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道をほると
どんどんとほると
一体なにがあるのかとのぞきこんだ
黒々とした土の中に
なにがあるのかと期待した

ユンボでかきだされる黒い土は
内臓のようにみせてやっぱり土だった

そ ....
蟹が泳いでいた
それを追ってわたしがきて
叔父がわたしを追いかけてきて
叔父を追いかけて姉もきていた
だから家が火事になっても問題なかった
みんなで食べた鍋は
罪の味がした
ひとまわり大きくなった太陽が
西の水平線に沈んでいく

この海はどこへでも繋がっている
海岸には奇妙な文字が氾濫している
塩化ナトリウム水溶液で繋がっている
巨大な電池だって作れる

 ....
ふわふわの ましゅまろケーキに 似合う
トッピングを 考えた

苺が 粒粒 
自己主張する

甘さと 酸っぱさを 兼ね備えた ボクこそが
真の女王さ

ツブツブを ひけら ....
信頼できると
信頼するとは
 違う

信頼できる は
リスクがないとか
メリットがあるに近い

信頼する は
互いに共存し
助け合うことに近い


貴兄は信頼できる方だ

 ....
えー、今から一次選考を始めます

はい、才能ないです
はい、才能ないです
はい、才能ないです
うーん、才能ないです
えーと、これは病気ですね
あっ、これも病気です
病気は、まとめてとっ ....
野太い声が
きれいな顔の整った唇から出ていた。
好きじゃなかったので
特に気に留めもしなかった。
ただ名前だけはちょっとイケてた。

死か、生か。

踊るのもあたしは好きじゃなくて
 ....
 夫と2人で ひさしぶりの動物園
 夫は動物を見る
 私は夫を見る

 子ウサギを見る夫の目が温かく緩む
 その目をわたしは見た

 クジャクを見る夫の目がその眩さに大きく深くなるのも
 ....

うん
なんと
いうかな
そもそもが
ずれているのに
まともになるように
きまじめとかぶきように
すすもうとしているからさ
ぬけだせないままにずるずる
おと ....
ものを買うということは
自らの欠けた部分を見誤るということだ
見誤る隙間とは別の高みにものを置くということだ
本が届くコーヒーが届く椅子が届く
だが人は買うことではものを所有できない
 ....
語弊があるような言い回しは避けて
誤解を生むような表現は消して

本当に伝えたいことだけを

傷つけないように
耳を傾けてもらえるように

心を開いてもらえるように

気分を損ねな ....
はやい夕暮れ
うんざりする長い夜
セピア色の点光源
薄暗がりの背景に
うかびあがって
忘れられた
映画のポスター
ひたすらうらぶれてる

スーツの男
作業服の男
セーターの男 ....
あまりにデブのため
私の周囲の空間は歪み
歪みに落ち込んだものは
光ですら逃げ出せない
私の背後から
レーザーを照射すると
私に差し掛かったところで
光線がぐいっと曲がり
私に吸い込ま ....


かけっこ

キャベツにきんぴら

ジャニーズの、可愛い男の子

雨の日

ドライブと掃除

のうぜんかずらと魚

青の色、そしてわたし

33年

ぴっちり生 ....
海岸線を走ると
凍てついた汽水の上に
オオワシが
見える

車通りのまばらな国道に吹く風は
きょうも横なぐり

どんなに晴天だろうと
いや、澄めば澄むほどに
ハンドルを
とら ....
証人を立てるんだ 例えば僕が今朝目玉焼きを食べたことについて しっかり覚えているし難しいことでもないんだけど でも証人を立てるんだ そのことが却って事実を不確かなものにするから 証人が必要なほど不確か .... 悲しい気持ちの帰り道
疲れた歌のサビのとこ
あなたに言われたようだった

小さくなってしまったと
遠くの夕陽が歌ってる

爪のあいだの蜜柑のかけらが
沈みかけてる太陽みたい

八百 ....


