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夢なんて

もうかっこよく 明るい道を歩きたいなんて思えないぜ
あの頃に一度 諦めた道の上に今更戻ってきて
どんな面をぶら下げて のこのこと戻ってきたんだ
耳をふさいでも聴こえる声は まぎれ ....
人間の脂肪を燃料にして
走る自動車が開発されたら
きっと
デブ狩りが始まる

俺は
追われる身だ
男は毛まで立っている
口の周囲を
まるで鉱物よろしく皮膚を押し上げて伸び
 (しかしありがたい事に
  神はそれを顔下半分のみに留めて下さった)
陽に透け腕を覆っている
何と安物の古毛布の ....
     ひいらぎの葉蔭にて
     にたりと嗤う貪りに
     肩を叩かれ
     身をふるわせる              
     夜廻りのいわしの
     潰れ ....
 児童公園に入っていくと、女の子がブランコに腰掛けていて、
「コイで」
 と言った。
「ボートとか、自転車じゃないんだから、オシて、って言うんだよ」
 そうは言ったが、コグとも言う気がして ....
難しい言葉を並べるのだけが詩ではない
と陽だまりに抱かれたばあちゃんが言った

ちょうど春の終わり頃
小学校で書いた詩を先生に褒められたあとだった

知っている言葉をずらずらと
 ....
{画像=130205162833.jpg}

憧れる対象は神格化されて

そぞろ歩きの視点の先が

固く寒さを耐えて

一枚

また一枚と

開くを待つ蕾に


わたくし ....
胸焼けする位 食べちゃイケナイと思って
自制する瞬間と

胸焼けなんか する筈ない! と
本気で若ぶっている場合と
どちらが痛いかなぁ・・・
いずれにしても 痛いのは 胃の方だって?

 ....
元は「さかな」を保存する技だった

「さかな」と「うお」は等号で結べない

本来の「さかな」は

わたくしの馬鹿な脳では

さか・な



分解される

酒と菜であるとす ....
もう少ししたら
野焼きの季節になりますね
ふるさとの枯れ野に
火がつけられ
冬がおしまいになるでしょう

あなたには見えないけれど
焼け焦げた残骸の下には
根が生きているのです
春に ....
海の見える場所に
足を止めた
海岸線は弓なりに身をそらせ
波を抱えてふるえている

少女が砂に座っている
束ねられた長い髪
白い顎の輪郭が
背景の蒼を深めている

(うまくいってる ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた



「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
視力検査暗記して答えている ふところ広いあの人と
度量のちいさなあの人の
中ほどあたりが
わたしです

勇猛果敢な眼差しと
こわごわ逸らす上目遣いの
中ほどあたりが
わたしです


ひとの間に
ひ ....
海から陸地へ踏み込んだ

小さな町の橋のたもとに

蟹が一匹蹲っている


蟹が蹲っている


こんな陰気な場所に

遁れてきた蟹に

哀れを感じて

指をやる ....
頑張って生きてやる。

頑張るなって
頑張らないでいいよって

言われて言って思って。


楽になった。


でもやっぱり
その上でその延長上で
延長戦

その上でそ ....
自分だけにしかできない冒険がある
エッジのきいた言葉を
声高に叫ぶより
むしろ平明な言葉を
静かに語りたい
憎しみを克服するには
どうしたらいいのか
考えて考えて
考え抜いて
何千日 ....
ティッシュペーパーをちぎってちらしたような薄い雪が、スローモーションのように降っていた。制服にマフラーだけじゃ寒くて手をこすったりしてるとユウトが毛糸の手袋を貸してくれた。わたしの .... 昔の事だ

