何も考えずに野菜を切っていた
夜には帰ってくるあの人の食事を作る
食べやすいように細かく刻む
水に漬けて灰汁を取り除く

塩で味付けをする
旨みが増すようにと
気付いてもらえないけれど
 ....
夜があけていく

気が遠くなるくらい前から
何人ものひとが
見ただろう景色


おはようって
言えるひとがいる幸せを

ずっと忘れてた

やわらかな朝を

淡い朝雲の影を
凶器って

ナイフでも
銃でもなくって

コトバなんだね。
誰か私をここから救い出して

鏡を覗き込んで溜息
裏切られ裏切られても
尚まだ誰かを何かを
信じていたいと内側で願う

報われる日が来ると言い聞かせ
顔を上げては髪を掴まれ
キミの指 ....
過去も未来も
空に還っても

あなただけを
愛してる。
夏休み前
庭に
ひとつシャボン玉が飛んできた

夏休みが終わっても
そのシャボン玉は
割れずに
そのまま

今日も割れずに残ってる

先週、嵐がきた
昨日も雨が降った

それでも割れない
根性シャボン
しゃぼん玉に想いを吹き込んで
あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?

『愛してる』
『大好き』
『いつも一緒にいたい』

あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?

しゃぼん玉に想いを吹き込んで
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます



ぼくが、ベーコン ....
その男は
音もなく戸口に立っていた。

帽子を深く被って
顔はよく見えない。

ーあんたの夢を買うよ。

ー・・・

ーあんたの夢を買うよ。

やっと答えた。

ーどんな夢 ....
歩いていく
あのひとの背中が見える

ふと
立ち止まって
花に顔を近づけて
思い切り息をすいこんで

花の香りが
たくさんあのひとを
満たすだろう

そんなところが

好き
木曜日の朝
いつもより
ちょっと贅沢

差し入れのプリン
大好きなプリン

好きなもの
覚えててくれた親友の

優しい気持ちと
甘いプリン

カラメルのほろ苦さみたいに

 ....
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること

食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう

コールセンターに勤めれば
クレ ....
どこまで私は落ちていくの?

この植物に食べられちゃうの?

どうして私食べられちゃうの?

人間がたくさん木を切ったから?

地球を汚してしまったから?
昏い昏い
夜があけようとしている

黄金色の朝は
いつも下からやってきて

夜は上に追い払われる

おはようって
最初にいいたいのは
やっぱりあのひと

でも
会えないから
 ....
好きではない
むしろ嫌いかもしれない
それでも、
作られたものまでをも
嫌いにはなれない
落ちてゆきましょう
僕はもう自由になるのです
靴を脱ぎ捨てて
そう裸足で
底のない暗闇へ
光の雫を弾きながら

垂直に垂直に
風はいつだって僕の敵だった
髪を服を乱していたずらに
 ....
寝る前に
 S.O.Sを
  キャッチした

 京阪ならば
   まだ走ってる
そんなに 恋がしたいのなら

    媚薬を飲んで 人混みへ飛び込んじゃえ
天窓から見える
山はまだ緑
まだ

でも
そのうち
紅葉になって

きっと
美しいだろう
血のような赤や
華やかな黄色に

もしかしたら
雪山さえ
見る事が
できるかもしれない

四季は
わたしを置き ....
赤い部屋 鍵の束
黒い猫 稲光り
足音 足音 遠くなる
人影 人影 消え失せる

(君は知っているだろうか この感情が何かを)

禁じられた書 落ちる窓
目隠し鬼 白痴の横顔
雨音  ....
何度も
睡眠薬を貰っても
寝つけない夜には

眠るのを諦めて
窓辺で夜景を見つめる

秋の夜の
甘い甘い香り

自分だけのもののように
胸いっぱいすいこんで

この灯りのどこ ....
逃げ場所は どこだ
酒かタバコか 男か女か

逃げ場所は どこだ
週末か未来か 妄想の中か


声をかけて張られるバリア
視線そらさないで ホント凹むから

そんなに僕が嫌いか ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
もう
何もいらない

あのひとさえ
こころから遠ざかって

あの過去の記憶も消えうせて

ああ

そうなれば
どんなにいいだろう

わたしという存在
それは無用なものなのに
こちら、さよなら商店です。
さよならの代わりに役立ちそうな言葉を取り揃えて御座います。
どうぞ、どなた様もご自由にご利用ください。

一、
面倒くさいなら
荷物をまとめて
あたしの内から ....
 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 衣類を剥いて 手足を縛った
 跡が残るように きつく きつく


 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 ....
警官に職務について質問する


駅員になったが台風の身代わり
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い

身体に染付いた
病院の匂い

金木犀でもなんでもいいから

どうか消して

いい香りで
わたしをいっぱいにして
予感する、
みどりの枝葉は
たわわなきんを孕み
ひとときの甘い溜息や戸惑いを
その足元に散りばめる

枇杷色の、
おぼろなる気配は
風の匂いに神無月の宵闇を語り
遠くなった声の記 ....
プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕食の支度- AKiHiCo自由詩207-10-13
やわらかな朝- 風音携帯写真+ ...4*07-10-13
傷つくのは- 風音自由詩5*07-10-13
悲鳴- AKiHiCo自由詩107-10-13
過去も未来も- 風音自由詩6*07-10-12
雨上がりのシャボン玉- 北大路京 ...携帯写真+ ...6*07-10-12
しゃぼん玉に想いを吹き込んで- 北大路京 ...携帯写真+ ...4*07-10-12
拝啓、君は元気ですか?- 望月 ゆ ...自由詩20*07-10-11
夢を買う男- 風音自由詩6*07-10-11
誰も見てないところで- 風音自由詩2*07-10-11
木曜日のプリン- 風音携帯写真+ ...5*07-10-11
働くってことは- 恋月 ぴ ...自由詩28+*07-10-10
草穴- 北大路京 ...携帯写真+ ...8*07-10-10
朝が来る- 風音携帯写真+ ...3*07-10-10
つぶやき- FUBAR未詩・独白8*07-10-10
赤い蜜- AKiHiCo自由詩407-10-9
平安ブルー_16- 北大路京 ...短歌4*07-10-9
暇つぶし- 北大路京 ...自由詩9+*07-10-9
天窓から見える空- 風音携帯写真+ ...4*07-10-9
羅re:覩- 朽木 裕自由詩4*07-10-9
眠れない夜- 風音携帯写真+ ...5*07-10-8
どこに手を伸ばせば繋がる手があるんだろう- 北大路京 ...未詩・独白10*07-10-8
- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-10-8
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7
もう何もいらない- 風音自由詩2*07-10-7
さよなら商店- みへき渉自由詩3*07-10-7
疑心- 北大路京 ...自由詩16*07-10-7
がんばれ制服!- しみまん川柳3*07-10-7
金木犀でもなんでもいいから- 風音自由詩5*07-10-7
金木犀_2- 銀猫自由詩12*07-10-7

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