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死んでみたいな 
海を泳ぐように 空を飛ぶように
魚になって 鳥になって

だけどさ
 だけどね
  私は人だから
   背中に翼も無いし
     鰭も無かったんだ

死んでみた ....
おいでおいでって誘ってみる
こっちだよって手招き
僕と一緒に遊ぼうね

あすこで転がっているのは 犬
犬はさっき迄 生きてたんだ
犬ったら可笑しいん
僕がご飯あげたら涎垂らして
死んじ ....
結末を先に読み終えた
項を捲るのが怖くなって
途中で其れを破いたんだ

途切れた物語は其処で
時間を止めた儘
結末を知らない儘
灰に為って
この掌から旅立つよ

読まなかった事にし ....
呪いをあの人にかけてあげよう
神様に祈りを教会で捧げて
災難に見舞われますようにと
ロザリオを提げながら
十字架に祈りを

この胸の痛みをどうか
あの人にも伝わりますように
私だけを見 ....
硬いベットで独り仰向けで
見上げた天井は高く高く
腕を伸ばしても届かないのは
僕が出来損無だから、

灯りは点けないで
カーテンを開けていれば
月の光だけでも充分
青く照らし出されるは ....
心に在る泥濘 脚は重く
前へも後ろにも 行かせぬ
絡みつくは 赤い糸

思い出を流しましょう 
全て消しましょう

月のない宵に あの川へ
悪行を忘れられるように 祈るの

私が私 ....
憧れていた物は何だろう
キミといると部屋は広いのに
窮屈に感じてしまう
内側が小さく丸まってゆく

愛しているとキミは
何度も何度も言うけれど
文字が心に届かないよ

何も響かないの ....
小さな箱の底に僕はいるよ
産まれてきたのに
キミは要らないと言って
冷たい底に僕を置いて
軽く頭を撫でて
遠くへ行ってしまったんだ

どうしてかな
僕は知らない世界に独り
聞いた事に ....
キミと一緒に居る事で
あの日々が煌きを失うのなら
キミの首に手を掛けてでも
僕は守りたい
まだ今なら間に合うはず
だから、

その眼に映るのは
いつだって僕だけでいたのに
他の誰も立 ....
何も考えずに野菜を切っていた
夜には帰ってくるあの人の食事を作る
食べやすいように細かく刻む
水に漬けて灰汁を取り除く

塩で味付けをする
旨みが増すようにと
気付いてもらえないけれど
 ....
誰か私をここから救い出して

鏡を覗き込んで溜息
裏切られ裏切られても
尚まだ誰かを何かを
信じていたいと内側で願う

報われる日が来ると言い聞かせ
顔を上げては髪を掴まれ
キミの指 ....
落ちてゆきましょう
僕はもう自由になるのです
靴を脱ぎ捨てて
そう裸足で
底のない暗闇へ
光の雫を弾きながら

垂直に垂直に
風はいつだって僕の敵だった
髪を服を乱していたずらに
 ....
貴方の傍にいて最近
凄く怖くなるの
悲しい気持ちになるから
出来るだけ顔を合わせないように
泣き声も出せず殺して涙するの

ずっと一緒にいようと
約束したばかりなのにね
私たち少し何か ....
僕らしく生きてきたんだ
結果として周りに誰も何もなくなったって
これが僕が決めて選んで遣った事

蒼穹はいつも深く深く
ため息を吸い上げてくれそうな気がして
疲れた時はよく見上げたものさ
 ....
窓辺にそっと思うは過去の日々
風に靡くレースカーテンに
ひらひら揺らめく影のコントラルト
この四角い世界の外側へ行ってみたくて
思いをあの大樹に馳せては瞼を閉じる

知らぬ街へ駆け出す脚は ....
だんだん遠くなってゆきます
嘘を並べては崩すように詰め寄る眼
この心に貴方が少しずつ消えては
思い出に脚色をして語り出す唇

あのころはたのしかったですね
とてもしあわせでした
こくうを ....
今日から私が貴方の宝石になってあげる
その声で乞うがいいわ
愛して欲しいと叫ぶがいいのよ
そんなもの簡単に踏みつけてあげる
何て屈辱的なのでしょう

