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蛍光色の空を
眺める
鳥の目も
蛍光色で
そこからしみだした色が
鳥の身体を伝い
なんだかいろんなものを
蛍光色に染め上げる

鳥はあわてて
蛍光色をついばむけれど
色とともに崩 ....
人間にあまねく破滅を。
そう願う刹那的な快楽は、雨の降る深夜の
一人きりの部屋の中にふさわしいとのこと。
要するに、吠え回る犬はだまらっしゃいということだ。

音のある集会場に集うのは、
 ....
銀髪の男はガラス張りの骨組みに四肢貫かれた死のイメージをしていた
青ざめた倉庫街で

少年が自慢の「戦闘機」で痩せた犬を追い回していた
青い塗装のマイクロサイクルで


よう、くそガキ
 ....
月を月と識別する為の所要時間が
日に日に大きくなってゆく

眼が見えなくなること
耳が聞こえなくなること
子供の頃はあんなにも恐れていたことが
次第に怖くなくなる

仕方の無いことだと ....
天窓から降りてくる自然光で
満たされた
新しいホールのエントランスで
君は未来の話をして笑っている

ただ与えられた職務を全うするだけの犬が
大理石の廊下に
爪の音を響かせんばかりに存在 ....
「加藤のヤツ、やにを塗ってないバイオリンみたいになっちまった」
三上の靴紐がゆっくりと結ばれてゆく
まっさらなカセットテープを再生するような精神状態の時は
靴紐を結んでいる味がしない
そしてそ ....
高層建築物の根元に椿が凍結している

定義されてしまった人間
表面は奪われてゆく
相互関係は失われるままに断片化されてゆく
体温のある調度はあるいはパック詰めされた精神

光沢のある闇が ....
「僕の知らないところで音が生まれ、消えてゆく、それが悲しくて」
水がしょんぼりと肩を落とす

喫茶店の2階テラスで
心臓の鼓動みたいに
雨粒が弾ける
音が聞こえない
窓のむこうのことだか ....
生田 稔さんの一般詩人-さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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