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夜の空気が
皮膚を貫き
意識・無意識の壁を透過する時
生きていることを感じるんだ
(みんなもそうだろう?)
夢幻を感じることで
生きていける
(みんなもそうだろう?)
怪人二十面相が生 ....
あらゆる疑惑や憎しみは

頭で考えるからおこるのだ

だからからだで感じよう

それも足のうらで感じよう


遠く離れてきみを想う

生きているかも

死んでいるかも

 ....
掃除も料理も嫌いだけど
洗濯だけは好きで
洗濯物がよく乾くから
夏が好きだ

洗いたての洗濯物を
ひとつひとつ太陽の下に干すとき
いい匂いがして
気持ちよくて
カゴの中身が宝物みたい ....
お母さん、私ね、学校にin loveなboyが八匹もいるんだよ

金魚に餌をあげていたら 
次女が後ろで不意に大きな声を出すものだから
目の前の水槽に
突然金魚が九匹飛び込んできて、
その ....
  Ⅰ<夏も終わりの>

夏も終わりの
夕ぐれの海辺にいって
大きな貝殻を 見つけましたか
まるでひとつの 終止符のように
眠っている 白い巻貝
貝の耳に あなたのここ ....
二十代後半、夏の三千メートルの岩陵から墜ちた時のこと−

次から次に
岩にぶつかりながら
肉体の感覚は麻痺していく一方、
意識はより鮮明となっていく

宙を舞い墜ちながら次第、
次はあ ....
【あの手 この手】

あれは
てあて だったのだろうか
その手に触れた途端
理由の わからない涙が あふれた
どのような ゆえんで  
私がその場に 辿りついたのかは おもい ....
わたしたちが集めていたのは
瓶ビールのふただった

父の晩酌のたびにそれは
どちらかの手に入る

栓抜きでこじ開けられた痕は
同じ方向にひしゃげて
それは何かを証明するように
ひとつ ....
昨日の嵐で砂浜に投げ出された流木
それと
古釘を踏み抜いて駄目になった俺の靴
クラブハウスサンドイッチの奇妙な後味と
昨夜の残骸が浄化される海岸線


約束は ....
咀嚼そしゃく噛むカム
咀嚼そしゃく噛むカム

印の無いカフェで食べるランチにはジャコ
が入っていた十数個の目玉(すべて片目)
に見つめられながら食べる三品はおいしい
かい惜しい貝は入ってい ....
貧しさってどんなこと?

夜、お母さんがいないこと?

お金がないような気がすること?

否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?

砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ....
時を放って
昇っていく夕日について思考する
青くときに淡い時代の切れはしのよう
葉が呼吸をする間に語り合う
そっと息を止めたりして
手紙に書くように丁寧に話をして
愛はとくべつ
 ....
言えばよかった  過ぎ去ってみてから気づく
言えばよかった  過ぎ去ってみてから後悔を噛み締める



過ぎ去る随分前から
きっときっと後悔するのだと
わかっているのに
動けた例がない ....
小さな島々が集まって
絶景を生み出す
同じものは何処にもない

朝昼夜と変わっていく景色
小さな船大きな船が行き交う

時間の進み方が緩やか
都会の早足な感じはない

笑顔が多い島 ....
送別会の帰りにみた満開の桜の樹をおぼえている
というよりそれしかおぼえていない
その日にぼくはケータイをなくした
いわゆる静かな生活がはじまった

目を覚ましてもとくにやることはなく ....
世界には
無数のルールがあって
その
ルールの狭間で
私たちは生きている

お愛想、お願いします
そういったら
友人にたしなめられた

それは違うらしいよ
お愛想は 
お店の人 ....
サイレンが鳴って校歌が流れる
テレビの中で夏の甲子園が終わっていく
あの時打てていればなんて思ったりする
何年経っても同じように思うだろうけど
日々あの時は少しずつ色あせて
寂しい色に変わる ....
「ありがとう」が
必要なくなったって
ニュースは聞いたことがないな



