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葱。
葱をみている
きざみ葱を頼まれたが
青い部分ばかりで一パックこの値段とは
いかにも法外である

ひと振りの葱を取り、握りを確かめる
銘刀「下仁田」ほどではないが
なかなかの白鞘で ....
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)

このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。


***
なんどとなく残酷な ....
とんがりコーンを指にはめて突く まだ涙はあるか血は流れるか
何かを忘れてはいないか

誰かを犠牲にしてないか
驕ったつらしてないか
問う事を忘れていないか

ともすれば自分の痛みに埋没して
痛み分けを忘れてほうけてる ....
地下系で 繋がっている 
細っこい もやしみたいな 白い根が
河童の皿を 連れて来る

若しくは 小さな 蕗
フッ と 吹きかけたら 飛びそうな
華奢な姿を 思い描くから 立ち止まる
 ....
     右足が重いと
     おもっていたら
     いつのまにか
     根が生えていた
     しかたがないので
     歩きまわる
     根をおろさずに
  ....
辛いこと貯めこんで利子がつく   縁側に置かれた
  座布団にひなたと
  猫のにおいが残っている



  どこかで水が流れているのに
  影も形も消えてしまったみたいだ
  風に運ばれ
  気まぐれな ....
できごころが抜けなくなっている 後ろ姿で
美しいかどうかが
わかった

髪の匂いで
優しいかどうかが
わかった

睫毛の揺れで
嘘かどうかが
わかった

裸足の踵で
疲れているかどうかが
わかった

 ....
汚点をろ過しながら磨ぎ澄ます 

時に浮遊物を浮かせながら

完璧は紺碧しか成せない 

皆の皆の分のそれぞれの 空

 点描の点を月から望む 望みを乗せて 

 ちっぽけをちっぽ ....
傾いた樹々の
細い幹
ゆがむ葉脈のような枝
ひとすじごとに
白く吹きつけられた静寂

明け方の雪原に
立ち上がる
無言の者達の息吹

堅く締まった雪を貫き
亡霊のように現れる
 ....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです

常に
タスケテをはらんでいます

あなたに
むけての

真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
動き出した車窓が
景色をゆっくり手放すように
やさしくほどかれる季節は
まだ寝ぼけていたい春の子が
ようやく
んー と
背伸びをしたみたい

かしこい子も
そうでもない子も
とにか ....
     おんなが笑う
     おんながしゃべる
     おんなが怒り
     おんなが泣いた
              
     おんなの寝顔に安堵する
      ....
  透明な石になりたかった
  あなたのからだを
  ただ
  通過するだけの



  暴かれることのない
  巧妙な嘘になりたかった
  ひとのこころのくらがりに
   ....
 何それ
 頭の上のそれ
 ピュンってちょっと出てるの
 白々しくテレビ見てないでさ
 訊いてほしいんでしょ
 だから訊いてあげてるじゃない
 ほら答えなよ
 それ何だって ....
  連なっている
 ひとつひとつは
いびつななりであったとしても
 連なることによって
  ハルモニアを産んだ

   重なり合っている
  響き合っている
 ひしめき合っている
峰 ....
 
 
昼休み、お弁当を開けると
中には凪いだ海があった
これはどうしたことだろう、
と電話をしても妻は出ない
それどころか、
海の中から聞き慣れた着信音がする
海が見たい、と言ってい ....
匣が匣として閉じられ
いづれ花が華として咲く
あわい希望を閉じ込める

包丁は包丁として布に包む
棘が棘として働くように
強い怒りはやわらかくしまう

箪笥の隅でみつけた ....
 

    それは
    人の魂を包むものでした
    紫紺の夜空にぽっかりと
    白く人魂のごとく
    浮かぶのです
    隠されているのでした
    6枚の 花び ....
     きみはなんて意地悪なんだ
     今日だしたばかりの春物の上着を
     嘲笑うかのように引っ張るなんて
     あぁ、きみが気分屋のお天気屋だってことは
     ....
●或る会話(G・F投稿:3/25/F・Y投稿:3/26:22:46)
『きみは銃を撃ったことは?』
『グアムで一回』
『口径は?』
『22口径』
『銃でひとを撃ったことは?』
『もちろん、 ....
 誰でしたっけ
 とほい空でぴすとるが鳴る、と
 書いたのは
 ね、聞こえたでしょ
 タァーンって
 乾いた音が今、ひとつ
 でもそれはすぐそこの空
 わたしのために一人の男が
  ....
20分後の街を歩く
誰と

そして歩く
一人で
何故に

そして
数える
何を
数を

その長さを
測る
何で

昨日までと同じ道を
曇り空に
歩いていた
そして ....
よく焼くことは
何て言うんだったか
思い出せなくて
辛うじて知ってた
ミディアムでって
お願いしたら
程好く焼けた
おじいちゃんが
出てきて
その後の処理に手間取った

おじいち ....
定式はないが
生命としてはそんなはずれた生き方は出来ないはず

ちゃんと修正回路があるはず
だからそれが機能しないぐらいの生き方はしないが

生きるのだって美学がいると思うんだ
誰が認め ....
 ユニフォームのボタンがはじけ飛びそうな
 六番バッターがぶるぅんとひと振り
 キッツン
 やあ、スイングだけはホームランだ

 いまやたかだかのんびりと
 打ち上げられた軟式球 ....
一長一短っていうけど

ながいの 
みじかいの
まとめて とんとんとしたら
いっぽんの線

多少の差があってもね

ぐいっと腕をのばして
空をきゅっとむすんだ

もういくよ
 ....
僕たちの世界にある
名前のないものに
たくさんの名前が
つきました
長い長い年月の中
たくさんの名前が
つきました
これから先も
たくさんの名前が
つくでしょう

それは ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネギ侍- 佐野権太自由詩9*13-4-1
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- るるりら自由詩12*13-4-1
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辛いこと貯めこんで利子がつく- 北大路京 ...自由詩1613-3-29
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