十年が一昔ならば

二つ以上の事

勉強だと

業務の足しだと

舌の肥やしだと

訪れたのだよ

有名な料亭に

有名人やら

著名人やら

訪れ ....
磨ぎ研究を澄ます この頭を傾けずに
切磋卓越魔物

比較ほど死んだものもなかろう ひひひ

真面目に面と向かうお面もリアルさ ひひひ

笑いの壷に油も混ざる そんな卓越魔物切断の清らかな ....
目覚まし時計のアラーム機能
が昨日からずっとリピート
ビービー五月蝿いたら
ありゃしない
         右手で十回
         左手で二十回
         枕元の ....
背骨が浮いている
間に挟んだピアノの音階は、 じわりとけて霧散する夕暮れ
歩くことをやめた亡者の形骸に後退
軋み続ける
撓っている
真白に、正常に伸ばされた骨の上で清く

ゆるやかに逆立 ....
火山が地下に向かって噴火した 山の景色は何一つ変わらないけれど その地下では溶岩が地層を破壊し侵している その衝撃で地下の地球の各首脳は次々と会談を開き 押し寄せてくる溶岩による環境問題について議論し .... 僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
2月2日9時39分、雲ひとつない晴天、無風、湿度十六。
応答せよ、応答せよ。キリキリっという雑音が混じった青い声が鳴っている。

ポスターの陰で砂埃を被った無線機、その傍らには血溜まり、首元には ....
ウェルダンは丸焦げとは違います 子育ては子どもの頃の復習だ

幼い我が子に
昔の自分を重ねる

ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる

あの頃見えていたものが
少しずつ ....
ドゥン

ドゥン
                   ドゥンドゥン

          ドゥー―――――――――――――――――――ん


振り子時計が
朝の
六時を

音 ....
溶けたプラスティックみたいな血が
身体の中をゆっくりと流れている
その血が見せる幻覚は加工物臭く
張りつめっぱなしのジャズ・ドラマーのカウントのように
軒先からの雨垂れが地面を ....
わが子が泣くので
わたしはそっと抱きあげる
生まれたばかりの
からだを包む

そして
なるべく平易な言葉をかけて
わが子の視線の先を見る


ときに
わが子は泣きやまない ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2964)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夢なんて- itukamitanij ...自由詩1*13-2-9
人間自動車- 花形新次自由詩413-2-7
毛と肉について- salco自由詩7*13-2-6
夜陰- 石田とわ自由詩7*13-2-6
恋を夢見る女の子- オキ自由詩5*13-2-5
羅列- 川上凌自由詩5*13-2-5
春の女神- ドクダミ ...自由詩2*13-2-5
痛いのは- 藤鈴呼自由詩1*13-2-5
お寿司- ドクダミ ...自由詩2*13-2-5
風のたより- そらの珊 ...自由詩1513-2-5
海の破断面- 佐野権太自由詩5*13-2-5
あの時、生きることが第一だった- 鵜飼千代 ...自由詩24*13-2-4
視力検査暗記して答えている- 北大路京 ...自由詩613-2-4
人間- 千波 一 ...自由詩8*13-2-4
海の使者- オキ自由詩3*13-2-3
なんだかんだ超むかつくぜ頑張って、- まきちぇ ...自由詩413-2-3
宿命- 渡辺亘自由詩713-2-3
この海の底にとどく光- ねことら自由詩5+13-2-3
それは無いだろうよ- ドクダミ ...自由詩1*13-2-3
脳チャンネル_ひひひ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-2-3
頭痛薬の処方の仕方を間違うと頭が半分個になっちゃうぞ- 赤青黄自由詩2*13-2-3
背骨が浮いている- 水川史生自由詩213-2-3
twitter- 葉leaf自由詩213-2-3
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
応答せよ、応答せよ- すみたに自由詩2*13-2-2
ウェルダンは丸焦げとは違います- 北大路京 ...自由詩413-2-2
子育て- 小原あき自由詩9*13-2-2
君は俺のことを許さなかった- 赤青黄自由詩2*13-2-2
死神のメロディー- ホロウ・ ...自由詩2*13-2-2
たとえちいさな光でも- 千波 一 ...自由詩7*13-2-1

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