蛇口にもいろいろあんのよ
飲食店の蛇口はいつも元気で
小学校の蛇口はお喋り好き
公衆便所の蛇口は毎日がつまらなさそう
なんで私がそんなこと知ってるかって
旅好きな水から聞いたのよ

私は ....
車も誰も通らない夜の道
寝転んで空をみあげる

名前も知らない星々が
必死に光り輝いて存在を主張している

ふう と白い息をひとつ

天に昇る息は 人の魂か



昼間とは違う ....
二人並んで立っていたって
魚眼レンズならばキスが出来るデショ。

気が付いたら胎内に居たんだ。

ここはそう、愛すべき肉の中。
そしてこのオレは肉の塊り。
愛すべき肉の中の肉の塊り。
 ....
事の終わりが何処なのかを私は知らない。


知らずに笑う口元を隠そうともせず、
長い舌が這いずり回るは白い夢。


「キスが上手くなったね、」


それを教えてくれたのは貴方でしょ ....
?.

(じーっとお空を見上げている
 僕の屹立)


寝過ごして
宿酔で
テラスにでて
サボテンと一緒に
太陽をあびて

磨いていたら
人前で裸になることは
特 ....
夏少年の、硝子の{ルビ背=せな}に
せせらぐ
ピアニシモ

白い{ルビ喉=のど}の、滑るシトラスに
透けてゆく
アダージョ

戸惑う爪先の、細い苦悶
ふるえてゆく
アレグロ

 ....
おお
心してお聞き
いいかい

すべての花が散り行くまでも

おお
決して目を閉じるな
決して電話をするな

いいかい
そばには誰もいないこと

おお
あの忌まわしい
あ ....
揺れる緑の草
風になびく 気まぐれに
そんな姿を見ていると
なぜだか風が笑ってる様な気がした

根をはって 見えない土の奥深くで踏ん張っている
強く 強く 強く

揺れても良いよ
流 ....
今日も終わろうとしています
一つの終点に相応しい月明かりが
街を静かに照らします
無事に生きている事に誇りをこめて
掲げる祝杯で全てを許してあげましょう

皆から非難されながらも
生きる ....
海を眺望するために
首筋の汗をタオルで拭き、
どこまでも蝉の声に染まる山道を、
ふたり まだすこし歩く。

水気を含んだ草の色にさわぐ虫たち
土の匂いの蒸す、マテバシイの並木がつづくと
 ....
僕らはまだ幼かったので
瞼を閉じれば それで良かった

やたら暑かった夏に 背中で別れを告げ
昨日と明日の狭間で 浅い夢をみるまで

蚊取り線香が目に染みて
瞼を閉じれば 全てが無だった
「海まではあと2時間はかかるからスイッチをぜんぶOFFにしとくの」


扇風機だせば宇宙人がやってくる黒いかみのけ黄色いはだの

温泉は自宅の風呂とは違うからはだかの歌は真夏の空へ

 ....
もしも俺なら、
 殴られても 殴られても
立ちあがり、攻撃を止めることはない。
 だが、奴は嘆願し 鼻血を垂らし、
土下座し 床に頭を擦りつづける
 見たくもない顔で 泣きながら乞う、許し。 ....
近頃は
空 なんかではなく
携帯 で
繋がっている ようだ

さようなら と
甘味な浪漫に
別れを 告げねば
口をつぐむ

ちゃんと話を聞いてくれる人いないから



あっちから

こっちから

のびる糸

引っぱってより合せ

不恰好な糸つむぐ



近寄らないから

 ....
まちぼうけ

まちぼうけ

今日もあなたを まちぼうけ

そんなじかんは

あなたをおもう

今日はどんな格好かしら

なにを話して

なにをしようかしら

これからお ....
風は無い

私と
あなたのすき間には
いくつもの
透明な夜が並んでいる

わたしはマッチを擦る
あなたに語る言葉を
探すために

わたしとあなたが
共にいた時間を
つなぎ合わ ....
過去が染みる 黒く舗装された路面の 暗い粘りが、今しも
うごめき 波を打ち、群がる人々を蹴散らして 盛り上がる
ビルの高さにまで及ぶ累積した罪の記憶、破天荒な生の挑戦
あるいは無意味な天変地異か ....
おんなのこがおなかをすかせています。

