消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
冬からようやく春になります
夜空がもう春になりました たぶん
桜がもう芽吹いています
知っていますか
東京、よりも半月も遅い


川の流れは順調です
これ以上ないほど順調です
その先 ....
生命の誕生は
その生物の意志と反して
この世に誕生する

二つのDNAが一個体となり
新しい魂を創り出す
運命のいたずらなのか
神による導きなのか

偶然なのか
必然なのか
この ....
にゃーん、と発情期の猫のようになるときがある。
しかし性的つながりだけが好きなわけではない。

私は思春期の頃から惚れっぽい。
惚れられると惚れる。
本能だったり、思考する脳だったりが愛を渇 ....
夕闇に
かみひこうき
投げて

どこまで
飛んでいって
くれるのか

思い

馳せる

季節は春めいても
頬を撫でる風は
まだ
冷たい



ふと
隣に居な ....
朝あなたをドアの外に見送って
あなたの「{ルビA=おにんぎょうさん}」は終わりです
すぐにアリバイ作り
愛しのあの人にお電話して適当な愛を吐いて

あなたが帰ってきて{ルビA=おにんぎょうさ ....
果てしなく続く欲望の渦に巻き込まれ
絶え絶えの呼吸をすることしかできない

KISSから始まって果ては体求め
更に果ててアルコールと嘘で塗り固めた
欲望に迷い込む

「止まらない」が口癖 ....
その日は
大切な人と永遠に
別れた日だった

早すぎる別れに
苛立ちを隠せなくて

一刻も早く
一人になりたかった

それでも
夜空は私を
一人にしてくれなかった

悲しく ....
私は後悔するだろうと思って
その言葉を言った

私は後悔するだろうと思って
煙草に火を点ける
煙に誘惑されて
あなたも不機嫌そうに
煙草に火を点ける

あなたはいつも
私の予想を超 ....
今夜だけ 透明になりたいなんて 体中に巻きつけた包帯をゆっくりと外して
{ルビ肉体=からだ}の全てを見せ付けて
ヒドク焼け爛れた火傷の跡が更に加速する

暖かく抱きしめてくれたあなたのその腕を
鎌で切り落としたのはあたしで ....
一年に一度だけ、
わたしと母は、海草をとりに、
江ノ島に向かう、
その途中に、枯れ木の門がある。
昔、「厚生病院」と呼ばれた場所の前を、
母の運転する車で通る。
信号待ちで、助手席から、
 ....
笑う度、に
何かが壊れていく


うまく笑えたか不安
ねえ、うまくわらえてたわたし


笑うたびに
私が消える


バスタブが
白く
白く
濁ってゆく
ラインストーンふた粒はがれた日のようにさよならって言ったほうが勝ちなの



彼氏くらいいるんでしょってモノグラムの財布撫ぜてるひとに問われる



ゆめのなかほんとうの家族に愛される ....
からだにはいつも火の精が住んでいて
受け入れる場所で炎を上げる
紅をさしたような君の唇からは
水の精がそっと頬を濡らす

「知っていますか、
 とってもやわらかいんだ。」

強く抱かれ ....
神様なんて居ねえんだよ
なあ、神様
夜があんまり深いので

きつい言葉を投げつける

「もうあわない。さようなら」

送ったそばから携帯が

手からも目からも離れない

きっと君は泣きながら

許しを請 ....
我思うに
平行線越えられぬ 理由は
単純に 其の黒き森にこそ
隔たりを視たのだと

其処で 遂ぞ改めを得た処で
目印が無く
迷いより脱せられ得る事も無く
寒風が 我を吹き付ける

 ....
たべてみたり

のんでみたり

みてみたり

さわってみたり


かんがえてはだめです


たべてみたり

のんでみたり…
どんなに苦しくても笑ってられること、
それが自慢でした。
笑えばつらいことなんか吹き飛ぶっておもってたから

でも今では、笑っていてもつらいって感じてきて、、
それが当たり前なのかもしれない ....
かぜをたべて
いきているとりを
たべて

かぜは
なんだか
かなしいきもちになった
階段を降りると
昨日よりふかふかしていて
昔のおじいさんの背中を踏んづけているような
申し訳ない気持ちでいっぱいになる
急いで二階からエレベーターに乗り
皆に白い目でにらまれるけど
 ....
地図は自分を作った男が好きだった
描かれた国は魔法の国おとぎの国
けれども土地を歩いて作られた地図だった

