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最近よく君のことを考えていてなんでだろうと思った
そうかもうすぐ命日だね
行こう行こうと思いながらいつもぐずぐずしてしまう私は
よく観たい映画を見逃したり
行きたい展覧会に間に合わなかったりす ....
物憂げなまま空は逝く

少し濁ったように雲がかかった夜の空
ベランダにいる私の吐息は白く
素足はどんどん冷えていく

云いたいことは山ほどあるけれど
どれも言葉にはならなかった
思うこ ....
貪ることは生きること。

あの光りの向こうに僕の意識は分解されて、
あぁ夏が終わる。

しゃり、と踏んだ砂浜に手を翳しても弱まらない陽射し。
ぶよぶよとたゆたう海が行きつ戻りつを繰り返す。 ....
配管図 時間軸のずれ
雨の日の秘密

フェティッシュの猫 凍える息
崩れ落ちる、その残骸

繰り返す痛み それは素粒子のように




きこえないふり 見ないふり

嗚呼なん ....
酸素と染色体を使うことで蛋白質を
透明に軟骨を青に骨を赤に染め上げる透明骨格標本。

私、これに成りたい。

人間は汚いよ
臓器も醜い
だから骨に成りたいとずっと思っていた。

透明 ....
左肩が重たいよ 痛い痛い これは誰の哀しみ?
痛みは巡り巡ってやがて心の臓を突き刺すのだろう

他人の絶望なんて知ったことか
そう思うのに今泣いているこの涙はなんだ、なんなんだ

自分が自 ....
本当の声でわたしの唄は届いていますか?
届いているかなぁ

…届くと、いいな

生きることや死ぬこと
それが何を意味するのかなんて
本当はよく分からない

けれど私は生きていて私達は ....
哀しみが繁殖する
人間なんて誰もがひとりよがり

この哀しみを持つ生き物を
強く強く抱きとめていてよ
どんなに遠くにいても心が還る場所が
私にはあるんだって思わせていて

繁殖を続ける ....
都合のいい言葉ばかりが自分の耳には残るんだ
私は好きでいてもらえてるって
生きていてもいいんだって勘違いして

人を嫌うことにエネルギーを費やすことが嫌で
出会う人みんな大好きで
嫌いだっ ....
現像液にひたしても現実は定着せずに零れ落ちた

ねぇ私、生きてるよって
この血はこんなにも叫んでいるのに
自分が今、此処に生きているのかさえ分からない

モノクロォムの罪と罰
暗室で君と ....
祖母は厳しい人だ
でも私にはいつも優しい
子供の頃一緒に住んでいたけれど
怒られた記憶はあまりない

とてもせっかちで歯に衣きせぬ物言いで
厄介ごとを集めてしまうような人ではあるけれど
 ....
魚 魚 死んだ魚
ホルマリンに沈む倦怠

忘れられたあの日の理科室

君、のことが好きだったのかどうか
今となっては分からないけれど
クラスの人気者だった君がどうして

私を好きにな ....
いつか失うものははじめから決まっているのかな

うつむくと涙が出そうで上を向いても涙が零れそうで
とまらない涙を風で吹き飛ばすことにした

ウォークマンには斉藤和義
買ったばかりのフルフェ ....
セーラー服の袖から猫が出て行った
私は体温が低いから寒さに耐えられなかったのだろう
足下の雑草に霜 しゃくりと踏んで猫を追う

路地裏を右に左に見失い
しまいには何を追いかけていたのか分から ....
夏の宵に火をくべて
お帰りなさい お帰りなさい おじいちゃん
帰るうちはここだよ 間違えないでね

大好きなおじいちゃんは私が3つのとき亡くなった
お盆に亡くなったからおじいちゃんは大変だっ ....
頭痛で目が覚める。気分は最悪だ。
俺は起きなければならない時間を15分超過して起きる。
訳も分からず叫びだしたい。くそったれ!
ドクドク跳ね上がりそうな心臓。
目を瞑ればザァザァ血が流れる音が ....
私はもう死んでしまったの
時間なんて必要ないわ
でも魂がきえるまで
どれくらいかかるのかな

生きていたって死んでいたって
関係ないよ 私は私

肉体という容れ物はないけれど
まわり ....
人は忘れる生き物だから
私は今 精一杯 貴方を愛すよ

口付けて抱き合って
貴方を想って泣いて泣いて泣いて
貴方に想われて泣いて泣いて泣いて

人が生きてるって尊いって思う
等身大の自 ....
通り過ぎる町並み もう君は埋めた

君の意識はずっとずっと深い場所
深くてあたたかくて少し暗い場所

もう、いいんだよ

無理してまで笑わなくていいよ
辛いなら泣いて泣いて泣いて
ぼ ....
あかい爪から夕焼けにじむ
嗚呼、もう満ちてしまうから

呼吸をひとつ
決して後ろをみないこと
怖いと思えば取り込まれる
気を強く持つこと

廃墟には人ならぬものが住む
見えないから ....
き きいていて
み みみをあてて胸の鼓動
の ノイズがかった心拍音
こ こころがドキドキするんだよ
と 遠くに君をみつけるだけで

