すべてのおすすめ
     きらきらと
     ひかる星たちかくしもち
     きみは泣く
     ちからのかぎり
     きみは泣く
     まっすぐに
     ひたむきに
     た ....
僕にとって今最も重要なイメージは、暗い星空の中を真っ直ぐにふわりと落ちてゆく灰白のクジラの死骸です。胸鰭は空気に押されて持ち上がり、細かな屑をその身から剥離させながら、そうしてそれらの屑よりほんの少し .... あつい夜
きみはかんたんに
きみを脱いだ

なにも覚えていられないくらい
美しい夢が終わって
抜けがらとぼくは朝を迎える
そうしたらもう
どっちが思い出なのかわからなくなっているん ....
わたしたちがあんまりゆっくり歩いたので
街はどろどろに溶けてしまった

間にあわなかったね

でもべつによかった
まだ潮や空はのこっていて
わたしたちはもっていたパンにそれをつけて ....
赤い火を見つめながら、暗い夜のことを思うだろう、濁流のような呑気な日常に飲み込まれ息も絶えだえ、そして訪れた僅かな休息の前の静かな真夜中には、騒がしい自分の心が .... 硬い殻の中に無理やり閉じ込められ
手も足も出せず
約束も果たせない

知らないうちに
他者の無関心による距離に埋もれ
書籍から著者の血液を大量に浴びた

俄かに近い人のまな ....
僕が目指す場所は、確かにその壁の向こうにあった。

僕は10年掛かってその壁を超克した。

すると目の前には、レンガが描かれた壁が立ち塞がっていた。

僕はまた10年掛けて大きくなり、その ....
スカートの裾を一枚、縫い合わせて閉じると、追い出された可能性としての空洞が、床に投げだされた他の萎れたスカートを花咲かせてしまうのではないかと、一枚、また一枚と、縫い合わせては閉じていく。鱗みたいな、 .... 海が
光の海が
 広がる狭まる
  明るみ眩んで
  暗まり遠退き
 揺らぎ揺らいで
静まる感覚
奥まる意識


秘かな降臨
 気づきの一瞬
  凝視の息切れ
   いつもの ....
           150722

中三の音楽の授業中のことでしたが、
子守唄を教わっていた。
と言っても教科書の楽譜を見ながら
皆で合唱するだけなのだが
理論はともかく
一度唄えば覚 ....
白濁する森で。

蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
溶けあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
現れる。

欲情する樹々が。

目覚めている
 ....
ここ二日でひと山越えた感のあるわたしたちは
 次の山あるいは谷を想像できないでいる

  見上げる山 天辺が雲に隠れて見えないほど
   見下ろす谷 闇へかき消えるほど底なしの

     ....
人の輪郭ばかりがまばゆく降り積もり
忘却される往還は歌として刻み込まれて
歌は正確に人のさざ波を導く
正しさに先立つ正しさは愛欲に似て
幾つもの河を集めては飛び立たせる
人生がすべて ....
あるひとは写真を見て灰色と
あるひとは訪ねて来てエメラルドグリーンと
イメージしたのは東京のほんとの空の色
それで決めた部屋の壁紙

灰色って聞いて眩暈
エメラルドグリーンって聴いて
ど ....

  
白いシーツが晴々とはためく青い午後
大きな風にのって君の嬉しそうな声が疾走る
思い切り抱きしめればまるでお化けのようなカタチ
くすぐったいと笑う君をすっぽりくるんだその存在を
ぎ ....
ジュラ紀 白亜紀 吐く息 といき
おととい以前のことは
みんな みんなおなじです

忘れた。

2156年 第四次世界大戦
氷河期 歯みがき ゴシゴシ
あさって以降のことは
みんな  ....
ここは
死体の街
ここは
終焉の先
固く縛った荷を解いて
その椅子にかけなさい
誰に遠慮することもない
ここには永く客など来ていない


何か食べる ....
(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
木影に影を重ね 静かに見送る 
蟻たちに運ばれて往く
ことば 肉から零れ落ち

