日本でホームレスであるということ
マズローの欲求でいう生理的欲求を満たし
安全欲求をかろうじて満たしているひと
かろうじてとは
安全欲求を完全に満たしてしまえば承認欲求のステージにいってしまう ....
ねえねえねえってば

私がパソコンの画面指差してるのに
あの人は我関せずとばかりに出かけてしまった

公園の桜でも眺めに行ったのかな

パソコンの画面に目を戻せば何だか騒がしい
う〜ん ....
マジャン と聞こえたので
えっという顔になった私に
中国人の友人は ジェスチャーをしつつ
マジャン と言う

なんとなくそのしぐさから
ああ マージャンね というと
日本では マージャン ....
どうも!ショートレビューをかいてる者です。

このあいだ用事のついでに新宿へ寄って文月さんの詩集を買ってきました。
「適切な世界の適切ならざる私」は、文月悠光さんの中原中也賞受賞作です。
せっ ....
かたおもい
しててもいいよね
こっそりと
ひっそりと
だれにも
気付かれない所に
咲く
タンポポみたいに
こっそりと
ひっそりと
いつまでも
どこまでも

おじいさんと
お ....
芸術性とは何を持ってそう呼ぶのか
芸術とは、分析、記号化、言語化、データ化 そういったものに対するアンチテーゼだったはずだ(少なくともおれの中ではそうだ)

ならば、「芸術とはなにか」を定義する ....
批判できることはすばらしいのだった
自分のキャラクターを確立して打ち出すことは必要なのだった
人格をひとつのキャラクターとして記号化することは必要なのだった
批判できることはすばらしいのだった
 ....
Englishman in New York が聞こえる
懐かしい香水の匂いが通り過ぎる
地下へもぐる階段で
地下鉄の隣の席で

自分の左手を見つめる
指輪がひとつ
そのほかはヌード
 ....
これって何かの間違いだったりして

夕方近くに先日面接受けた問屋さんからの着信
胸の震え抑えつつ電話に出てみれば採用しますの吉報だった

他の誰かと間違えていないよね

いつもの野良猫に ....
 
 
鳥かごの中で
小さなキリンを飼ってる
餌は野菜だけでよいので世話が楽だし
時々きれいな声で鳴いたりもする

夕焼けを見るのが好きで
晴れた日の夕方は
日が沈むまでずっと西の空 ....
 
 帰省前日、正確には当日だったかもしれない、とにかくそんな時間帯に俺は風邪薬(パブロン)を摂取してそれで寮にいた先生方、寮監に怒られていた。3錠からは覚えていませんすいません二度としませんごめん ....
詩って???

詩人とは何?

詩人は職業ではない。
詩人とは形容詞だ。
美人と同じようなものだ。

詩人は職業ではない。
詩人とは性格である。
貧相な詩には貧相な人格が透けている ....
ねぇ、
そっと
てをつなごうよ

ひざまくらで
ゴロゴロ
のどを鳴らしてごらんよ

そしたら
だれにも負けない
やさしいくちびるあげるから

今日みたいな朝は

君が恋しい ....
この世という巨きな檻で 
誰もがひとつの「非常口」を探している 
それぞれの足首に鎖でつながれた 
鉛の玉を、引き摺りながら 

背後から迫る炎の手の、一歩先を 
脇目も振らずまっしぐらに ....
そっと抱きよせ
髪をなで
唇を重ねる
何度もキスをした

全てが始まる。
ちょっと苦しい。
見返りを考えない
愛情を与える。

心を尽くし、体を尽くし
愛を捧げる
手をつないで ....
そうして
列車は燃え上がる火山の山腹を廻り
向かい合って座っていた僕たちの
車窓から美しく災害が眺められた
列車のドアから乗客たちが飛び降りていった
飛び降りては降りそそぐ炎のように水鳥を抱 ....
高架線の流れに押し戻されつつもドア際へ体を寄せれば
やがて天井桟敷の建物が左手に顕れる

夜勤明けの尻ポケットには馬券の束
そして耳に挟んだ赤鉛筆

「穴場に手を突っ込んだ勝負馬券は当然に ....
左折レーンにいた
交差点にしゃがみ込む人たちを見た
赤い小さな水たまりを見た
音声を風が運んだ
がんばって…
がんばって…
助手席の彼女が見たもの
人の言葉を持たない小さな生命が
消え ....
           子供の心を忘れない大人になるんだ
           いつもそう 思っていた

           マックで子供あつかいされるの 
           嫌だった
 ....
{引用=

縦にいっぽん白い線のはいったおなかが
すこしずつふくらんでいく春です

わたしの下着が汚れずにいたから
とてもとても不安でした
赤いものを疎ましく思っていたはずが
今はほん ....
思い出そうとして、思い出せないまま
思い出せないことを、思っている
みんなキレイで、神様みたいで、
キレイだってだけで、みんな神様みたいにきれいだ

季節が変わる/ハンドクラッピング ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。



まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
ときには素直に
夜の空の暗さをみる
ただ光がないだけの話で
じつは日中となにも変わらないように
ぼくの思うことも同じだ

々という文字を子供の頃
不思議に思った
それをつなぐだけで ....
光りがこぼれ
海鳴りが、さわがしい

海峡は、もう春の白波をたたえていました
モザイクのような潮の流れに
遠く、
アシカたちの群れる灯台の島は、にぎやかさを増して、
その鳴き声を潮風にの ....
鉄道都市にある高層ビルディングのてっぺんにて
皇帝ペンギンが一羽
光ったり消えたりしている。
(蛍みたいだ)
西方から見るといくぶん寂しげな東の巨人のなかで
光る皇帝ペンギンは真夜中の迷える ....
科学者風の初老の男に案内され僕は

たわいない冗談もいいながら気軽に

バイオハザードのそれかと思うくらい

深い地下まで降りて行く。

科学者風が見せてくれたのは

マグロ大の深 ....
手をのばせばつかめそうで
指のあいだからこぼれ落ちてゆくもの
きらきらと きらきらと
それは光っている 踊っている


   *


春の訪れ、光まぶしいこの水辺
まだ若い水草がさ ....
オレンジいろの豆電球
消さない理由は怖いから。
真っ暗にした途端
たくさんの目が
四方八方近づいて
わたしの醜いこころを
ギロギロ
睨み付ける。

家族と一緒に寝ていても
いくつに ....
わたし自らが灯となる時 
周囲の人の瞳の内に 
不思議なほど無数の灯が 
同時に ぱっ と、ともります。 
いつもわたしのまわりをとぶの。
彼らはイライラを運ぶイラ蜂さん。

スーパーで走り回る息子追いかけブンブンブン!
こたつ虫と化す旦那を背にしてブンブンブン!
兄弟喧嘩でブンブンブン。

 ....
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