おんなのこはおなかがすくと

ふきげんになります。

ははおやはそのことをしっていて

おんなのこに

すいはんきをみてて

といいまし ....
薔薇葡萄の里に帰りなさいと 初めて逢った妖精に囁かれ
甘く酸っぱい果実は 瑞々しさを放ちながら 小さくなった
雨滴したたり落ちる これは恵みの雨ですか
果実の素肌を滑る水
薔薇葡萄の甘く艶やか ....
夏の風が苦しくて しゃがみ込んで目を伏せた
風が止んでふいに目を開けると
波の上で躍ってる銀色の光が 近づいてくる様な気がした
その風は優しかった 気付いたのは日が暮れてからだった
ずっと会えなかったから
言いたいこと いっぱいあるの。
楽しかったこと 悲しかったこと 悔しかったこと。
でも 今までは いっつも 何か言い足りないまま お別れしちゃうから。
だから今回は 言 ....
顔で笑って 心で人をあざ笑う。
表情と本心 裏腹な毎日。
気付けば人の心の裏を読み
誰も信じられない日々。
牙をむき出しにして
いつだって臨戦態勢。
頑なに心を閉ざし
相手を見ようともし ....
喘息


白い天井
保健室

泣きたいけれど
泣けない身体

思い出す
風邪をひいて ベッドに横たわると

音だけもれてくる
清潔で淡い色合いのカーテンの壁

 ....
流星群のようなどしゃぶりの下

みるく色の傘のおんなと

革靴を濡らして駆け寄るおとこを

われらはまるで永遠のように見た
あいたい

あえない

どうすればいいのだろう

きょうの天の川はみえそうにないけれど

ぼくと あなたのあいだにながれる天の川は

おりひめと ひこぼしのあいだのよりも なんだか ....
理由は言えないけど
今日、僕は
世界で一番幸せ者だった。
でも僕は
幸せじゃない
だって

もしも今
宝くじが当たったとしても
僕は
お金なんか欲しくないから
喜ばない

人 ....
「本音」という言葉があるけど、それは「真実」とは限らない気がする。

例えば、ある人に「それが本音ですか?」と問い続けて言ったら、最終的には「分からない」と答えるだろう。

答えは、いつだ ....
時が過ぎ
私は今ここにいて
時は過ぎ
これからも
私はどこかにいるだろう
一条の流星が
あなたの歴史に似て
一条の流星が
私の人生に似て
時が過ぎ
確かに今
私はここにいる
夜 ....
鈍色の空の下で腕を伸ばせば
あの栄光にも届く気がしました
太陽が隠れている今なら
大丈夫なのだと誰かが囁いたのです

遠く近くで零れ落ちる水滴を
振り払う事もせずに
ただ虚空の先を探して ....
プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私は蛇口- 壺内モモ ...自由詩10*06-7-11
静寂- 稀月自由詩6*06-7-11
ただの肉の塊- 朽木 裕自由詩2*06-7-10
事の終わりが何処なのかを私は知らない。- 朽木 裕自由詩1*06-7-10
夏の裸- 水在らあ ...自由詩23*06-7-10
振幅する夏- 佐野権太自由詩14*06-7-10
地獄雪の女王- TAMON 10自由詩106-7-10
ゆらぎ- ひとみん自由詩3*06-7-9
- AKiHiCo自由詩406-7-9
入道雲_★- atsuchan69自由詩7*06-7-9
僕らは_まだ幼かったので- 士狼(銀)携帯写真+ ...11*06-7-9
【短歌祭参加作品】愛のない慈悲なんていらねえよ、夏- たたたろ ...短歌8*06-7-9
見たくもない顔_(18禁)- atsuchan69自由詩5*06-7-9
浪_死- FUBAR未詩・独白1*06-7-9
つぐむ- 蒼木りん未詩・独白306-7-9
まちぼうけ- 水青自由詩206-7-8
透明な夜を照らす- むらさき自由詩8+*06-7-8
暗い粘り- atsuchan69自由詩5*06-7-8
すいはんきのよこで- ブルース ...自由詩4*06-7-8
薔薇葡萄の里- ひとみん自由詩3*06-7-8
夏風- ひとみん自由詩5*06-7-7
Talk- 蛙の子自由詩206-7-7
獅子の眠る夜- 蛙の子自由詩206-7-7
保健室- しいこ。自由詩9*06-7-7
雲上の何気ない日常- 知風自由詩5*06-7-7
あまのがわ- 水青自由詩506-7-7
- mine未詩・独白106-7-7
全部嘘って言ったらどうする?- むらさき散文(批評 ...6*06-7-7
出立- TAMON 10自由詩206-7-7
In_the_rain- AKiHiCo自由詩406-7-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80