男は地図を見て 右へ行こう と言う
女は風景を眺めて 左へ行きたい と言う

「左は遠回りだ」
「見て あんな綺麗な猫見たことないわ」

「遅刻するよ」
「今この時は二度とないのよ」 ....
「大丈夫だから
   心配すんなって」

そう 笑ってごまかす君に
言いたいんだ

「目が笑ってないよ
 それじゃ
 心配しない訳にいかないし・・・」

僕は
皆みたいにごまかさ ....
月に手を伸ばして
閉じた指を開くの

そうら 見えるでしょう?

指の隙間から
あなたの瞳を刺す色が
薄ら白い色が
小さく歪んだ円が

背を向けたら
伸ばした手も空を切って
細 ....
 


 青みがかる灰色の空
 春の若葉も静かな会話
 横断歩道 赤に変わって
 僕は止まる 息を吐いて

 思うことはたくさんあるが
 思っても仕方のないことばかりで
 晩御飯の ....
嫌われたら
嫌い返さなきゃいけないの?

別にいいでしょ
やっぱ
僕は好きなんだから
君が・・・

この気持ちは
誰にも奪えないんだよ

君に嫌われてたら
結構凹むけどさ
も ....
好きで好きで
たまらないのにさ

恥ずかしさとか
色んなもんが頭をよぎって
言葉になんないんだ

好きだよ
そんな一言すら言えなくてさ

一緒に歩いていて
君の手を握りかかった手 ....
ハトが一人
タカが一人
二人の間に生まれた子供は
フクロウ だった
フュ−シャピンクの海を
ティ−スプ−ンで掬う
小匙1パイの海と、二つの地平線

いらない?
そうなの。

エメラルドグリ−ンの海、
痩せた指の隙間から零れ落ちる砂

でもね
私に ....
みかん色 落ちたよ
夜はもうこんなに蒼だし
蒼はもうこんなに夜だよ
西に光って 鳥も帰るよ


冷える音 止まる音
ひとつずつあたたかく
めごい瞳に降り来るよ
ひとり ....
頭上に広がる空は 青くて
そこに浮かぶ雲は 白くて
沈み行く夕日は 赤くて
光り輝く月は 金色

生い茂る草は 緑で
舞い散る桜は ピンクで
咲き誇るタンポポは 黄色で
グラスの中は  ....
つぼみよつぼみ
恋い蕾

   密かに秘めたこの想い

つぼみよつぼみ
恋い蕾

   もうすぐ届くこの想い

つぼみよつぼみ
恋い蕾

   私はあなたを愛しています

 ....
ぼくは詩人

自分の気持ちに正直に
なるべくそのままを伝えたい
それはぼくの信念
それはみんなへの信頼

今日もまた

朝の散歩をしていると
登校途中の少年に出会った

うつむ ....
心軽やかに
ふわり失う
自失めがけて
春がくる

きみの背中を
ふわり見失う
欠落めがけて
桜舞う

涙ではなく
微笑ではなく
ふわり


行く


幻 ....
[hi−fi]

咳をしたあと
ひゅう、ひぅ と、
咽喉が鳴るんだと思った

きみは 背を震わせていたんだ
いつもそうやって


シーツのなかでつま先だけが冷えるから
それから眠 ....
甘い関係を望んだつもりはないけれど

私たちのやったこと

全てを救済していたのは

甘えだけだった

なにひとつ、言葉にすることなど

ないかのような

振る舞いを続けたけれ ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
水を与えなかった苗が
気が付けば枯れていました
水気もなく浮き彫りの葉脈は
以前は生きていたのだと
ここで呼吸していた事
それを私に知らしめているようで

私が忘れていたから
貴方は枯 ....
逢いたやあなたと浜千鳥
緋と思しき爪折れは
叶わぬ侭の夢吹雪
いつかなりたや恋女房


待てど暮らせど来ぬ文を
遠い都と香り立ち
揺れる簪 手の鳴る方へ
棗に忍ぶ 恋は霞と


 ....
雨が降る。
傘はいらない。

雨が好きな月もあれば、
雨が嫌いな月もある。

二月の雨が、
どちらなのか。

それはこの雨と、
君だけが知っている。

 ....
カンフルで突き刺して

(かわいそうだよみんな)

わたしは火種を弄ぶ

世界は全部私の玩具

(かわいそうだよみんな)

昼夜が曖昧かつ液化して、
最近7時を見ていない。

 ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
愛したいから愛されたい。君だけを。

でもどうしてこの願いは、叶わないのだろう?

「愛」というのはそんなに大きくて難しいの?

そんなに特別で、手に入りにくいモノなの?

君の愛 ....
凍てついた
道端に咲く
一輪の

花びら見つめ

「もう少しだよ」
ぼく、
で始まる作文は良くありません
と先生が言ったものだから

ぼく、は
とりあえず僕の事はおいといて
まるで明後日の方から見た事を
喋り出す

ぼく、は
ほんとの僕が見えな ....
雪が溶けるように
君のなかから消えてしまう

それは僕の意志でもなく


らいららい



誰かの春待つ鼻歌にも溶けて
 


{引用=fromAB
自分自身に従順になって
前を見ることを拒む
落ちた目蓋にかかる生ぬるい風も
あの日と同じではないと知っていた
いつからだろうか
夢を見なくなったのは

きみのぜんぶを愛したはずだ
ただ ....
君と出会いしこの坂に
金襴緞子の晴姿
内掛け姿の君の名を
誰が鳴かずにいらりょうか


袖振り合うも多生の縁と
交わす会釈もいとほしく
生まれし定めは違えども
つのる恋と咲き乱るる
 ....
{ルビ香辛料=スパイス}という宇宙なのです
すべてを包括していく宇宙なのです
包み込んでいくのです
溶かし込んでいくのです

カレーに国境はありません
たとえば、カレーまん
インドの ....
狂おしく 狂おしきままに
待ちわびて
結ぶ太鼓に散る花は
夢見の果てとあおぎみて


流れゆく 流るるままに
時すぎて
契りし思いに散る花は
あれは逢瀬とかえりみる


帰らぬ ....
蒼き夜空に裸体の桜
瞬く星に影だけ揺らす

オリオンの傾きが
その時を告げるまで

その腕に
無数の蕾を抱いて
むすんだくちびる
静かに眠る


 くちづけは
   春一番に
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