人々から罵倒されても
何度でも立ち上がれる勇気を
この心に投与して

気付けばいつも独りきりで
少し離れた場所から
数人が囁き嘲笑している
僕が醜いから

蒼穹もいつの日か堕ちてくる ....


いつまでも、
溶けそうにない
って、 思えてくるの。
この雪の 白い場所で
あなたは ぼくを。

大きな瞳の奥には、
雪の風景、と
ぼくたちが、
マッチングせ ....
靴底が 素足を
さらさらと さらう

通行道路が
分離して 霞む

代わりのいない
名を呼ぶ声 

引っ掻いただけでも
抵抗と 呼ぶのならば

青に射す 一赤の線
木漏れ日の ....
            
            ゆれる葉の
            
            一枚が

            ためらうように
            消 ....
死んだフリして共に戦おう
みんな上に沈んでるし
拾ってもすぐに捨ててしまうものばかり
襲われないように死んだフリ
落ちないように死んだフリ

死んだフリ

生き急ぐ人がいる
死んだフ ....
手を伸ばせば届くと信じていた
あの硝子の向こうに拡がる世界を
この眼で見てみたい
それだけなのに
掌は冷たい硝子に触れて
もうキミが冷笑している

僕の脚には荊が纏わり付いて
ここから ....
私と 貴方の 間にある 
この 長く長く 果てしなく長い線は
私が書いた。

絶対不可侵条約
お互いの事には 口を出さない 関らない
それも 私が決めた。

恋人が出来たら
速やかに ....
とうとう動かなくなってしまった
トパーズ色した わたしの鍵
普段持ち歩いているバッグの中で
かさこそ這いまわりながら
わたしの吐き出す
あのひとへの恨みとか辛みとか
どうしようもない思いを ....
そのあと、
乾いたシーツの上に キミがいた。
あかく痛んだ髪が つかの間に そよぐ
涙さえ、冷えた笑い
すぎてゆく からだの 華奢な線。

――ほかに好きな人ができたの

そんな君たち ....
水底に置かれて
屈折した空を見上げては
ただの黒い点となって
あぶくを吐きつづける私は

その蒼に抱かれながら
浄化という名のもとに
この躰を満たしながら
還りましょう 雨に

 ....
真夜中の台所
コップに水を湛えて
ビィ玉をひとつ
覗き込めば世界が歪む
逆さまの僕

蛇口を緩く締めたせいで
だらしなく滴る水道水
ハァプが奏でるメロディが
よく似た音が僕の耳を
 ....
にわか雨は窓ガラスを叩く激しさで
海辺の汐臭さをわたしの部屋まで連れて来た
波音のひたひた寄せるテーブルで
いつか拾った貝殻の擦れる音色がする
ハンガーにかけたわたしの白いブラウス
温もりの ....
白く続く世界
腕を伸ばせば掴める
それはいつかの僕の夢
壊れかかった生命

いつからだろう
僕の心には誰かが棲みついて
気付けば見えない糸で
操られた抜け殻
鏡の向こうに映るのは
 ....
賢い犬はご主人様を
よく見ている
黙って様子をうかがう
じっと動かずにいる

雨の日も晴れの日も
動かずに待っている
仕事をきちんと果たす。
泥棒が来たら吠える。

でも遊んでいい ....
彼が書いたように
電燈が消えたのは
彼女が眠ったしるし
地震が揺るだけじゃなく
何かが起こるかもしれない
だから
起きて そっと
冷たい月じゃなく
あたしは流れ星と 話し
念いを託そ ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
大切で 大切で 大切すぎて
毎日肌身離さず持っていた 僕の宝物が 今日 音を立てて 壊れた。


自分の不注意で 壊してしまったんだ。
それは 分かってるよ。
壊れたものは 二度と戻らない ....
それは言葉にならない思いであった
母は母であった
息子は息子であった
いずれは離れ離れになる定めだった
『ふたりは生き別れる』
それは別段、不幸なことでもなく
いつまでも悔恨に捕らわれるこ ....
夜が冷めて露が散って
あなたはわたしにひどいことをした
ねえどうしてあんなことをしたの

