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さびしさにふたをした
余計にあふれてきた

ふたをしろよ
もっとふたを
漬物石
がいい
いやもっと軽くてもいい
わたがし
和紙
金箔
めでたくなる

重さなんか
なんでもいい


自分でふたをすること ....
ふっとうしている



ふっとうしている


しょう





木が

そこから
俺のような
声がする
黙るな
それ以上黙るな
息をしてろ

ふう ....
コーヒーカップの横に、本がある。
『「待つ」ということ』 そう本がささやいている。
私の心に問われた。私は何を待っているのか?
コーヒーをかきまぜてみる。
耳が頭がカラダがざわざわしている。
 ....
帰るから
もう帰るから
といいながら
帰らないでいる
ひとりの男
夕陽眺めて


空は大きい
空は小さい
どちらだろう
飛行機がきりとる空
ロッカーから見ている

 ....
夕暮れ
曇っている
電車
走る
わいざつな銀河の中を
見えない草をかきわけて
走る
その中で
すれちがう
スレチガッテイク
わたし
わたしたち

生まれる手前から
死んだ後 ....
時々
ドキドキ
疎外された気分に
なって
少し雲をみる
覆われるように
垂れこめている
少しの間包んでくれ

マフラーを巻きなおす
自分だけのページが出来た
生きている
言い切 ....
兆し
まだ何のためか
なんであるか
わからないまま
僕は
昼間泳いでいる

つかんだ波
はなさないために
好きでいられるように
とつとつと
祈る

笑うひと
奪う波
死に ....
ちがいますか
そうでしょうか
あなたは
まちがっていた
そして
わたしも
みんながこおるただしさのなかで
きえていったほしたち

おいかけて
すなあらしのなか
けいじじょう
 ....
とがる闇の中で
眠っていたから
正確には
眠ったり眠らなかったり
市場をさまよったり、普通の男に、す巻きにされ
トツゼンナミガクルヨー
それは見たくない足の裏だったから
もう生きてい ....
ひとつ
数えている間
雨の中を子どもが走って
ひとつ
明かりがともると
夕餉をかこむ

その間取調室で
自白がひとつ
強要されている
息をしない人の形が凍え ....
きぼうをすてたら
おわりがこない
かなしみもこない
いきだけのこるから
いきをする
だいちにくちづける
でんぱのてがみをまつ
まちつづける
こない

きぼうをすてたらいけない
せ ....


にいちゃん
わたしな
どこへもいけへんねん
うばすてやまにすてられたみたいや
ほんよんでるだけやねん
夕暮れ
わたしは掃除しながら
聞いていて

そんな今 むかし
 ....
誰かわたしを飼ってください
朝 かろうじて
そう わたしの耳がささやいたとき
ひとが姿を現しはじめた

かつて わたしがどんぞこで
まだ 形をとりもどしていない頃だった
 ....
苦しいのは
薬のんで
痛みがないこと

痛いの怖い?
でも少しの我慢
長い退屈
痛みだけが
自分のもの
記憶している
すりきれていく
忘れていく
流される
暮らしに押し流され ....
やみのなかで
しらないうちに
からだがおぼえていて
あいしかたを
しらなくても
わななきながら
さえずっている

ちちはひとりで
はかまいりにいき
むなしいよと
ちちはつぶやいた ....
夕飯を食べたあと
タバコを吸っていると
ささと風がふいた
まぼろしにささやきかけたように

近くでおんながくしゃみした

僕の物思いの雨の中を
通りすぎた
あれら透明な命はなんだった ....
意外なところから
闇が降りてきた

その中で書いていると
母が向こうを向いて
おばあちゃんと
しゃべろうとしている
しかしお母さんの許せない気持ちが
歯の形になり
お母さんの言葉は
 ....
すれちがいじゃありません
すれちがうにはあまりにとおいのです
ぎらぎらしたつきがはなしかけてきます
またひとがいきました
のぞみどおりじゃないですか
むねがはりさけそうです
とくにいたみは ....
ここにちかよってはいけません
きれいなはながみえているでしょう
もうとりかえしがつかないですよ
かんぜんにはまだ
わたしはこわれきっていません
うつくしいおんなをもとめています
し ....
戦争ということばは
ことばでしかないような
そんなおじいちゃんの傷跡は
僕が
大学をでるころ
白と灰のまじった骨になって
それをみたぼくは
その前に
においがきたのだ
骨が炎で焼かれ ....
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく

だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ

しはまいにち ....
いじめというくくり方には正直疑問を覚えるほど色んな方法があみだされているが、いじめ当事者にとっては、あの何ともいえない生暖かいような、それでいて凍りつくような、ずるずるとしていて、はっきりした妙な仲間 .... 以前サカキバラ事件があった時、僕はとりたてて驚かなかった。
あれくらいのことは、やらかす可能性のある子はどこにでもいる。
単にやらないだけだ。僕がそう思うのは、いじめられていて、あくまで僕個人の主 ....
空からメスがふってきて、私の体の輪郭をふちどった。夜露をのせた草むらに。誰だと思ったら私の友達だった。友達は私の好きだった人を連れて、空で優しく微笑んでいる。その笑みはまるで一等星のように素敵に光って ....
とまっている
港に静かに
笑いと夜がふってくる
ガラス張りの体のなかに
小さな傷跡が
古い子守り歌を
歌っている

明日を懐かしむ
風の歌

稲穂が揺れて
はずかしそうだ
曇って
見えない夕陽を
さがしていると
さびしかった時間が
今と重なる

ひんやりとした母の顔
ギザギザにみえて
夕陽道を歩いている
学校の校庭は
黄色い砂漠
ひとり歩く
重い ....
おなかをかいている
ふところに
つもる
きのうがある
きのうはいぬと
あそんでいた

みつけていく
きずあと
いつも
こころのなかの
おじさんに
おこられているかんじ
のうの ....
鳥の死んだ目
亀の
平べったいの
動かない
体は来ない
のに心に来る
心が立ちすくむ

昔は
いきものが苦手だった
来るものの
怖さを
小さい僕は
よく知っていたのだろう
 ....
るかさんの石川和広さんおすすめリスト(28)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
門で- 石川和広自由詩6*08-7-22
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昼下がりのテーブル- 石川和広自由詩12*06-12-18
やめない- 石川和広自由詩5*06-2-10
生誕- 石川和広自由詩5*05-12-29
治さない- 石川和広自由詩5*05-12-27
通り道- 石川和広自由詩9*05-12-8
ひらいた- 石川和広自由詩2*05-12-6
明日から- 石川和広自由詩2*05-11-30
かぞえうた- 石川和広自由詩10*05-11-11
まえをむく- 石川和広自由詩6*05-11-3
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宣戦布告- 石川和広自由詩4*05-10-13
はげしいゆれ- 石川和広自由詩7*05-9-22
夜の透明な命- 石川和広自由詩12*05-9-21
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ひとでなしつうしん- 石川和広自由詩8*05-9-14
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いじめ2ー「いじめられた者にも原因がある」という言葉について- 石川和広散文(批評 ...14+*05-9-6
いじめ1ーサカキバラ君について- 石川和広散文(批評 ...8*05-9-6
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こわくない- 石川和広自由詩6*05-8-13

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