すべてのおすすめ
 .... 見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている 私は未熟だから
特別な何かを見つけたりできない
見たものをみたまま、伝えることしかできない。

私は未熟だから
有り難う以外で感謝を示すことができない
涙で悲しみ以外を表現できない

 ....
緑の葉先から一滴の雫が零れた
一滴の雫は私の腕に落ち壊れた
壊れないままの雫は葉先で揺れ
ぶら下がり地面に落ちて壊れた


私は頭上に雫になって落ちよう
雫のまま壊れず頭上に留まろう
 ....
実力がうえの者たちに善戦しても

勝てなかったら

何をやってるんだということになる

戦うということはそういうことなんだ


俺はいま戦っているか?

俺はいま戦っているか?
 ....
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく

彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ....
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ....
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと



あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
灰色を塗りたくっている雲
散々泣いても
飲み込んでいくのだから
カッコつけた言葉を書いているのは
悟られたくない内側を
どうやって抱えていればいいのか
途方に暮れているから
貴方は大丈夫 ....
生の私を丸飲みにしてはいけません
春の潮の中でふやけて
米酢の中で骨も軟化し
渦巻く流れに皮膚もすり減って
卵のように丸く滑らかになっていても
どこかに人を呪う棘を隠しているのです
胃に刺 ....
向かい風は願ったり叶ったり
よく上がるぞ
追い風なんて当てにするな
向かい風を受け止め
駈け上がれ

多少の雨なんか放っておけ
雨雲は低いんだ
すぐに突き抜けるさ
雨粒を弾き飛ば ....
汗をかいた

汗で目がしみる

生物として
人として
うれしい

曇っていても
太陽を感じる

風が吹かなくても
体温を感じる

くよくよするな
汗をかけ

ひか ....
私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる 
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの 

 ....
だいこんおろしはきれいだな
ヒマラヤみたいにきれいだな

炊きたてごはんに
白いお豆腐

白い小女子きれいだな
だいこんおろしはきれいだな

だいこんおろしているうちに
残酷なこと ....
飴を取るときはひとつ
飴を頂くと手のひらにふたつある

言葉の意味を調べてひとつ知る
誰かと話をしていると
いつの間にか言葉の意味をふたつ知る

買い物帰りに今川焼きを買うときは
ひと ....
時は捲れて机の上

日に焼けて、みすぼらしくて

風が吹くと啜り泣く

紐の解けるような音で



雨に濡れそぼつ街が、ほんの少 ....
かららん
ころろん

約束してた夏祭り
浴衣の帯は苦しいけど
少し急ぐ下駄の音が好き

髪をあげた少女の瞳に映る
裸電球のあこがれ
くっきりと 影法師が揺れる

うす暗闇で手 ....
雨の名残りが漂っている
光がすべて上を見ている
半分は暗く
半分は泳ぐ


蜘蛛が青空をめくり
午後をのぞいては閉じる
空は泡に分かれゆく
見るものの目に分かれゆ ....
ああ神よ どうか
四十五パーセントくらいの誤解をお与えください
少なくても三十五 三十は行き過ぎです
勝手な想像と思い込みで
悩んだり喜んだり
怒ったり主張したり
素敵な誤解を捧げあって
 ....
逃した魚が蛇になった 慈愛の糸でできた繭のような部屋は、安心だ。
管制塔のように 耳の中の音を分析する。


母の補聴器の購入のために 街にでた
街は祭り日。
耳の不自由な母と 私の世界は どれだけちがうのか
 ....
あの信号が変わる前に渡れたら
きっと うまくいく

ありふれた願を懸けた



決して走ってはならない

ありふれたルールを課した



早歩きがどんどん早くなる

早歩 ....
かなしみをうつくしく飾っておくために
かなしみのかなしみという蓋をそっととじて
ひとりのわたしは
それを花冷えの野に埋める
たとえ
きのうのわたしがそれを掘りかえしても
もうそこにはわたし ....
不幸だね。
混じりけのない、不幸だね。
純度100%の不幸だね。
もう誰も、あなたをとめられないほど不幸だね。
正真正銘、不幸だね。
今時珍しい天然モノの不幸だね。
遺伝子組み替えなんてし ....
父の手をさする

硬く曲がったままの指を
一本ずつひろげ
滞ったものが
少しずつ流れていくように
強張ったものが
僅かにほぐれていくように

節くれだった
頑丈な父の手

鍬を ....
あんたの柔らかな触手が伸びて
あたいの美しい尾びれにふれるとき
ああそうだったんだねと
むかしの逢瀬があぶくのように浮かびくるの
びしょぷぼぶでの限りないあいとほうしの蜜
ぐるぐるぐるる〜や ....
あなたの枕から蕎麦殻を掻きだして
あなたの見たゆめのかけらもろとも
炊きたての
ごはんにかけて食べる

ふりかけみたいに食べる
なみだとはなみずがだらだらと流れて
きっとしょっぱい
き ....
なだらかな丘を映した 湖はのどかで
ラズベリーのいばらに 縁取られた小径で夢見た
ふと目で雲を追う詩人のこころには
気の遠くなるような 循環が刻まれていただろう

自然などという言葉が  ....
ふるさとを知らない
おふくろ、ってどんなだろう
父さんは愛をくれたひと
猫も愛をくれて、もういない

いまテディと暮らしている
終の棲家となりそうだ
産まれたベッドは東京だから
ここも ....
死にたくなる街を歩く足に魚の目
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
削除- atsuchan69自由詩5*14-6-28
見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている- 北大路京 ...自由詩714-6-27
卵の哀歌- てんがね ...自由詩114-6-27
雫の夢・・・- tamami自由詩1014-6-27
俺はいま戦っているか?- 吉岡ペペ ...自由詩614-6-24
彼は知らない- 塔野夏子自由詩6*14-6-23
日曜の夜と月曜の朝- 馬野ミキ自由詩214-6-23
ピクルス- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-6-22
やさしいうた- クローバ ...自由詩2*14-6-22
老いた私を食材に選んだあなたへ- イナエ自由詩8*14-6-22
凧になって駈け上がれ- ichirou自由詩9*14-6-22
もうしばらく汗で目がしみていたい- ichirou自由詩10*14-6-20
セモリナ_フラワー- るるりら自由詩15*14-6-19
だいこんおろし- 犬大好き自由詩3*14-6-19
ひとつよりもふたつ- ichirou自由詩10*14-6-19
灼熱の化石には肉体の名残は無い- ホロウ・ ...自由詩2*14-6-19
夏祭り- 藤原絵理 ...自由詩9*14-6-18
ひとつ_金緑- 木立 悟自由詩314-6-18
イノルフリ- ただのみ ...自由詩24*14-6-18
逃した魚が蛇になった- 北大路京 ...自由詩214-6-18
透ける_風嘯_(すけるとん_ほいっする)_- るるりら自由詩16*14-6-18
早歩き- ichirou自由詩17*14-6-18
_- 紅月自由詩414-6-18
FUKOだね☆- うめバア自由詩514-6-17
父の手- Lucy自由詩21*14-6-17
_けれど波打ち際で- アンドリ ...自由詩214-6-17
夢のふりかけ- 犬大好き自由詩1*14-6-16
ピーター- 藤原絵理 ...自由詩8*14-6-16
てのひらの上の名前- もっぷ自由詩914-6-16
死にたくなる街を歩く足に魚の目- 北大路京 ...自由詩714-6-16

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