エメラルドの長靴
両足で小さな湖にダイブ!

見上げる階段の先
そう、あれはお母さん

足跡が小さくて
雨粒も小さくて


ルビーのミュール
片足で深い海をジャンプ!

見下 ....
やっと、
波が来た。
ヤセイに満ちた、
笑う波。砕けてさらに、
あざ笑う波。

細胞
細胞が闘えという
波と
海と

アフロのカマレラもニカッ

親指立てる
走って帰って ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価

浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
「生きている事」が

脆く儚く強く美しく

素晴らしい事を知ったとき。

僕は不意に涙を流す。

この感情を僕は知らない。

生まれたての子どもも

老いて朽ちて行く老人も
 ....
暗い窓枠の隅で
夏虫が遠慮がちに
ヂィリヂィリと鳴いていて

OA機器の明かりは
てんでばらばらに部屋へと落ちる

何故か
貴方を思い出したんだ

まだ髪は黒くて
桃色の膨らんだ ....
満月ぽっかり
いや
ぽっかりじゃないな なんだか
もっと

おろーん
満月おろーん
いや
しかし

おっきいなあ今夜のは
なんだかおまえに食べさせたい
イグアナに
イグアナの ....
私は事故の翌々日で頭も痛ければ吐き気も酷い
首は軽く鞭打ちで背中の打撲も痛い痛い痛い。

君はといえば、酷く腰を痛めているところ。

どう考えたって、
デートなんかしている場合ではないけれ ....
この時期になると何故だか「サウダージ」聴きたくなるのは何故なのだろう

「No Lady No Life」だとケツメイシ 聴きつつ「{ルビ恋の技法=アルス・アマトリア}」読む

バンプ・オブ・ ....
青い 朝爪
くとん と
葉の 胸

黄緑 透ける脈

まだ
まぶしいの

月に
あずけてた 
から
あなたに会うために
歩いてく道すがら
蹴飛ばした石ころは
転がって
側溝に落ちた
二羽のカラスが飛びだして
山際に沈んだ
見上げると
雨雲が送電線に接触して
発光している
あなたは ....
この街を 

この部屋を

この身体を

昏々と

眠らせるのは

夜では無く 

淋しさだ
途切れた夏の感触
暑さにのぼせて
不意打ちをくらう
手を伸ばした先に
何があるのか
届かない光が
闇なのかどうかも
揺らぐ想いが
邪魔になる
誤魔化しただけの
答えの
蓋を開けた ....
本当はセリカがよかった
が、人気車には、やはり手が届かなくて
中古車屋のおやじに勧められるまま
同じエンジンだというコロナにした
家に帰ってよく見ると
左のドアが少しへこんでいた

―― ....
紫陽花と雨の溶け合う{ルビ夜=よ}の薫り狂気の足取り海に沈まれ あした
忘れてしまうのならば
濡れて帰ろう

あした
思い出せないものを
濡らしておこう


あしたも
忘れてしまえないものと
濡れて帰ろう

また
思い出してし ....
畳に敷かれたうすっぺらい布団
聞こえるのはあなたの寝息だけ
あんなに言い争ったのに、あなたはいつの間にか夢のなか
あたしはまだこんなにも悲しいのに

くやしくなってあなたの背中に文句をい ....
げこげこげこ
かえる時間の畦道で
夕やけこやけ
身を焦がし染まっているのは
女子高生

夕やけこやけ
鍵っ子寂しくつく家路

夕やけこやけ
セクハラオヤジ
今度やったら訴えてやる

夕やけこやけ
また明日
悲 ....
道にカラスの羽が落ちていた
とても丈夫な羽で
とても美しい黒だった
懐かしい匂いがしたので
部屋に飾ろうと思い
拾ってかえることにした

なあカラスよ
イソップ物語の『おしゃれなカラス ....
雲は薄い水彩画
静まる街の片隅でそれを見上げる

風は止まない

誰かが植えた大きな木の葉が
不規則に踊り続けている


ふいに灰色の鳥が目の前の枝にとまり
世界のニュースを告げる ....
黒猫 道で倒れている
わたしは黒猫 抱き寄せる
黒猫はわたし 抱き寄せる

黒猫 血を吐いている
わたしは黒猫 さすってる
黒猫はわたし さすってる

黒猫 風にじゃれている
わたし ....
真昼の公園で木漏れ陽を浴びて 
癒える筈のない悲しみのことを考えていた 
ときおり吹き抜ける風はすこし熱を帯びて
客待ち顔のアイスクリーム売りの老婆の 
麦藁帽子を踊るように撫でてゆく 
 ....


父は
生まれた時から
わたしの父であった

母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた

父は私をお ....
ずっと前から知っていたね このときが来ること
近づくたびにみんな 知らないふりをした
放課後を知らせる音 オレンジの空の下
アルバムにしまいきれない あたしたちが歩いている
それぞれのレー ....
夜が ひろがり
のばしきった 手のさきに
星をつける
道から はずれたひとが
砂に ぬかずいている
寝起きは、不機嫌
な ぼくなので、
世界の終わりの
ような顔をして、
何もかも、どうでも
よくなっている。

なので、

ぎゅ ぎゅっと 後ろ
から だ きしめて、
さらりと キ ....
店長ー
てんちょおう
あまり
「人件費、人件費」
とか言うなよお
まるで私を
辞めさせたいみたいじゃないか

不安だよお
不安だよお
ふあん、だから
こんなバ ....
僕たちがパズルだったら良いのに
そうしたら擦れ合うことも
痛むことも無いのに
こんなにも寂しがる必要も無いのに
ピッタリ枠に嵌れたなら
そのままずっと 固定されるのに

見えないものを
 ....
キミ。


分かってるでしょ。


キミとはエンガチョ、


とっくの昔に。


プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダイブ!- かさね自由詩306-6-14
ヤセイ- 水在らあ ...自由詩9*06-6-14
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イグアナで待ってるぜ- 水在らあ ...自由詩8*06-6-13
キス- 朽木 裕自由詩3*06-6-12
恋の技法とサウダージ〜Music_on_575- AKINONA短歌306-6-12
渡らせ夜- 砂木自由詩9*06-6-12
半透膜- iloha自由詩8+*06-6-12
眠り- 松本 涼自由詩406-6-11
眩暈- 蓮見自由詩406-6-11
描いた青の軌跡は- 佐野権太自由詩16*06-6-11
梅雨- チェザー ...短歌3*06-6-11
雨にさらわれたあしたへ- AB(な ...未詩・独白506-6-11
寝息- 万里自由詩406-6-11
夕暮染闇初夏之下校時間- ふくだわ ...俳句406-6-10
みんなの夕やけこやけ- さくらほ自由詩10*06-6-10
カラス- 壺内モモ ...自由詩11*06-6-10
曇り空- 松本 涼自由詩9*06-6-9
黒猫- アサリナ自由詩7+*06-6-9
夏至点- 落合朱美自由詩37*06-6-8
- さくらほ未詩・独白11*06-6-8
桜咲く前- 蒼依自由詩406-6-8
そろもん(キャラバンの話)- みつべえ自由詩706-6-6
あるいは、朝日か、チョコレートか。- 葛西佑也自由詩17*06-6-6
アルバイト- 壺内モモ ...未詩・独白2*06-6-6
恋愛パズル- しいこ。自由詩8*06-6-5
タニン。- よーかん未詩・独白1*06-6-5

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