すべてのおすすめ
自称キンタマ詩人の
キンタマ王子は
てにをはがおかしいので
しばしば
「お前、それでも自称キンタマ詩人のつもりか!」
と批判されるが
「てにをはがおかしいことを
逆に訳に分からなくなって ....
手のひらに、
とぎれとぎれの物語がまじわるように、
とぎれとぎれの時間のなかを旅している。
風は、
私にまとわりつく
薄い襞を食んでいく。
一衣も纏わぬ身体になった私の心は、  ....
頭を傾けるほんの些細な仕草にさえ 
目を奪われるのは 
なぜだろう? 
振り向いた瞬間に 
目が合っただけで 
微笑んでしまうのは 
なぜだろう? 
正直に言えば 
これが初めてじゃな ....
家に帰ってきて
ノートパソコンを開いて
ブラウザを起動したら
Googleのロゴが映るはずの画面に


-閉店-

誠に勝手ながら
インターネットは本日を以て
閉店させていただきま ....
眠れない鳥が
夜ふかしする季節
月のあかりで
読書を終えて
きれいな枯葉を
栞に変えて
枝の先へ
飛びはねて
ざわめく森のメロディを
食べている。
かなしみのとりは
かなしみしみこむほどに ちいさなかずを 数えるように うたう
おもいはいつも一になることない
かなしみが 椎のこずえを ゆらしてる

かなしみかなしみかなしみかかな ....
立ち食い蕎麦
生牡蠣ぽん酢
レアステーキ
厚切り牛タン
魚介ラーメン
富山鱒のすし
石斑魚の清蒸
インドカレー
ホタテの浜焼
あゆのウルカ
コノワタ塩辛
近江の鮒寿司
大阪 ....
仕事をしていると
良品という不良品を作っているのか
不良品という良品を作っているのか
判らなくなるときがある

親をしていると
真面目という不良を育てているのか
不良という真面目を育てて ....
じめじめした宇宙を超えて
超特急でやってきた光のような木の葉は
木漏れ日を作りかさかさと
太陽を覆い隠している
その陽に焼けた赤は{ルビ紅葉=もみじ}のようで

じめじめした界隈を抜けて
 ....
点滴 ぽとり ぽとり

つけられた病名だけが美しい
空腹より眠気が勝る休日には誰にも邪魔されないようにして惰眠を貪りたいむサボりたい朝も昼も夜もないただ死なないでいるためだけに摂る食事は済んだか住んだなら都になるらしいどこへ行ったって六畳一間のアパート .... できれば


ひっくり返すひとに出逢いたい


ちゃぶ台以外をね。




終りを はじまりにしてくれるような


私のB面に気づかせてくれる


アナログなひと ....
修善寺の源泉で
足湯に浸した
両足は
鬼の如く真っ赤に染め上がり
旅人は心に決める。

――この足で、日々を切り裂こう

娑婆の世を生きるには
時に…鬼と化さねばならぬ
が、赤い仮 ....
アタマに移植した
巨大キンタマは
時間がたつにつれ
徐々に下がってきてしまい
今では頬の辺りにある

その姿をみた人からは
"エースのジョー"と呼ばれている

こ ....
ベイビースター baby star

ひとり部屋にうずくまって 灯りという灯りをすべて消すと
明るい世界に すっかり目が慣れていたせいで
その刹那 僕は自分の手のひらの位置すらすぐに見失った
 ....
 モダンな詩   Modern
 ダ   語   Modern
 ン   か   Modern
 な詩集かモダンは死   Modern
     ダ   語   Modern
     ン  ....
庭の草が伸びてむさくるしい
植えている花が埋もれてしまって
見栄えが悪いし
こころなしか虫が増えた気がする
なのでそろそろ頃合いだと思い
草をむしりはじめる
鎌などの道具は使わず
手で草 ....
そば屋で
肩を落とした
お前をみることはできなかった
あまりにも淋しすぎて

