まさか

あいつに「愛してる」なんて 言ってないよね

もし そんなこと言ってたりしたら
きっと 笑っちゃうよ  笑いすぎて涙がでてきちゃったりね

想像しただけでも ....
新しい彼女できたら 目の前に

 見せつけにくる

  死ねばいいのに
暗闇
夜の間に
泣いた?

朝露になって
きらきら光る涙は

もうすぐ
こぼれ落ちそう

もう泣かないで
朝がきたから
雨水よ
天からの涙よ

集まって
どこへ向かうの?

わたしたち
人間よ

集まって
どこへ向かうの?
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哀愁を
 助手席に乗せ Jazzを聴く

  将軍塚へ

   深夜ドライブ
少し前

囁きのような
細かい雨を

あのひとが
帰っていった

ミルクみたいなしろい霧のなか
あのひとは今頃
眠りについて

どうか
やさしき夢に
包まれますよう

 ....
キミと一緒に居る事で
あの日々が煌きを失うのなら
キミの首に手を掛けてでも
僕は守りたい
まだ今なら間に合うはず
だから、

その眼に映るのは
いつだって僕だけでいたのに
他の誰も立 ....
美味しそうにゃ

食べたいにゃ

空 高すぎるにゃ

にゃごなぁ

このへんで一番高いビルの屋上からジャンプしようかにゃぁ

近所のスーパーに忍び込んで サンマを頂戴するほうが早いかにゃ

秋だからに ....
みんなが
願いごとを
かけすぎたせい?

叶えることができないから
消えてしまう星。

それとも
願いごとが叶ったから
かわりに消えてしまうの?

ううん

星が落ちるのは
 ....
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても

受け取ってくれる?
3 3 3
2 2

送信
のびきったラーメンなんて
食べたくないし
食べてほしくもないから
そう遠くない将来
広いキッチンの
我が家に
ただ
そばにいて
ドロドロの眠りから覚めて
僕は思った

こんなに深くまで
来るつもりじゃなかったのにな

きれいな水際で遊んでいて
ふと下を見た
薄い薄いガラスを
何枚も重ねたような
深い深い青
 ....
{引用=落花することに歓びがあるとするならば
目の前に横たわる海鼠状の災禍を受け入れてみたい}

あなたと
わたし
コロシアムと密かに呼び合う
誰ひとり立ち入ることの無い塔屋の片隅で
ふ ....
桔梗の匂いです
ほんのりぼかした地平線は
花のうねりが続いています
その上をすべる
乳白色 あおい月
輪郭はまだうすい


   夜はさらさら
   風はさやさや


月は花の ....
生首を抱えて逃げる 君はさしずめメデューサ
目を見てはいけない 目を合わせてはいけない
簡単に囚われてしまうから ね?

でもどうしてだろう 君の抱えているその首の顔
どこからどう見たって君 ....
あ、が悪意で
い、が意地悪で
う、が疑い深くて
え、が怨恨で
お、が汚染で

そんな世界じゃなくて

あ、がひろいひろい「アイ」で
い、が色鮮やかで
う、歌声で
え、が笑顔で
 ....
ドアは止められるけど

きもちまでは
止められない

バーン!って
ぶつかりたいんだけどな

気持ち止める
ストッパー欲しい
コーヒーが
  恋人代わり
     8年目

 清水焼のカップ片手に
青いテレビ画面に 手を突っ込んで
すましたニュースキャスターを握りつぶした

気を紛らわせるために 野良犬を呼んで
お酒を飲まして 初めての夜を捧げた

 尻尾を振り乱し 飛び ....
夜更け
流れ星がみたくて
窓をあけた

見上げれば
夜空は雲に覆われて

街は静かに
眠りについていた

雲は
晴れることなく
夜空を守り続け

あの雲の上では
きっと
 ....
てるてるぼうず

晴れやかな明日を
約束してくれる

てるてるぼうず

かわいいのに
首から吊すなんて

かわいそうな気がするの

だから

置いとくだけで
お願いしよう ....
あなたも
外に
出たいのね

きっと

少しだけ開く窓から
あなたは外に
舞い降りて

そう
せめて土に還って

たぶん

真っ白なその色が
土と同じ色になる

大 ....
ちいさな
陽だまりが

こんなに
たくさん
君が他の誰かを好きになれば

食事は喉を通らず 眠ることもできない



    それで死ねる

    きっと 死ぬことができる
ふたりの仲は
今が最大の{ルビ危機=ピンチ}

洗いたての洗濯物を干しながら
ピンチで止めていく

ふたりとも
洗いたてには
もう
戻れない

ピンチでとめることも出来ない
き ....
乾いてゆく風があった
薄れてゆく光もあった
綺麗にされた夏だった

目の前に拡がる
どこか懐かしい景色に
なぜかふるい歌を思い出し
海に腕をさし入れる
かなしみが群れているのは
きっ ....
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