長く暗い道を歩くときは
壁に標を残しておいで
忘れたら帰り方さえ分からなくなる
とっくに淋しさなんて通り越した
薄ら寒いだけの街の骨董屋で
ひび割れた器を探している

清潔すぎて
 ....
あぜ道にはよもぎの群れ
なつかしい香りがきて
足をとめ
瑠璃色の頂をあおげば
中空にひびく 
ひばりたちのクーラント


くり返されて
増幅されていく営み
遠ざかったもの
遠ざけ ....
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている

若者たちが集まって ....
死んでみたいな 
海を泳ぐように 空を飛ぶように
魚になって 鳥になって

だけどさ
 だけどね
  私は人だから
   背中に翼も無いし
     鰭も無かったんだ

死んでみた ....
ふせていた目をふと、上げた 
窓外の庭に 
今年もわすれな草の花々は 
空の太陽に向けて 
青い小さな笑顔達を咲かせている 

去年の今頃は
杖をつき、背中を曲げて 
わすれな草の花々 ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
その日の記録。

 宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
 ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行っ ....
{引用=
海面からみあげるとこんもりとした森が公園である
ブランコと藤棚のフジ
それからベンチ
蛇行しながら遊歩道の鎌首をもたげる
ぼんやりした外灯がともる
雨ざらしの石段をの ....
白く降り止まぬ豪雪に立ちつくし
枝は のしかかる重みにバリリと折れ
春の澄み切った青空の下

まるたんぼうになって
根はネズミにかじられ
もう売り物を実らせない

切り倒され処分される ....
{画像=110417051719.jpg}


足下の明かりを踏んでいる

私は歩いていた

その舗装された道では
所々に白い線が引かれ
アクセントとなって
景色が次々と切り替って ....
ある日何かが落ちてきて、
頭に当たった
痛い、凄く痛い
地面に落ちた音がして
そこを見ても何もない
手を伸ばすと 感触だけで
これが何だかわからない
何が何だかわからない

不思 ....
 川面で光の魚がはねている
 春と霞を点描で描くのはぼくではない

 土手の並木の樹勢のなかを
 グングンふくらみ育ってゆくもの
 ふくらみみもだえて勢いを増してゆくもの
 樹 ....
上澄みの中を泳いでいた
透明ではなく薄く白濁した温い水の中を
紅い尾鰭をゆらゆら振って
指差すふくみ笑いを払い退けて
腹の下に感じる見えない水底の冷たさに慄きながら
ゆるんだ流れに身をまかせ ....
朝が来た
すべりこむように穏やかに、
それでいて凄いはやさで
朝が来た
それがどのくらい奇跡的なことかを
きみはもう知っている

つるつるの空は
今日を浮かべている
そのしたに何が起こるかはだれもわ ....
気がつくといつも指先がただぷちぷちと沈黙をつぶしていた。

はずかしいことばからもじもじと指先から落ちてゆくものだから。

いま眼球に接岸されたなみだがセカイに ....
アトリエの薔薇に芽がついたよ
花が咲くころ
君に送ろう

その時は、いつか
この春の、
すぐ後にあったのかもしれない
たった今、過去になった太陽

自分の為にすることが
誰かの為で ....
嘆こう
いつか早朝のラジオで聴いたんだ
「前半しっかりと絶望すること。
 それが復活や飛躍への、ステップになるのです」
私たちの脳は生きるために
絶望と絶頂を繰り返す

友だちが教えてく ....
私には、物事の正しさ、何かしらの真理、確信、誠を、得よう
それらに、近付こうという、考え、向上心が、ありません。
出世や裕福さ、社会的に、自らを高めようという、生活意欲が、ありません。
何一つ自 ....
小さなものたちが
それぞれに
自らの場所で躓いている
その中に僕も君もいて
むすうの僕と君が
それぞれに
自らの小さく見える
けれどもほんとうはもっと大きい場所で
同じように躓いている ....
 今夜のチャリティ朗読会を終えた僕は、家路に着く夜遅い電車に乗りながら、今夜Ben’sCafeに皆で集った「チャリティ朗読会」の意味を、感じていました。
 朗読会を終えて、ジュテーム北村さんがかた ....
声と言葉のパフォーマンス、PPWを主催している。(PPWについては僕のフォーラムのHPを参照してください)
また、同じ場所で服部剛さんが主宰しているぽえとりー劇場や、別の場所で催される詩の朗読会で、 ....
 これは小説とだれかが言えば小説になり、これは詩だと言えば詩になるなどと戯けたことが通用したのでは裏社会の論理と同じではないか。唯一神の御託宣じゃあるまいし、そんな無名性の内にあるだれかの主観だけで、 ....  『ハートキャッチプリキュア!』は、2010年の2月から1年間、ABC・テレビ朝日系列で放映された女児向けのテレビアニメーションである。おおむね中学2年生の少女らが、魔法の力で「プリキュア」に変身し、 .... こんにちは。詩のレビューをやっている者です。

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