    熱い 取っ手を掴んだ

わたしは夏に生まれた
きっと夏に死ぬだろう
光の色彩が教えてくれる

 ....
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
冷蔵庫と壁のすき間に
カギを落として
拾おうとしたとき
溜まり溜まったホコリに
ゾッ・・と。

冷蔵庫のうらに
びっしりと居座るやつらを
イメージしてしまうけど
重いし
面倒くさか ....
名字は歴史だ
長い歴史
遠い過去から
あなたを縛る

名前は違う
あなたの家族が
あなたに託した
最後の呪文

かおるさん

あなたを呼ぶ
タケヒコさんでも
ツヨシ君でも ....
無風に花瓶、
押し倒れ
転がる転がる
少女の手許

受け止める幼手
花瓶は砕け
甲高い笑い声
さも当然に

さも当然に、
笑い声響く度
花瓶は完璧に粉々に
亀裂走っていく円卓 ....
虫採りアミを
契約書が詰まった
ビジネス鞄に持ちかえて
今月もノルマ未達なら
怪談話より 寒気する
スイカ? 食べない
「時は金なり」
向日葵よりも輝いて
もろこしよりも甘いのは
 ....
隣に寝ている祖母の髪をいじるのが
幼い私が眠りにつくための儀式だった
人差し指で祖母のぱさついた白髪交じりの髪を
くるくる巻き取る
眠る寸前までやっているものだから
翌朝の祖母の髪は縮れて
 ....
海がもしも優しくするって約束してくれたら
あたしは沈没してもいい
船になる
本の中になんてこたえはない
だけど本屋がすきだ

本と本のあいだに
立つひと ひと ひと
あるであろう心に
さわらないように
避けてあるく

私も本になにかをさがす
枝から青くふくらんだ
健やかなる実をはずす
茶色いしみのようでいて
何かを主張している風の
そんな模様を持つ実は
捨てた

捨てたあと
なぜかもう一度この手に取り戻し
親指と人さし指 ....
だれかが
冷たいという
雨にぬれている

だれかが
優しいという
雨にぬれている

わたしは
ひとりでぬれている

まわりには
傘をもたないいきものたちが
なにも言わずにぬれ ....
その灰は溶けない雪
音もなく降り積もる
つむじまで埋もれた人々は
噂によればその開かない唇で
「それは降らない」と言うらしい

{引用=
(嘘は、言葉が、ではなく、人間が、付くもの。)
 ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2956)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみの星- 石田とわ自由詩14*15-7-24
独白- dopp自由詩315-7-24
あつい夜- はるな自由詩715-7-23
夕食- はるな自由詩315-7-23
朦朧のJuly- ホロウ・ ...自由詩1*15-7-23
億劫- 葉leaf自由詩315-7-23
継承- Honesty自由詩115-7-23
狂咲- 竹森自由詩215-7-23
神-秘の臨界- たけし自由詩715-7-22
あの山越えて- あおば自由詩6*15-7-22
太陽の骸- 草野大悟 ...自由詩415-7-22
あの山越えて/即興ゴルコンダ(仮)投稿.56- こうだた ...自由詩5*15-7-22
労働- 葉leaf自由詩615-7-22
ブルー(空のための色としての)- もっぷ自由詩515-7-22
風の樹陰(こかげ)- ハァモニ ...自由詩4*15-7-21
逆説- もり自由詩2*15-7-21
New_Kid_In_Town- ホロウ・ ...自由詩2*15-7-20
住宅街- あおい満 ...自由詩11*15-7-20
消失の夏術- ただのみ ...自由詩16*15-7-20
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。- 陽向∮自由詩16*15-7-20
冷蔵庫のうら- もり自由詩3*15-7-20
名前を呼ぶ- umineko自由詩6*15-7-19
必然- たけし自由詩415-7-19
夏が嫌いな人もいる- もり自由詩4*15-7-19
日常- ららばい自由詩415-7-19
約束してくれたら- もっぷ自由詩11*15-7-18
本屋- 朧月自由詩515-7-18
キッチン- そらの珊 ...自由詩1715-7-18
水のなか- 朧月自由詩415-7-18
やさしさ- 竹森自由詩115-7-17

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