一味でも
七味でも
やたらに振るお前を
見ていることなどできないでいた

ラジオの音だけが
俺た ....
モロッコで
性転換手術を受けた
キンタマ王子は
ちょっとした手違いで
切り取ったキンタマを
アタマに移植されてしまった
手術をしたアキーム・ラナシャマラン・ハメド医師
に文句を言ったもの ....
あなたはごはんみたいに
真っ白であったかで飽きない
あなた無しには生きられない
あなたがライスき
道は風景を展示する
風の通る広大な美術展だ
道行く者は風景に巻き込まれ風景に生きる
道には別のひとすじの生が息づいている
移動のためでなく散策のため道を行くとき
人は別の生を生きてい ....
静寂のなかで、
何かが明滅する。
明滅は赤い、
悪魔の囁きだ。

(おまえは何が欲しい?)
(おまえは何が欲しい?) ....
今日抜かれるはずの歯が
主張する朝の痛みは
昨日をやはり後悔させる

なくすときには
必ず痛むものですね
なにごとも

今日までのわたしさようなら
あとすこしで
わたしの知らない
 ....
朝には、
むらさき色の腕がゆめを奪いにやってくる。
走って、だれもが
逃げているとおもってた
湯気のあがるさか道、
ねばっこい草のなか、
うす暗い公園。
みんなからはぐれて、
それ ....
地球が自転する

もももももんのすごい速度で

クラウチングスタート

目を閉じた走者も

今しがた ゴールテープを切って

へたり込んだランナーも

大統領だって テロリスト ....
どろどろの味噌汁を椀ごとぶちまけた
いつものような朝食だった
突然油のきれていないベーコンに腹がたったからだ
台所の窓ガラスが割れ
誰かが小石を投げたと僕は嘘をついた
夕方になれ ....
いっぱい食べてね

おかわりあるから

その薬指から

約束がこぼれ落ちないくらい

いっぱい食べてね
私は褐色がかった指に
マニキュアを塗る
輝く爪を手に入れるため

これまでは
手をほめてくれる
人達がいた

大切にしていた
私の白い手は
褐色になりつつある

鋭角の風のよう ....
こどものころ 戦争は いつかなくなると 思っていた
実際の話 古代や中世の時代と比べたら
安易な理由では、人は人を殺めたりはしなくなったのだろうか

むかし 中世の時代に 真鍮の牛という処 ....
とつぜん雲が現れる
泣けば楽になると傍らで誰かがいう
雨が降りはじめる
わが子を抱きしめていた腕がするり
ほどけてだらしなく砂を掴んだ
かなしみに浸ることはかんたんで
すべてを捨てる覚 ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キンタマ王子、てにをはがおかしい- 花形新次自由詩215-11-3
体温- あおい満 ...自由詩715-11-3
恋はいつも初めてを連れてやってくる- 文字綴り ...自由詩115-11-3
インターネット閉店- 閉店自由詩715-11-3
森の夜食- 左屋百色自由詩415-11-3
悲しみの透明なあり方- るるりら自由詩815-11-2
御馳走帳①- レタス自由詩215-10-31
不良品という良品を作るための残業- イオン自由詩2*15-10-31
私小説- 這 いず ...自由詩315-10-30
点滴ぽとりぽとりつけられた病名だけが美しい- 北大路京 ...自由詩515-10-30
昼餉(弁当、御握り、イモサラダetc)/即興ゴルコンダ(仮) ...- こうだた ...自由詩4*15-10-29
ひっくり- もり自由詩5*15-10-28
鬼ノ涙___- 服部 剛自由詩515-10-27
キンタマ王子、ジョーになる- 花形新次自由詩115-10-26
ベイビースター_baby_star- itukamitanij ...自由詩215-10-25
Modern怪談- ただのみ ...自由詩10*15-10-25
草むしり- 春日線香自由詩215-10-25
そば屋- レタス自由詩6*15-10-25
キンタマ王子、帰国する- 花形新次自由詩215-10-25
あなたがライスき- イオン自由詩3*15-10-25
- 葉leaf自由詩115-10-25
人魚- あおい満 ...自由詩615-10-25
抜歯する日- 朧月自由詩115-10-25
朝のこと- はるな自由詩515-10-25
そしておかえりは奇跡- もり自由詩5*15-10-24
苦い昼- アラガイ ...自由詩9*15-10-24
指輪- もり自由詩3*15-10-23
マニキュアの存在意義- 小川麻由 ...自由詩7*15-10-23
【HSM参加作品】真鍮の牛- るるりら自由詩14+*15-10-23
みちのり- かんな自由詩9*15-10-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99