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孤独な猫だった
丸焼けの鳩だった
まわらない風ぐるま

一等星へ続く坂道を
駆け上がってく自転車 ふたり乗り
後輪ナットにハブステップ 君は立ち乗り

スカイツリーはバベルの塔じゃない ....
夜明け前に仕事を始める
様々な場所から様々な理由で運ばれてきた壺が
庭に無数に置いてある
それをいくつか隅に転がしていき
思いきって頭上に持ち上げた後
ふっと力を抜いて地面に叩きつける
こ ....
平坦な生き方しかしてこなかった
それでいいと思っている
薄っぺらなままだった
それでちょうどいいと思っている
しかし
味はいろいろ覚えてきたつもり
甘めの醤油味みたいな
ざらざら ....
それまで
水の中を泳いでいたものが
産院のベッドの上で
あし。になる
それはまだ
自分を支えることも
出来ないけれど
あし。と呼ばれる

こんなに
ちいさく
まだせかいを歩いてさ ....
≠sweet noise
=silent jack
≒earphone jack
≦hijack

無口なジャックがハイジャックを企てた
ハイだからって高い場所じゃなくたっていい
 ....
捜索を打ち切ろうとした時に
まだ生きているはずだからと
母親が池に飛びこむと
父親や親戚や
近所の人々、その縁者まで
続々と飛びこみ
さらには犬も猫も
虫けらまでもが水に消える
飛びこ ....
眩しかった
眩しすぎた


鮮やかだった
鮮やかすぎた


会えた
それだけでよかった


話せた
それだけでよかった


戻れない季節
戻せない季節
描いても ....
当たり前の 形より
変わり種が すてき

きっと 空からの 贈り物だね
きみは つぶやく けれど

打ち上げて いるのは
地上 からなの

想いの カケラの
代わりだね

カキ ....
キンタマが臭いと言われた
すごく心外だった
でも、ひょっとしたら
そうかもしれないと思った
彼女が嘘をつけない人だから

その日から
僕は柔軟体操をするようになった
鉛筆の芯を、削る。
何処までも鋭く、削る。
(誰かを傷つけるのではなく)
{ルビ褪=あ}せた現実に、風穴を空ける為に。  
名付けなさい
君を縛る暗闇を
君を閉じ込める闇の正体を見極め
君自身が
名付けるのです

例えば
「コウモリ」
と名付けたら
君の闇からコウモリが
切りとられた影絵のように
現れ ....
キンタマが痒いのではない
キンタマ袋が痒いのだ
キンタマに罪はないのだよ

王子はそう言うと
シンデレラに
そっと
口づけしました
提灯鮟鱇の雄は
雌より大分小さくて
交尾したらそのまま
張り付いて同化してゆくと聞いて
蟷螂の話以来にたまげた
溶けてゆく、ってのがいい
おれもできれば
この闇を一緒に泳ぎきれる
そん ....
太陽は無数の光線に変わりながら急速に変化していく季節に強い陰影を塗りつける、空を目指していた草花たちが運命に漂白され、緩やかだった風は翻る、それまでそこにあった、生命の象徴のような温度を拭い去 .... 満月踊り狂う木曜日に
ブロッコリーを茹でたらもり
もりもりもり
みどりの森が鍋からあふれ出し

ああ気がふれるほどあふれ出しもり
もりもりもりもり
森みどりの森くらい森こわい森
みどり ....
背中に流れ落ちる汗を
生き物が這い降りて行くように
感じる

狙われている

彼女の爪先は
俺の股間に触れるか
触れないかのところで
思案している

動けば
タマは潰れる

 ....
   近くの神社で節分祭がある為
   実家では父の職場の人たちや知り合いが
   やってくる
   私も久々に実家に帰って
   お酌なんてしたりして

   夜
   ....
その日は
お花見の桜より うんこの話のほうが 
うつくしかった
お隣さんが用意してくださった花見弁当を囲んで
いっしょに 盲の方と お花見をした
お洒落な桜色のスカー ....
千円で二冊
手頃なんだから、
、と、擦りきれた本にきれいなままの文庫本
何故か捨てようにも捨てられない
同じような顔をして段ボール箱の中に眠ってる
たまに取り出してページをパラパラ ....
ほら、また、咲いた、
本の花
読むたびに
ひとつ、また、ひとつ、