あ あいまいな今日は
い いつだっておぼろげで
し  ....
雨の夜って好きだなぁ
ソルティドッグ片手に呟く夜中の二時
ベランダの手すりには雨粒がいっぱいで
むきだしの足のウラに冷えたコンクリィトが気持ちいい

夜って水の底みたい
キレイに澄んだ水の ....
電気をつけないままの部屋で だらり 弛緩
久しぶりの死体ごっこ

死体の損壊状況は脳みそが酷くただれている位
胃の内容物は八海山と寒梅、久保田
最後に電話で話した人物は元バイト先の先輩
ホ ....
バイクが壊れた夜 赤いスピードメーター
まわらないエンジンキー 雨
赤い三日月からしたたってくる涙は一体誰の

ミラーがシートが血に染まって
私が私が千切れてく

死にたいと思う身体
 ....
その優しさ、砂糖菓子の甘さ

日常が不完全すぎて隙が出来てしまうんだよ
自分の逃げ場を作ってしまうようで嫌なんだ

甘えてしまえば依存する
そんなのは嫌 嫌 嫌

その存在が意識に無意 ....
耳を塞ぐと聞こえるんだ
自分の鼓動 命の脈動 神経系統の音
音が音が聞こえるんだよ
君の君の君の声が

「君はどうして僕を愛してくれるの?」

「どうして、ってそりゃあ君が珍しいサンプル ....
モノトーンの殺意に時折襲われる
自分自身への殺意

死はゼロか?否。
肉体が消えたのならゼロには限りなく近い
だがそれは別次元であって
生まれる前に時が戻ったわけではない

「それ」は ....
4年は乗っているバイクのNランプがつかなくなった
あれ?と思っていたらブレーキ灯もウインカーも
つかなくなってしまった

バイク屋のお兄さんが云うには
何処かの線がぷっつり切れているらしい
 ....
上品なうぐいす色をした、ふわふわの翼



雪降る前の寒々しい日、
びうびう風は吹き荒れて、
いつもにぎわう公園には誰一人いない

空を仰げば揺れる電線、
どんどん雲は流れ流れて、
 ....
背中が無防備すぎるから
思いっきり蹴りたくなるんだ

気持ち良さそうに伸びをするから
ボディーがガラ空きだぜって
思いっきり殴りたくなるんだ

平手打ちで頬にもみじ作りたいなぁ
死角か ....
プル式さんの朽木 裕さんおすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それが君への私の気持ち。- 朽木 裕自由詩110-12-23
命ある限り君に- 朽木 裕自由詩310-12-23
夏の終わりに- 朽木 裕自由詩2*10-9-16
不確かな夜- 朽木 裕自由詩210-9-16
透明骨格標本- 朽木 裕自由詩2*10-8-25
これは誰の哀しみ?- 朽木 裕自由詩2*10-8-25
唄いたい- 朽木 裕自由詩110-7-31
バクテリア- 朽木 裕自由詩110-7-8
初期衝動のような、- 朽木 裕自由詩210-6-17
この血はこんなにも叫んでいるのに- 朽木 裕自由詩2*10-5-12
きずな- 朽木 裕自由詩210-4-16
忘れられたあの日の理科室- 朽木 裕自由詩110-4-13
前へ- 朽木 裕自由詩2*10-4-8
冬の気配_秋の死- 朽木 裕自由詩4*09-11-23
祖父の白百合- 朽木 裕自由詩409-10-11
疲弊しきった身体は何を生み出せるのか道に転がる蝉に問う- 朽木 裕散文(批評 ...209-8-14
遺影少女- 朽木 裕自由詩209-8-12
ねぇはやく灰に成っちゃえばいいのに、- 朽木 裕自由詩509-7-21
ハロー死神- 朽木 裕自由詩2*09-6-6
7.廃墟の住人- 朽木 裕散文(批評 ...2+*09-6-4
きみのこと_あいしているよ。- 朽木 裕自由詩209-5-25
雨の夜の底で- 朽木 裕自由詩6*09-5-16
死体ごっこ- 朽木 裕自由詩408-5-18
フルスロットル- 朽木 裕自由詩208-5-4
6.背徳のプレリュード- 朽木 裕散文(批評 ...108-4-17
5.緩火と太陽- 朽木 裕散文(批評 ...308-4-12
遠い産声- 朽木 裕自由詩208-3-31
点滅不全- 朽木 裕自由詩5*08-3-6
一羽の鶯の命日とも呼べる或る冬の日- 朽木 裕自由詩2*08-2-13
君が悪いんだ- 朽木 裕自由詩4*08-1-31

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