船乗りになった少女は少年に指輪なんて贈らない
それぞれの国のそれぞれの地図と
故 ....
入浴したての空

うーんと伸びをする

ひなたぼっこの空

うとうとと頭を垂れる

照れている空

また明日と呟く

オヤスミの空

キラキラと夢物語の中を踊る
 危険です真似しないでねハブクラゲつんと突付くと面舵転進
 道脇のガードレールに何気なくアカショウビンが止まっています

 真っ白なリーフエッジと砂の浜 引き潮どきの{ルビ美=ちゅ}らさ島々
 ....
愛であろうと
なかろうと

その光りのまばゆさに
私は未来を見る



私は未来に無知である
あるいは愛にも



しかしその光りが
私の深く溝まで
照らし出す時
 ....
へっぽこ
かみさま

きょうも
あっちで
ごっつんこ

どうやら
あいさつしようと
してたみたい

でもでも
むこうも
こんにちわって
きたもんだから
あたまと
 ....
色鉛筆で

ビー玉を描いてみようか



何時間かかるかな



水彩絵の具で

ガラスの瓶を描いてみようか


瓶の向こうには


瓶の陰が

ちゃんと描ける ....
ナイフよりも尖ったガラスの心
誰かの体を貫いて
声にならない悲鳴を上げても
助けてくれる人はいなくて

どんどん汚れていく身体と笑顔
気がつくともう今は笑えない
だんだん落とされてくあた ....
まちぶせた そのねつが
ニヤリとね ぼくにいう
とおまわり してただろ
そのとおり ひしがたの
たいようを さがしたり
くりかえす なみのはな
とめようと してみたり
うれいごと ひとと ....
プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白黒のフィラメント- 嶋中すず自由詩4305-4-18
閉ざされているような- フユナ未詩・独白12*05-4-15
- かなめ自由詩105-4-4
したい訳- たちばな ...散文(批評 ...3*05-3-30
白い紙、赫い影- 嶋中すず自由詩4505-3-29
少女A- 海美自由詩205-3-28
中毒者- 海美自由詩105-3-16
おつきさまの涙- クラウン自由詩4*05-3-14
66%- 自由詩3*05-3-14
なんて- ヤギ川柳205-3-9
涙のバーサーカー- 海美自由詩105-2-19
ペンギン- 光冨郁也自由詩6+05-2-14
- ゆう未詩・独白205-2-9
さよなら、人魚- 汐見ハル短歌605-1-31
想うからだ- たちばな ...自由詩705-1-4
- ミサイル ...自由詩304-11-19
ゆうぎ- ポロリ自由詩104-10-19
SKIN- 自由詩204-10-17
ただ- こむ未詩・独白104-9-24
どんなに苦しくても。- 翠茜自由詩204-9-16
風鳥(ふうちょう)- 草野大悟自由詩9*04-9-13
階段- たもつ自由詩1204-8-24
片隅に地図の幽霊- 小池房枝自由詩1*04-8-18
- 谷川美嶺自由詩1*04-8-1
ヤママヤーの島から- 小池房枝短歌5*04-7-25
未来- 松本 涼自由詩5*04-7-19
へっぽこ_かみさま- 玉兎自由詩5*04-7-18
映るもの- 蒼木りん未詩・独白2*04-7-11
壊れていくこの世界の全てについて- 海美自由詩204-7-8
遠回り- 松本 涼自由詩4*04-6-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80