「あいしてる」が
必要なくなったって
ニュースを聞くことはないだろうな



自然に溢れる
「あ ....
その視線があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その優しさがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その声があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その温もりがあったことで、ど ....
そんなきの陰で一冊になります胸のなかがわでつめたくなったはなしばかりがこごえる夏です足のはやい雨にたたられたあなたはそんなきの枝で私をひとつきに失礼する一ページ目に似ています背表紙から海猫のにおいがた .... アンテナの関係で
携帯会社を変えた 若者たち

ピッチを速めて 歩く内は
周りの音に 気づかない

だから 傷つくことばかりが上等ですと 呟いて
何時まででも 肩をイカラセ  ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
眼下の川では子供たちが裸ではしゃぎ

遠く茶褐色の岩峰が冷たい灰色の空を背景に連なっている

僕はゆらゆら揺れる色褪せた肌色の廃棄バスの屋根の上

何とかバランスを取りながら何度も落ちかけ ....
生き残りが
死んでいった者の代わりに
こんなことは
二度と御免だと言う

90まで生き続けたあんたが
よくもまあ言えたもんだ

死んでいった者がいたからには
生き残ったあんたは恥知ら ....
吹く風に涼しさが混じり、蝉の死骸は夥しく落ちた。夏はまさに終わろうとしていた。だが今年の夏はただの夏ではなかった。私は勤めている会社を辞めるかどうかの瀬戸際に立たされ、自らあれこれ相談や交 .... あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ....
光で埋め尽くされて行く影
影で埋め尽くされて行く光

詩で埋め尽くされて行く空白
空白で埋め尽くされて行く詩

沈黙で埋め尽くされて行く会話
会話で埋め尽くされて行く沈黙

過去で埋 ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
一枚一枚、
皮膚を削る。
削り落ちた皮膚はことばになり、
わたしというあなたの淵へ落ちていく。

あいすることも
ものを書くということも
すべての始まりは哀しみだ。

 ....
ピカチュウが一匹、
ピカチュウが二匹、
産毛を震わせ、
電撃を散らしながら、
排水管を流れていく、
一人の少年は、
「―黙れ!」
と叫んで、
警察から逃げようとする。
黙れ、ピカチュ ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2964)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プレパレイション・マスク- ゴースト ...自由詩7*15-8-30
疑惑や憎しみ- 吉岡ペペ ...自由詩515-8-29
命の洗濯- ガト自由詩10*15-8-28
ボーイが八匹- 夏美かを ...自由詩35*15-8-27
夏も終わりの・夜の海- 南無一自由詩215-8-24
ある死への過程の記録- たけし自由詩12*15-8-24
あの手_この手- るるりら自由詩8*15-8-24
耳さらい- そらの珊 ...自由詩19*15-8-23
間近な彼方- ホロウ・ ...自由詩10*15-8-22
ルクレティウスの夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿.65- こうだた ...自由詩5*15-8-22
かたいつぼみ- 吉岡ペペ ...自由詩715-8-22
はじまり- かんな自由詩10*15-8-22
素直瞬間- komasen333自由詩4*15-8-22
瀬戸内海- 夏川ゆう自由詩215-8-22
揺れやすいまち- 末下りょ ...自由詩6*15-8-21
横断歩道を斜めに渡る_- umineko自由詩15*15-8-21
スイングアウトメモリー- あおたん自由詩315-8-20
巡り巡る「ありがとう」&「あいしてる」模様- komasen333自由詩2*15-8-20
苦し紛れのオブラート- komasen333自由詩2*15-8-20
_- ズー自由詩3*15-8-19
たっぷんタブレット- 藤鈴呼自由詩5*15-8-19
尊厳- たけし自由詩1115-8-19
被存無垢(改訂再録)- たけし自由詩815-8-16
恥知らず- 花形新次自由詩115-8-15
夏の終わり- 葉leaf自由詩315-8-15
訪問者- Lucy自由詩15*15-8-15
翼に鉛のピアス- ただのみ ...自由詩17*15-8-14
夏休みの日記より。- そらの珊 ...自由詩17*15-8-14
未知のことば- あおい満 ...自由詩5*15-8-14
譫言- kaz.自由詩4*15-8-14

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