それでも私だけと思うのなら
追いかけ ....
毎日絶え間ない頭痛で
世界に膜が張り歪む
堕ちた先に在る温もりは
紛れもない僕のもの

布団に包まって溜息
じわり拡がる体温だけで
幸福を孕んでいるかのよう

今日も生きている
続 ....
陰口言うヤツはどうして
俺の前で堂々と文句言わねぇんだろう

卑怯だ卑怯だって僕達の前で
散々愚痴を言うじゃない
聞かされる方の事も考えて欲しいよ

君がしている事はアイツらと
どう違 ....
幼い頃の記憶はいつでも僕を
悲しい気持ちにさせるのだろう

無垢な笑顔ではしゃいだ頃
過ぎ去った日々をベットの中で
思い出して涙する

口に出す程でもない他愛もない
そんな日常だったの ....
壊れてる音がする
内側から崩れてゆく感覚
今まで積み上げてきた全てが
あっさりと

大事に育ててきた
それなのに
どうして、

ひとつの小さな嘘が
また小さな嘘を造らせて
僕はす ....
少しだけ気付くのには遅すぎた
これで已めて後悔はないと言える、
明後日はあまりにも遠くて見えない

いつの間に当然となった頃に
浮かび上がるキミの内側
ペナルティこれは僕に与えられた、
 ....
この心掴み取って差し出しましょう
透明なケースに入れて渡します
器は赤い薔薇の海に沈めてくれれば
全てを忘れられるでしょう

やり場のない感情を剣で切り裂いて
流した涙が滴り落ちて ....
いくつ部屋に散らばった欠片を
集めて抱きしめれば
キミと同じ感情を共有できる、

今日の喜びを昨日の悲しみを
どれだけ集めれば
キミと寂しさを判り合える、

いつか違う鼓動 ....
いつの間にか変な癖が付いてたんだ
あの人が手を挙げるだけなのに
僕は頭を庇うように手で隠れるような
そんな仕草を反射的にしてしまう
どうしてだろう? 

ううん、判ってる
ごめんなさい
たぶん僕はずっと幻を見ていたんだ
他人同士が仲良く集まって
微笑んで喋っているその内側で
交錯する真の思いを見抜けずに
見えない糸で操られた世界
そう僕はマリオネット

幻の ....
私にキミが敵うはずがない
いくら重たい鉛の鎖で縛ったって
こんなの飾りにさえならない
金属で心まで内側まで縛れるとでも、
小さな窓から差し込む陽射しさえ在れば
私はこんな屈辱など何でもない
 ....
もしもキミと出会っていなければ
忘れる事が出来たとしたのなら
今とは違う路を歩んでいたでしょう
時に神は試練を与え
何かを試そうとしているかのように

止まる事を許されない日々に
もうき ....
染まる涙色の虚空に
放つは壊れた思いが
キミに届きますようにと願って
誰か受け止めて
優しく受け止めていて
じゃなきゃ僕は砕けてしまう

立ち尽くして見上げれば
底のない ....

今日も天井の灯が部屋を満たします
もうここには来ないで、
キミにそう言いました
声がちゃんと届いていたかは
今となっては判りません
あの日以来
キミはここへ来なくなりました
これで ....
プル式さんのAKiHiCoさんおすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死んでみたいな- AKiHiCo自由詩111-5-8
遊ぼうよ- AKiHiCo自由詩110-8-3
悲しい物語の終わり方- AKiHiCo自由詩210-5-31
呪いの教会- AKiHiCo自由詩408-5-20
硝子の家- AKiHiCo自由詩307-11-2
復讐のうた- AKiHiCo自由詩207-10-30
もう終わりたい- AKiHiCo自由詩107-10-28
いらない子- AKiHiCo自由詩307-10-27
あの日、僕らの日々- AKiHiCo自由詩407-10-19
夕食の支度- AKiHiCo自由詩207-10-13
悲鳴- AKiHiCo自由詩107-10-13
赤い蜜- AKiHiCo自由詩407-10-9
孤独な部屋1人じゃないのに- AKiHiCo自由詩307-10-6
うそつき、- AKiHiCo自由詩407-9-15
まだ見ぬ街へ- AKiHiCo自由詩207-7-19
変化- AKiHiCo自由詩207-7-12
凍りの心- AKiHiCo自由詩407-6-17
頭痛- AKiHiCo自由詩307-5-17
愚痴- AKiHiCo自由詩307-5-13
夕暮れの公園- AKiHiCo自由詩507-4-28
桜の見る夢- AKiHiCo自由詩407-4-17
何かいい事ないかな- AKiHiCo自由詩207-4-14
薔薇依存- AKiHiCo自由詩407-3-13
睡蓮の在る池- AKiHiCo自由詩407-2-28
忘れたけど- AKiHiCo自由詩207-2-27
An_Imitation-機械仕掛-- AKiHiCo自由詩507-2-26
- AKiHiCo自由詩607-2-25
心に思う- AKiHiCo自由詩307-2-21
蒼に染まる- AKiHiCo自由詩307-2-14
凍る病室- AKiHiCo自由詩307-2-12

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