帰宅した私は食卓に着くと
両手でテーブルを鷲掴みにし
一匹の大蛇を吐き出した

黒々とした身体
ぬらぬらとした光沢
それは私の分身であり
一部なのだった

゛はらがへったよ ....
ひとつの命が
青空に迎えられるように
煙になり
天に昇ってゆく

凍れる冬の空気を貫く
鋭い日差しをみつめると
目の玉が痛むけど
今は泣きたくないから
じっと見つめていたい
そう思 ....
優しい人っているらしいんだけど
あたし会ったことないのよねえ
あの人、優しいわって
言われてる人に限って
あたしには冷たいっていうか
ケダモノを見るような目で見るっていうか
全然、優しくな ....
ふしぎな生きものが対岸におりましたので
わたしは急いで脱ぎました

なるべく丁寧に急いで
わたしはあらわになりました


しかしながら
湯茶の用意が整っておらず
先方はやや訝しげ ....
七夕飾りを作った
網飾りと提灯をつけた
短冊を書いてヴェランダに飾った

あいにくのくもりぞら
空を見る気にもなれず
意味のないTVドラマを観た

ヴェランダで妙な物音がする
カ ....
 すこし混む電車の中
 イヤホンから囁いてくる音楽
 あのひとも 立っているあのひとも 違った音に
 こっそり囁かれている
 快速急行は両窓の景色と景色を
 後ろへ後ろへ ....
曇り空から縄が垂れている
どこに続いているのか先は見えない
午後になると近所のものが集まってきて
突如現れたこの縄について協議しはじめた
一人がおれが片付けてやると言って前に出る
触らないほ ....
遺伝子の選別と

教育の徹底によって

『天才』は造られるらしい

社会保障がしっかりとしていて

大卒でホワイト企業に入れば

人生安泰なそうな

そして、その上

30 ....
十年前は
だれを好いていただろう

十年前は
どこに暮らしていただろう

一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり

五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた 狂騒が染み込んだ脳髄の記憶の配列は
鬱蒼とした森の中で覗く太陽に似て
俺は猛毒を含んだように忙しない
新しい何事かをこうして記そうとする度に
滑落した昨日が執拗に裁断されて ....
バカの戯言も
でかい声で発し続けると
潜在するバカの予備軍の耳に届き
いっちょまえの意見として
扱われかねない
なので、届く前に
なんとかしなければならないのだが
下手に手を出すと
バ ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ちきゅうの内臓- 朧月自由詩1014-2-19
闇鍋- 春日線香自由詩414-2-19
温泉旅行- 藤原絵理 ...自由詩714-2-18
マシュマロケーキ- 藤鈴呼自由詩1*14-2-17
信頼醸成装置- ichirou自由詩5*14-2-16
詩人オーディション- 花形新次自由詩414-2-16
ParaParaInferno- 佐々宝砂自由詩4+*14-2-16
- ハァモニ ...自由詩3*14-2-16
詩が乳型なのは私がふざけた女だからです。- nao自由詩4+*14-2-15
買う- 葉leaf自由詩2+14-2-15
本当のこと- Lucy自由詩20*14-2-15
ブルース- 藤原絵理 ...自由詩5*14-2-1
ブラックホールと呼ばれて- 花形新次自由詩314-1-30
たんじょうび- フユナ自由詩7*14-1-30
トーチカ- 千波 一 ...自由詩314-1-30
twitter- 葉leaf自由詩314-1-30
みかん- うみこ自由詩6*14-1-30
人と蛇の寓話- まーつん自由詩6*14-1-29
最後のフェアウェル- keigo自由詩2+14-1-29
優しい人- 花形新次自由詩214-1-29
対岸- 千波 一 ...自由詩614-1-29
乞巧奠- 藤原絵理 ...自由詩3*14-1-28
キミも_ともだち。- ヨルノテ ...自由詩714-1-28
- 春日線香自由詩314-1-28
病床のドッペルゲンガー- yamadahifumi自由詩414-1-28
十年愛- 千波 一 ...自由詩414-1-27
時よ_止まれ- ichirou自由詩7*14-1-27
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた- 北大路京 ...自由詩614-1-26
そして最後に置かれた死のかたちは揺れるようにもがき続けるだろ ...- ホロウ・ ...自由詩2*14-1-26
悲劇のバカ- 花形新次自由詩114-1-26

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