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真昼の砂浜で、
海を渡る白い狼を見た。

もしかしたらあの狼は、
昨晩の月光の速度に付いていく事ができなかった
落ちこぼれの月光の 成れの果ての姿 なのかもしれない。

都会の平らなアス ....
ふたり乗りのベビーカーに誰も乗らない 飛沫が顔に当たる
水着姿の凛子が
ビニールプールではしゃいでいる

煙草をくゆらす
真っさらな空気に
白い煙が立ち上る

ふぅ

太鼓の音頭
暗がりの眼玉
狐のお面

「紫 ....
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。

ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
 ....
あなたがいる有り難さ

こころのままに いつものようにして
喜ばれて嬉しくて

けれど好きな人に
わたしよりもっと好きな人と一緒の気持ちで
感謝されたよ

あなたがいる有り難 ....
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます


大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
 ....
いつの頃からか
あなたから
心のこもった贈り物をもらっても
私の頭の中のそろばんが
大体いくらぐらいなのかなって
計算してしまって
なあんだ、私の価値は
それぐらいなのねって
思うよう ....
鮮明に君のことが好きだから
言うしかないと思ってる
空が割れて星が降りだすように想ってる
純愛という言葉から遠く離れて
抱き合いたいなんて思ってない

透明に触れてふたりで溶け ....
―瑞雪―


季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと

散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
満杯になったゴミ箱

床に転がった
僕の目

見た

からだ

相変わらず
床に転がっている
白いうなじに
光を多く含んだ
雨が一滴流れていく

きっとレモンソーダの味が
するだろう

誰かが確かめるには
早すぎる
純粋な輝き

バスを待つ少女は
バス以外の何かを待って ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ....
夜の猫背の骨を抜く 要らないものが多過ぎる!

下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団

断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ....
ロケットみたいに
まっすぐとびます

余計なものをきりはなして
もっとうえへ

あしもとが
ぼうぼうもえて
それでもたかく

地面が恋しくなっても
たかくたかく

だって
 ....
嫌いなものを捨てていったら
自分が嫌いな自分だけが残った
塾なんて無かった頃
塾なんて行く人もいなかった頃
赤い鐘が鳴っても誰も帰らない
          誰も誰も
年上のあたしとY君はいつも考えてる
どうやればみんなが連れてくる
三才や幼稚園 ....
再会という
残酷な喜びを
与えられた大人は
菜の花に囲まれた
少女になりたいと願う


胸の絡まりと
夢しかなかった
沈丁花の薫り漂う
あの頃からの染みを
どうして
抜き清める ....
しんをちょうせつして
つつをもちあげて
すこしだけすきまをあけて
まっちでひをつけて
しめるとどうじに
まっちをふってひをけす
ごっごっ と
おとをたてて
かなあみまでひがのびて
あ ....
ふたつの目をひらいて走る
風がつよい 景色がめまぐるしく 変わる

うつりかわりを
楽しく思う人もいるだろう
目があけていられないほど
怖いと感じる人もいるだろう

だからこそ

 ....
笑顔をもらうと
うれしくなる
いてもいいんだ
って気になる

言葉はわからなくても
タッチをしたくなる

迷いながらきたけど
ありがとう
あなたの笑顔で
また歩きだせます
問題のある人間でも
扱えるようにクルマが進歩したので
クルマ社会が退化してしまった

問題のある人間でも
扱えるようにネット社会が進歩したので
コミュニケーションが退化してしまった

 ....
ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


寄せては返す
奪ったら返してくれない
怨んでもシオマネキ
黙ったら塩辛い


ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


 ....
自称詩をネットに載せて
私は詩人ですと言いのけることは
自慰行為を自撮りして
ネットに投稿し
私はAV女優ですと
言ってるのに等しい
ブサイクのオナニーほど
不快で惨めったらしいもんはね ....
眠気に包まれた祈りが煙の海を泳いでいる
硝子越しに並んだ雑誌の女たち

未だ馴れない携帯メール
     たどたどしい指先

男性誌と女性誌では
同じ美人でも漂う匂いが違っている
雄と ....
敵を射ぬく弓と矢、そして強靭な 弦
それは凛々しく張られた頑なな 強い意思
どんなに強く張られた弦でも 名手にかかれば 引き伸ばされ
心身一体となって 矢を放ち的を射ぬく

人を酔わ ....
アラウンド

舞い散った桜の花びらは
行き交う人込みの足元に降り積もって
ぐちゃぐちゃに踏んづけられて
きっとその内忘れ去られるんだろう
いつかの四月に嘘をついた
大馬鹿者は無理だと笑わ ....
セーターに編み込んだイニシャルがちがった ドロップキック届かずそのまま冬眠
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海を渡る狼- 竹森自由詩1*15-4-12
ふたり乗りのベビーカーに誰も乗らない- 北大路京 ...自由詩415-4-11
風に捧ぐ- opus自由詩215-4-11
空の底- 草野大悟 ...自由詩715-4-11
あなたがいる有り難さ- 鵜飼千代 ...自由詩18*15-4-10
八月のサナギ- tetsu_自由詩5*15-4-10
私の頭の中のそろばん- 花形新次自由詩215-4-10
きれいごと- かんな自由詩5*15-4-10
瑞雪- 黒木アン自由詩6*15-4-10
今日という夜の部屋- はて自由詩115-4-9
レモンソーダ- 花形新次自由詩315-4-9
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
- イナエ自由詩15*15-4-8
夜の猫背の骨を抜く- 北大路京 ...自由詩215-4-8
【_断捨離できるか_】- 泡沫恋歌自由詩22*15-4-8
とぶということ- 朧月自由詩515-4-7
嫌いなもの- リィ自由詩2*15-4-7
放送所の子供達は今- 岸かの子 ...自由詩10*15-4-7
別れの曲- 黒木アン自由詩915-4-7
すとーぶ- アンテ自由詩615-4-6
草原- 久野本  ...自由詩215-4-6
プレゼント- 朧月自由詩315-4-5
ハートブレーキ- イオン自由詩3*15-4-5
波打際- nonya自由詩17*15-4-5
自称行為- 花形新次自由詩115-4-5
晴れの日にブルース- ただのみ ...自由詩17*15-4-4
目覚めゆく魂- 為平 澪自由詩11*15-4-4
アラウンド- itukamitanij ...自由詩4*15-4-4
セーターに編み込んだイニシャルがちがった- 北大路京 ...自由詩515-4-3
ドロップキック届かずそのまま冬眠- 北大路京 ...自由詩315-4-3

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