビーです
休みを取っておそらく何年ぶりの人や
まだ見たことのない人や
知らない人と
セックスは月に1回
できればいいんじゃないかな
 ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
春、のような水脈を
五線譜に記したく


少年は
夜を鏡でうめ尽くす
そして、
怯え



柔らかな
こころに角が
生えるとしたら、

それは
芽吹いたばか ....
疲れてきたのかな?

女子マラソン観てたあの人がつぶやいた

どれどれとテレビの画面を見やれば
折り返しまで先頭グループにいた選手が何度も後ろを振り返った

背後に見えるのは何なんだろう ....
ちいさな声
まちがいでなく
そんな
気がしたのです

さくらの木の下で、
ぽつんと
咲きほころんだ
黄色いクロッカスの花に、
そこだけ、せっかちな春がやってきていました

“Ye ....
ちぇっ!

右肩に強い衝撃を感じたと思ったら
見知らぬ男のひとの舌打ちが耳奥にまで突き刺さる

ちぇって言われてもね

いつもと変わらぬおっちょこちょいだから
うっかり階段踏み外して捻 ....
          ぱんだちゃんになるんだったら
          くまより うさぎがいいな

          くまのぱんだちゃんは華々しく迎えられて
          テレビに出れる ....
たばこのヤニで煤けたリビングの壁に一箇所
まるで雪景色を穿ったような真新しい壁紙が気になる

あのひとがわざわざ買ってきては飾っていた
贔屓にしてる野球チームのカレンダー
縦じまのユニフォー ....
{画像=100104083022.jpg}


その時は
あなたのその手で いっそ
あたしを殺してくれますか

それができぬのならば
最初から好きにならずにいてください
恋心とい ....
 
 
夜半から降り始めた砂が
やがて積もり
部屋は砂漠になる
はるか遠くの方からやって来た
一頭のラクダが
もうひとつのはるか遠くへと
渡っていく
わたしは椅子に腰掛け
挨拶を忘 ....
一二の時まで、わたしは発光していました。

ちいさなわたしは
空き地のハルジオンの隙間に落ちていた
たくさんの欠片(かけら)を
拾い集めては、
序序にじょじょに発光していきました。
 ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
エシャレットを植えたのだが
ワケギと見分けがつかなくなった

どうでも
日本の食卓にあがるエシャレットは
ラッキョウに土寄せをして
軟白栽培し若採りしたものらしい

タマネギもペコロス ....
無い音が無い音のまま駆け廻る影より疾く影より疾く




花はただ花を呼吸し花に在るわたしたちでなくわたしらでなく




空つまみ冬を廻して雪を舐め夜を分 ....
ハワイは1年に3cmずつ
日本に近づいてるんだって
と君がいう
うん、いいね
とぼくたちは笑う

9才の君が
どんなに長生きしても
せいぜい3mか、そこら
それでも
いいね、とぼく ....
僕たちが狩りをするのは
生き残るためだったはず
いつのまに
狩りをするために
生きていることになったのだろう
などと僕たちが
思うはずもない
僕たちは今まさに
狩りをしているのだか ....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った

今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた

一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
白息に はしゃぐ笑顔は 何度でも 空に透かして 林檎のほっぺ


木枯らしが 染み入る午後は コーヒーを 暖房の前は 子猫専用


甘酸っぱい 君との距離を 思う日々 一緒に作ろう キンカ ....
息白くずっと頭を下げている
あなたのハゲは私がつくった


海水で血液製造するために
従業員を急ぎで募集


タコの血は青いんだって静かだな
たかが生理にいつもドッキリ


牛 ....
遠い君 思う瞳に 鶴映り 帰っておいでと ため息混じり
生田 稔さんのおすすめリスト(2168)
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