ひもじいといって、啼く蝉はいない

白亜紀の時代から
ひとはひもじい生きものだったという
そのひもじさに耐えて、恐竜から逃れて
生き延びることのできる生きものだったという

生きて
生 ....
拡散する
薄く透明に広がって止まない 大地は世界は 逗留するには狭すぎるから

陽光は優しく乾いた匂い 風の中に見えるもの それを慈しんで生きてゆきたい

心は風 すべての物の中に 僕は生き ....
東には青色の竜
南には赤色の鳥
西には白色の虎
北には黒色の亀

そして
中央には黄色の麒麟

日本橋の
中央には翼を持った麒麟が
鎮座している

かつては
五街道の起点 ....
闇を斬る月の光やテムズ川 仕事から帰宅したら タイマーでひんやりしているリビングに赴く
猫たちが 御主人様おかえりなさいなどと云わず
御飯くれ御飯!御飯!と絶対に云っている

暑くて疲れています

UVのパーカーを ....
豆御飯思考を停止させる美味

風鈴が白壁の街濃く染める

アイスティー瀬戸の小島で一休み
ご馳走になった
そらまめとエビスビールを思い出し

テトラパックのそらまめと
エビスのロング缶を
セブンイレブンで買って来て

ホタルしながら
ひとり送り盆

わたしも ....
盂蘭盆会オーダーメイドスリミング いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった

ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
01433/01433 YIB01036 萌木碧水 くるんとまるく(FPO同掲)/ 萌木碧水
( 1) 97/10/27 15:13





       
         ....
雨のなかの馬
時間さえ檻のなかに閉じ込められる
そっと名前を呼んだ
季節が過ぎて青いさびしさが満ちてくる


後ろさえ振り向かず駆けていこうとする
雫のビーズをまき散らす夢よ
どうか名 ....
「無防備」に後付けで着せる鎧は「便宜」である。 風の愛撫に
はらり ほろり
八重桜が泣いた

すらり と知らん顔
真新しい翅を輝かせ
トンボは行ってしまう

墓地への細道
静かな午後

まだずっと若かったころ
感性は魚のよう ....
きょうさびしいとか言ってごめんね

ごめんな

もう言わないからあんしんしてな


わかるから悲しかった

そらなのにありがとう


きょうさびしいとか言ってごめんね

ご ....
使い古されたこたつテーブルにCDや本を平積みにして、それらのもたらす光彩に自然な無関心で向き合い、もはや暑苦しいだけで役目を終えたこたつ布団のひそかな熱に足を包んで、私はいつもの部屋にいつもの姿で座っ .... 泳ぐ人々の
夢で見られた
歌の練習をした廃屋に
きみの写真が飾ってある
と言ってくれたっけ
でもそうやって
憧れているわけにもいかない
細かな雨をまとった電車は
地面の下に
郊外を滑 ....
夜中、雨音で目が覚める
キッチンテーブルで煙草を一本吸う
暗闇にたちのぼる煙に
一匹の黒い魚が遡ていく
勇ましいその魚影は
たぶんマラッカ海峡で
海賊たちと渡り合い
インド洋に出て行くの ....
浅い眠りから覚めて
声を聞いた
ようやく橋を渡りきったんだ
そしてあなたが待っていた

片手には宝石を
もう片手には駐車券を
その瞳にはあふれんばかりの
頑なな愛をたずさえて

溶 ....
厳密なる言葉は鋭く深く真実を抉っていきます
しかし鋭ければ鋭いほど
真実の的中率は下がっていきます

曖昧なる言葉は広く優しく真実を包み込みます
しかし優しければ優しいほど
真実を覆い隠し ....
どうぞ、おきにめすまま、とおりすぎてください。

ふたこぶラクダには好かれたく、ありません。

砂漠をすらすらあるいて、Oasisをみつけたら、カプチーノをひとつ注文しましょう。

棒はいっぽん。

 ....
ゆらゆらと

洗面器に貯めたぬるま湯

三日間

布団で眠る事が出来なかった髪の毛を洗う…。。

(普通が何なのか、解らない日々…。。)

