すべてのおすすめ
原発0を政府として打ち出しているドイツでは

原発はまだ稼動している

原発再稼動を政府として打ち出しているこの国では

原発は一基も稼動していない

この国はもう実質的には原発0なの ....
あの日の夜に
泣きながら名前を呼んで あてもなく背中を探したのは
泣きながらすがりついてでも 伝えなければならなかったから
帰る場所がどこなのかも もう分からなかったものだから

月と同じ大 ....
きみの定位置
母さんのあぐらの上
(名付けて母さん座椅子)
父ちゃんが帰ってくれば
父ちゃんの腹の上
(名付けて父ちゃんベッド)
ばあちゃんちに行けば
ばあちゃんの後ろ
(名付けてばあ ....
「ほろにが ください」
「いつもの ですね」
「そうです ほろにが」

あの{ルビ娘=こ} またほろにがなの
あの娘 まだ年端も行かないのに
あの娘 いつもほろにがなの
味 わかるのかし ....
私の鼻の穴のにおいはたぶん臭いはずだ

鏡で覗くとそんな感じにさせる風貌だ

しかし 実際のところ分からない


私が普段嗅いでいるにおいとは
においを嗅ぐ対象そのもののにおいと
鼻 ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
もしも明日が昨日と同じだと知ったら
今日はどんな風に生きよう
明日を変えようと 変わった生き方をしようか
それとも そんな事忘れて今を生きようか
だけど何をしても明日は必ずやって来る
それ ....
米びつから米をすくいあげていて
底になにか引っかかるものがあると思ったら
しなびた腕がいっぽん
計量カップのふちに指を引っかけていた
取り出してごろりと畳に投げ出した それ
黒ずんだ腕はいつ ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
「死ぬ時は一緒だといいな。」

お風呂上がり
キミの髪を拭く私に
突然キミはそう言った。

「でも、もしボクが先に死んだら
天国の入口で ずっと待ってるから。
だから お母さん
もし ....
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか

あなたたちの背中しか ....
どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。



塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。

男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
獏が夢を食べて吐いた 頭のなかで
追ってる思考は
完璧なのに
口をつくのは
空しい言葉

頭のなかで
打ってるリズムは
正確なのに
手足の動きは
躓きがち



世界のなかで
生きてる ....
子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
初めて肺呼吸をした日を思い出せない



あの子が肺呼吸を止めた日を覚えているのに
ほぼ水といってもいいカルピスの薄さ 今の自分を乗り越える

自分の限界に 髪をかきむしって 悩むのは
それは 乗り越えるため だろう

背伸びした自分が そのまま力尽きたら
あとは 奈落へ落ちるだけだ

自分の限界は 自 ....
つみあげたものもないのに
そこに感情だけを置けという
切り取ったものは確かにそんなふうな形ではあるけれど
触れれば消えるよ

 いまだ! いまだ! いまだ!
 壁を 床を テーブルを
  ....
仮想
ブラックホールを目のあたりにして
シンボルはちびった

 りらりら、らりら

追いつけるものなら、捕まえてみろ
術らかな言語が
かれを果実(もくてき)と思いこんだが
うだる密林 ....
鏡を覗くと知らない人が映っている
引きつった頬はまるで人さらいのようだ
人さらいの口から人さらいの牙がにゅうっと伸びてきて
葡萄の彫りのある鏡を突き破りそうになる
あわてて毛布をかぶせて
奥 ....
読めない漢字の人と付き合っている 通り雨が来る
境いめが震える
立ちはだかり
のぞきこみ
すぎてゆく


片腕の痛み
花の名となり
たましいをひとつ
門の前に置く


暗がりが立ち
静けさを ....
「軽くふれて下さい」という場所に
そっと手をあてると、自ずとドアは開いた。  

人の心も、軽くふれてみようと思う。  
ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した

そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
石の原野に青い花が咲いた
石っころたちが拍手喝采
泣いているものまでいた

青い花は揺れる
風に愛されて
青い花が揺れる
土地の熱い吐息に

ちっとも淋しくない青い花
本当にしあわ ....
サラリーマンのコスプレして会社に行っている 10年前の僕よ、なんだか憂鬱そうに涙を
浮かべ、夕暮れのベンチに俯いて、一体ど
うしたんだい?君の目に、透明な僕の姿は
映らないだろうけど、心配だから様子を見
に来たんだ。やがて君の涙は(時の ....
切符があるから、電車に乗れた。
食券があるから、ラーメンを食べた。
パスポートがあるから、異国に行けた。

それならば
鏡に映る(わたくし)が
一体何者なのか?という
最も不思議な秘密に ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2956)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
原発0- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-25
夜響- クナリ自由詩5*14-1-24
ていいち- 小原あき自由詩9*14-1-24
チョコレートフレーバー- もっぷ自由詩4*14-1-24
私の鼻の穴が企んでいること- ichirou自由詩6*14-1-24
君が作ったルール- ichirou自由詩9*14-1-23
今日はどんな風に- リィ自由詩3*14-1-23
うで- 春日線香自由詩11+14-1-23
診察- nonya自由詩22*14-1-23
約束- hiroto22自由詩6*14-1-23
刺し違える覚悟はありますか- HAL自由詩6*14-1-21
さかな。- 佐々宝砂自由詩7*14-1-21
獏が夢を食べて吐いた- 北大路京 ...自由詩514-1-20
頭の世界- シホ.N自由詩414-1-20
まく- 小原あき自由詩17*14-1-20
はじめましてとさようならだった- あかりん ...自由詩314-1-20
ほぼ水といってもいいカルピスの薄さ- 北大路京 ...自由詩514-1-19
プロフェッショナル- いねむり ...自由詩514-1-19
焦燥- bookofheaven自由詩2*14-1-19
シンボルくん_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩11*14-1-18
人さらい- 春日線香自由詩214-1-18
読めない漢字の人と付き合っている- 北大路京 ...自由詩414-1-18
夜と淵- 木立 悟自由詩314-1-18
自動ドア- 服部 剛自由詩13*14-1-16
ベスト- ふるる自由詩13*14-1-16
夕闇- そらの珊 ...自由詩2514-1-16
石の原野に青い花- もっぷ自由詩614-1-16
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
声援ーあの頃の僕にー__- 服部 剛自由詩5*14-1-14
パスポート- 服部 剛自由詩5*14-1-14

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