いま 欲しいもの

    アナタを満足させられる才能
狂うほど 心ねじれる想いごと


京都御苑にサファイアの雨
すし詰めの車内で私は玉子
握りの玉子じゃない
握りの横に添えられた 数学の図形に似た飾り物の玉子
入り口の支えに身を預ける
頭の焼印を日差しが照らす

不意に電車がカーブにかかると
バラ ....
あかいあかいいちご味
提灯に照らされあかいのか
キミと手を繋いでいるからなのか

みどりにすきとおるめろん味
夏の海にも似たこころ
私たちはまだあおいあおい

きいろくひかるれもん味
 ....
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな

ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで

そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ....
病院内で知り合った
女の子が

儚くなった

茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて

フリルやレースの
かわいい洋服を着て

いつも微笑を湛えていた
その彼女が

もうい ....
 あのオンナに負けないように イイオンナになりたいのに

 追いつくどころか 引き離されていく

 どうすればいいの?

 嫉妬するしかないの?

 運命を呪うしかない 第二恋 ....
どんな町にお{ルビ囃子=はやし}が鳴り響いて
どんな町で葬列が連なってんのさ
僕は家へ帰る
青と黄色と黄緑のガラス窓が
なにかしらハンマーで叩き割られて
キリキリ、と
破片が落ちてゆく床に ....
                        1. 雨

そういえば一度も
バケツをひっくり返したことなんて
なかったと思う
ああ
冷蔵庫を窓から投げ捨てた
ことがあった
そんな雨が ....
宝くじ
 当てたぐらいじゃ建てれぬか


   馬鹿か 浪漫か   夢、青閣寺
書きたいと思うのは
誰かに届く言葉ではなく
誰かに届けたい言葉

お気に召さなかったなら
反省はするけれど
スタイルは変えない

良い作品
悪い作品
選別され
格付けされる

 ....
微熱のオブラートにくるまって
君の背に揺られているよ
あれは月をかじる猿だねぇ
バナナと間違えたんだねぇ ハハハ
のんきに雲を指して笑ったら
君は熱を出すと元気になるんだな と
あきれ声で ....
私が生きている理由

この世に あなたがいるから
   立ちつくす
  出町デルタの亀の上

         右、高野川
左、賀茂川
うそは泥棒のはじまり
だったはずなのに
ひとは誰でもうそをつく

愛するが故のうそだからと
あのひとは
目も合さずにつぶやいた

その場しのぎのうそを重ねて

針千本の〜ま〜す
 ....
たぶん
わたしは退院したら

ポッケに手を突っ込んで
口笛吹いて

どこまでも歩いていくだろう

ポッケは空っぽ

だって
もう怖いものは
なんにもないんだもの

どこまで ....
仰向けになって
ずっと天井を見てると

なにか
いろんなものに見える

小さい頃の
熱を出した時のように

あの点とこの点を
くまにしたり
小鳥にしたり

だけど

点と ....
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
    軽く齧ったあなたとわたし


黒髪が胸にまつわり痛くって
    あなたを睨むそろえ前髪


爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
    指を ....
包帯 が
巻かれた
そこから
光 が差し込むのならば
身体いっぱいに
包帯 を
巻いてやれ
きみも 同じカタチに 見えているのだろうか?

きみも 同じイロに 見えているのだろうか?

きみも 同じセカイに 見えているのだろうか?


 たとえ もし きみが何も見えていなくても ....

駐車場で暮らす人と知り合いになった
駐車場の
車一台分に四角く区切られたスペースに
うまくお布団を敷いて
机を置いて
入れ替わり立ち替わりする車のヘッドライトを灯りにし
雨が降れ ....
ぽつぽつと
雨のように
私の体に入りこんでくる液体

ひと雫
ひと雫

数えるのにも
飽きてしまった

ゆっくり過ぎていく時間

1日
1日と

数えるのも
もう
飽きてしまった

明日は来なくても
 ....
うさぎが毎日ついてるお餅
食べてみたいな

きっと
ふんわりやわやわで
ほんのりあったかくて
やわらかな光を湛えてるのかも

だって
あんなに毎日
うさぎがついてるんだもの
私よりも

     綺麗で

          頭の良い人に


好きって言われたら

              どうするんだろう








 ....
{ルビ八咫烏=やたがらす} 鞠の神社に引き連れて

{ルビ金糸雀=カナリア}に勝つ想い高める
沈黙を背負って
靴底でぎしぎしと踏みしめる
切迫する、向こう側の山脈 
中腹をトラバースして呼吸を整える
眼下に河はながれ
山頂にだけそれがある
まぼろしのわたしを
まだ探している人がいるようで
それもまたまぼろしの
空気の環っかが生す群れ

拭けばガラスに付いたほこり
きえてしまうでしょ
身体にしみついた その影も
洗い流 ....
東風吹いて

「 松や竹より梅が好き 」


     上七軒に  水色の華
二人で歩いたこの道
独りだと涙で前が見えなくて
後を振り返る
手を伸ばしても触れるものは無く
過去と未来の境界線で動けない

貴方と私の時間は止まったまま
窓に写った景色だけが流れる ....
何回も聞き返されてしゃべれない
プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
欲しいもの- 北大路京 ...自由詩4*07-10-2
平安ブルー_10- 北大路京 ...短歌5*07-10-1
すし詰めラプソディー- 楠木理沙自由詩207-10-1
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無能- 風音自由詩4*07-10-1
嫉妬- 北大路京 ...自由詩5*07-10-1
大通りに、投げる- 水町綜助自由詩15*07-10-1
- アンテ未詩・独白8*07-10-1
平安ブルー_09- 北大路京 ...短歌6*07-9-30
ファックス- 1486 106自由詩7*07-9-30
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理由- 北大路京 ...自由詩7*07-9-29
平安ブルー_08- 北大路京 ...短歌3*07-9-29
うそ- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-9-29
口笛吹いて- 風音自由詩2*07-9-29
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神秘- FUBAR自由詩6*07-9-29
同じカタチ- 北大路京 ...携帯写真+ ...5*07-9-28
出会った人々についての話- 吉田ぐん ...自由詩23+07-9-28
ひと雫- 風音携帯写真+ ...2*07-9-28
お月さまのお餅- 風音未詩・独白1*07-9-27
worry- 北大路京 ...自由詩3*07-9-27
平安ブルー_07- 北大路京 ...短歌2*07-9-27
魯#5- はらだま ...未詩・独白4*07-9-27
私は幻- 唐草フウ未詩・独白7*07-9-27
平安ブルー_06- 北大路京 ...短歌3*07-9-26
止まった時間- @ショコ ...自由詩307-9-26
何回も- ささき川柳6*07-9-26

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