ゆら・ゆら・ゆらり・ゆら・ゆらり…。
 ....
ほどよく生きる 風にまかせて
古木のように悠然と大地に根を深くはりめぐらせて生きれたら
若木のようにしなやかにすっくりと空をめがけて伸びれたら
どんなに素敵なことだろう

でもいまの自分のう ....
ほんとうに必要なとき



そんなことあるのかな

声ひとつ

さいしょから

いつでも覚悟していた


それくらい

練習のつもりで

声欲しくて

きょうさ ....
バーカウンターで一人呑んでいると

ひとつ空席を挟んで 右隣のサラリーマン風の男が言った。



「どうせ俺は会社の、一つの歯車に過ぎないからさ」と。



おいおい、冗談じゃない ....
のろわれたように
あらがいがたいねむりのむこうに
しょうじょがすなはまのすなのうえにすわり
くるぶしのかたさを確認するように
くつしたをぬぎ
くつしたのともぐいが心配ね
立ちあがってぱっぱ ....
水曜日のネコは
三日の過去と
三日の未来を従えて
アンニュイを転がしながら
モヒートを舐めている

三日の過去が未来となり
三日の未来が過去となることを
モヒートは気まぐれに教えてくれ ....
woo...
candy gun 拾った 甘いかおり
candy gun 落し物さ 誰かがきっと

candy gun おもちゃよりもきっと
candy gun おもちゃよりもずっと ....
赤い青い透明な そんなうみうしの声
ハローとは鳴かず それでも挨拶を交わす

やあ 調子どう 小さな貝殻とか
やあ 気分いいね さっきから さっきから

君はなにを見てるのかな ……
君 ....
幸せになりたい
くやしいときそうおもう

幸せの定義なんて
知ってて知らない

言葉にならできるとはおもうけど
私のそのときの幸せってきっと
言葉になれるものじゃあないんだ

言葉 ....
自分の死期を悟ったのか
男達は
走り始める
夜のアスファルト

一歩
一歩
重い脂肪を背負って

軋む骨格筋
あえぐ肺胞
追いつかない心拍
青ざめる前頭葉

なぜ彼は走るの ....
生田 稔さんのおすすめリスト(2173)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の日記_2013夏- たま自由詩34*13-8-25
拡散する- 梅昆布茶自由詩1813-8-25
麒麟- nonya自由詩23*13-8-24
闇を斬る月の光やテムズ川- 北大路京 ...俳句113-8-23
素朴の素描- 朝焼彩茜 ...自由詩19*13-8-22
アイスティー- 夏川ゆう俳句413-8-21
そらまめ- 鵜飼千代 ...自由詩12*13-8-17
盂蘭盆会オーダーメイドスリミング- 北大路京 ...俳句113-8-16
食べさせる- そらの珊 ...自由詩18*13-8-13
くるんとまるく- 鵜飼千代 ...自由詩9*13-8-4
雨のなかの馬- 石瀬琳々自由詩18*13-7-18
乙女- 鵜飼千代 ...自由詩6*13-7-1
墓地にて- ただのみ ...自由詩28*13-6-13
きのう- 吉岡ペペ ...自由詩313-6-13
血縁- 葉leaf自由詩613-6-13
黒猫- 春日線香自由詩313-6-13
孤独- 青園ルカ自由詩2613-6-13
二十歳- アオゾラ ...自由詩7*13-6-13
言葉の泉- かわぐち ...自由詩213-6-13
へそ曲がり角の電信柱から角がみえ隠れしていますが - 阿ト理恵自由詩8*13-6-13
おバケ- 梓ゆい自由詩3*13-6-13
ほどよく立ち枯れる- 梅昆布茶自由詩1113-6-13
必要なとき- 吉岡ペペ ...自由詩413-6-12
歯車とコレクター。- 元親 ミ ...自由詩1013-6-12
銀河- とつき自由詩413-6-12
水曜日のネコ- 草野大悟自由詩413-6-12
candy_gun- 黒田人柱自由詩113-6-12
umiushi- 黒田人柱自由詩213-6-12
11本目の指- 朧月自由詩413-6-12
ランランラン- 六九郎自由詩313-6-12

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