書店に種を選びに行き
本棚に種をまく
パラパラと
水をまく

色とりどりの
本の花は
読まれる時を
待って ....
夜、雪が降り止んだ頃、夜行性のノウサギはいっせいに跳ねだす
カンガルーのように飛び跳ねる後ろ足の腿の筋肉は巨大で
前足と後ろ足は途中で交差し、雪原を跳躍する
むき出した前歯をそっと樹皮にあてがい ....
ふと 空を見上げると
蒼かったのだと気づく
鼓動も、息も、体温も
みなすべて、海鳥たちの舞う、上方へと回遊している

ふりかえると二つの痕がずっと続いている
一歩づつおもいを埋め込むように ....
心夜の域斬れ しんやのいきぎれ
粒焼き喜来 つぶやききらい
火杜離がいいから ひとりがいいから
賭粋 といき
まだ四六もならず まだしろくもならず
南尼もかも酎途犯羽 なにもかもちゅうとはん ....
白 白い白 白い日



白い目と白い手を
白い夢の白い瞼を白に開き白い壁の白さに列なる白い花瓶に白い花の
白い髪に白く書きつけた白のかわりの白い手紙
白い名は白とは呼ばれずに
 ....
              151001

木を育てるには水を与え植物生育必要な栄養素を与え、日の光に当ててやると良い
そんなの当たり前ジャンと思うのだが、現実はなかなかそうなっておりません。
 ....
地上からほかのどこかに通じる
風通しの良い扉が一斉に閉じると
秋の始まりだ
秋は閉ざされながら熟していく
密度の高まった空気と光と音楽
みな緩やかに撹拌され混ざり合いながら
ひ ....
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
「下を見て暮らしなさい」
下には下が、
その下には下がいるということを
赤いちゃんちゃんこを着た人は
底なし物差しを振りかざす

下を見て暮らしていけば辿り着く
プラスチック ....
父の焼く卵焼きは
ほんの少し砂糖が入っていて
ご飯の上に乗せて醤油を垂らすと
一パック分の鰹節が欲しくなる。

(ご飯の上で、湯気の音頭に合わせてゆらゆらと踊り狂う鰹節。)

赤い箸で何 ....
親からもらった名を
30数年飼っているが
これがなかなかなつかない
気づくとどこかに行ってしまうので
私を呼ぶとき
みんな仮の名で呼ぶ
仮の名は20個くらいあって
ずっと傍にいるもの
 ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならを言うつもりはない- 北大路京 ...自由詩2015-10-10
たつき- 春日線香自由詩215-10-9
かじりついてもいい- 乱太郎自由詩25*15-10-9
あし。- そらの珊 ...自由詩1715-10-9
サイレントジャック/即興ゴルコンダ(仮)投稿.78- こうだた ...自由詩5*15-10-9
- 春日線香自由詩115-10-8
いつかどこかの風の便りで- komasen333自由詩4*15-10-8
空からの_贈り物- 藤鈴呼自由詩5*15-10-8
キンタマ王子、自分で確かめる- 花形新次自由詩315-10-7
色鉛筆___- 服部 剛自由詩515-10-7
名付けなさい- Lucy自由詩23*15-10-7
キンタマ王子、かくのを止める- 花形新次自由詩215-10-7
提灯鮟鱇- もり自由詩2*15-10-7
ネバーランド- ホロウ・ ...自由詩3*15-10-7
もり- ふるる自由詩10*15-10-6
キンタマ王子、危機一髪- 花形新次自由詩115-10-4
スイート・スイップ- 崎山郁自由詩315-10-3
うつくしい_うんこ- るるりら自由詩22*15-10-3
本を育てる- アラガイ ...自由詩12*15-10-2
本を育てる- 小原あき自由詩5*15-10-2
ノウサギとテン- 山人自由詩7*15-10-2
秋の詩篇- 山人自由詩6*15-10-2
部屋と在るリミックス- 秋也自由詩115-10-2
描線- 末下りょ ...自由詩3*15-10-1
本を育てる- あおば自由詩6*15-10-1
愁思- 葉leaf自由詩615-10-1
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩47*15-10-1
あげぞこ- 為平 澪自由詩10*15-9-29
男の料理- 梓ゆい自由詩4*15-9-29
名づく- 小原あき自由詩8*15-9-26

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