小さな
天窓から
刺す光

この光が
こころを
蘇えらせてくれるのか

この
切り取られた空が
馴れ合いでニコニコマーク苦笑い 夜明け前
神々の気配が
冷えた大地をわたり
静かな{ルビ洞=うろ}に届けられると
指さした方角から
蒼い鼓動が、はじまる

やがて
優しい鋭さをもって
崇高な感謝があふれだすと
う ....
住吉公園でボーっとしていて、
やはりこの公園に特別さを覚えた。
小川に見立てた水路から
湖に見立てた池に水が流れて、水流が起きる。
そこに風が吹き水面が水流の方向を乱す。
大きな鳥が池に悠然 ....
明日もし

 京都が海に沈むなら

  鈴虫寺で バルサンを焚く
二週間ぶりに見上げた空に、月 口ぐせになっている
おとなも
こどもでさえも
何かと言えば口にする

死ぬほど頑張ったのか
どれだけ努力したと言うのか

口にすればするだけ
逃げていってしまうものがある

それ ....
夕暮れに浮かぶ
大きなお月さま

きっと
あのお月さまは
夜中になれば
やさしい灯で

この街を
包んでくれる

やさしい灯が
病室にも
射し込むだろう
たぶん

私の眠りを
見守るように
信号の青が延延続いてて

   都大路を駆ける跳ね馬
  やさしいのか
  やさしくないのか
  雨の日のあなた


  約束の時間に
  遅れたわたしに
  何も言わないので
  カフェオレを頼んだきり
  わたしも黙って俯いてい ....
頬づきの
われた視線 くびる

つけた 前髪敷く

地下に ひらいてる窓
写ってる 引き戸

つつぬけの
息 熱く ガラスに

かかしのように 突っ立って
だけだって 咲いてい ....
精神科病棟に
閉じ込められた私に

夜景が美しすぎて

これは
天使の迎えを
失敗した罰

神さまは
私を
見捨てたんだろう
きみと僕 ゼリーポンチと珈琲と

喫茶ソワレのブルーの中に
愛してるなんて

もう言わない

だって

言ったところで

たいして喜んでくれないんだもん
都会に迷い込んだタンポポの綿毛が
アスファルトの上で花を咲かせた

道行く人は忙しなく
誰もその存在に気付かない

それでもタンポポは咲いていた
人に踏まれても風に吹かれても  ....
さよなら

気泡みたいなことばを
無造作に夕暮れに飛ばしてみると
橙にすっと溶けていったのは
声が震えていたせいかもしれなかった

車輪の音、渇いた
ペダルを思い切り踏みしめて
陽炎 ....
アカ抜けた紫式部 連れ出して 都上空 歌詠みデート あなたを取り戻そうとすればするほど 自分の無力さを知る

想いの強さが 美貌や知性に変わるのなら

こんなにも 苦しむことはないだろうに
行方不明の洗濯機が二番線のホームで脱水していた


振り返ると家電フロアーの主任が裏口でまだ手を振ってる


今日もレンジの平和を願う君が両手でものを温めている


「いつも利用する ....
身体の一部すら
はみ出ることは許されない
ひどくあいまいなラインの向こうに
全身全霊を傾ける
彼の仕事場がある

ピッポが飛び出す
勝利を求め
スーペル・ピッポ
いつだって彼は
ラ ....
まず君の
 誕生日だけ
   試そうか

京都タワーを
 アオく光らす
気をつけてね

もうすぐ秋が来るわよ


切なくてね

胸がキュンと痛むから



独りにしないでね
生きている限り湧き上がってくる
もう駄目だと諦めかけた思いを
励ますかのように

五体のひとつひとつが
出口を求めようとさざめきだすのを知覚し

もうひとつの確かな意思
本能だとか呼ば ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ

かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
 ....
硝子の風が
きりりと秋の粒子で
二の腕あたりをすり抜け
寂しい、に似た冷たさを残して行く

野原は
囀りをやめて
そうっと十月の衣で包まれている

わたしは
それを秋とは呼べず
 ....
朝私が
シーツの海から目覚めると
あなたがおはようと囁く
寝坊しても怒ったりしない
朝食を作ってくれるだろう
でもあなたは
キッチンから戻ってくることはない
夢の中のあなたはやさしい
 ....
ほんとに
あんたって不器用だよね


ただ
「気楽に 気楽に」って
言って欲しかっただけなんだよね


「愛してる」なんて言葉

望んでなかったんだよね


 ....
真の賢者に
 恋の相談はしない

悩みとともに
 その恋からも 解き放たれてしまうから
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
もっと アホになったら えぇねん

きっと 人生楽しなるで
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