今は夜で今日は雨でもうすぐ梅雨みたいな中途半端な季節で、特に虫の音が聴こえるわけでもなし、鳥のささやか ....
1.シャボン玉で人を呑み込みたい
2.今日の空模様を雨にしたい
3.死を見続けていたい
4.それでも強く生きていたい
5.金魚と話がしてみたい
6.片目のジャックと黒猫を友達にしたい
7. ....
学習塾の広告
駆り出されたのは
あのネコ
手に持っている
あのペンシルじゃ
説得力は
ないんじゃない?
静寂の水面に一石を投ずれば
波紋がゆらり、影が波立つ
月もまた冷ややかな横顔を
一層歪めて泣き笑いする

この橋の名を面影橋と人は呼ぶ
月明かりの下で我が影を
水面に映せば見えるとい ....
  朝焼けがまだ
  始まらないので
  本当は昨日
  あなたに届くはずだった
  手紙のことを思った


  夜明け色の
  手紙を贈って欲しい
  君と一緒に
  指差して、 ....
あぁ、こんなにも愛していたのだ

零れ落ちてしまった言葉
繋いで離れた手の隙間
水面にたゆたう魚の骸

初めて逢ったのに君はもう骸だった

ぷかぷか浮かんで
ぷかぷか沈む ....
求められるがままに
仮面を貼り付けて

毎日
踊っていたんだ
世界の上で

時々
泣いていたんだ
仮面の下で

でも

仮面をつけている僕は 僕で
仮面をつけてない僕も 僕 ....
(冒頭に云って置きますが、この文章を不快におもう人は正常です。なぜならこれから書く事は、ある人達にとってははっきり云って誹謗中傷と取られることを覚悟しているからです。ただし、勿論、特定の個人に向けて書 ....  
優しい顔の朝は嫌い

やるせない正午の空気が嫌い

やがてくる夕刻のわざとらしさが嫌い



夕焼けの終わりに

ゆらりと一瞬揺れる炎は少し好き



酔ったように戯 ....
目が覚めても何かと手を繋いでる感覚があった、確かにあの頃は。



拾い集めて繋げた
羽根で決して明日に
辿りつかなかったのは
少し汚れていたせいじゃない


「ひみつ」という言葉 ....
きみの
かげの
ぶきような
にちじょうも

ぼくには
すなおに
なじむから

いつも
すがおを
いきてほしい
変わりそうな気がする
変わりそうな気がする


でも相変わらず数学のテイクホームテスト提出期限の四日前で白紙なのだ


またやっちまったぜファッカー
またやっちまったぜファッカー

 ....
プル式さんのおすすめリスト(2394)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
孤独の森で- AKiHiCo自由詩506-6-5
_お_ん_な- 葛西佑也自由詩17*06-6-4
足音_ならせ- 砂木自由詩10*06-6-3
汚辱に塗れた人々の名- 静山和生自由詩8*06-6-3
死んだフリして共に- アサリナ自由詩4*06-6-2
「僕」in_the_mirror- AKiHiCo自由詩3*06-6-2
- 蛙の子自由詩406-6-1
エフィメラ(或いは邂逅)- 恋月 ぴ ...自由詩27*06-6-1
キミが好き!- atsuchan69自由詩3*06-6-1
夕顔- 落合朱美自由詩31*06-5-29
真夜中- AKiHiCo自由詩4*06-5-29
E_minor_7th(きざし)- 恋月 ぴ ...自由詩45*06-5-27
- AKiHiCo自由詩406-5-26
忠犬- ペポパン ...自由詩4*06-5-24
狂夫- FUBAR自由詩1*06-5-24
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
嘘をついた王様。- 蛙の子自由詩306-5-22
きずな(母の日に思いを寄せて)- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-5-14
LIFE- 朔良自由詩3*06-5-14
百行書きたい- 朽木 裕自由詩4*06-5-11
いじわる- FUBAR未詩・独白1*06-5-11
面影橋- 落合朱美自由詩31*06-5-10
明星- 嘉野千尋自由詩17*06-5-7
緩やかに紐解かれる休日の午後- 朽木 裕自由詩5*06-5-6
僕=僕- えりす未詩・独白2*06-5-6
云ってはならないことを云ってしまおう- 窪ワタル散文(批評 ...16+*06-5-4
欠けら- 半知半能自由詩5*06-5-2
お話の切れ端- 夕凪ここ ...自由詩11*06-5-1
すがお- よーかん未詩・独白1*06-4-30
くそったれィッッ!- 虹村 凌自由詩2*06-4-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80