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樹上の葉が
地面の落葉に言った

「下からの眺めは最高でしょう!
こっちは旋毛しか見えません!
何色だったか ぜひとも
教えてくださいねー!」

落葉は咳払いを
ひとつ
上に向って ....
朱の映える
あの海の
離宮を
帆を張って
目指そう

天の
ご機嫌悪く
空は
毎日 毎日
泣模様

ある冬日の
前の秋の日に
想いを廻らし
朱の中を
歩く

その日 ....
娘が生まれた日
太陽は明るかった
空気は澄み渡り
ベッドにあなたが居た

娘が生まれた日
あなたの笑顔は綺麗だった
ヘソの尾が切られ
娘は一人になった

娘が生まれた日
両親 ....
古代の水を湛えた深淵から
龍が雷鳴を唸なり
天を目指す

人々は飢え
慈雨を求めている
ヤマタノオロチを恐れても
人は龍を求めていた

巨大な対象に敬意をはらい
神をも創造した人々 ....
あなたの ご要望には

何時 いかなる瞬間にも
何時 いかなる醜態でも
何時 いかなる形態でも 

お応えします なんて
お答え しかねます

ワタクシは 空飛ぶカエル
空 ....
                ――D.K.へ

君は静かに「消えていった」。君は「消えていった」という言葉を望むだろう。だが私はこう思うのだ――君は「殺された」と。そして君を殺したものに、僕 ....
晩秋の公園の紅葉は
ひとひらふたひらと
夕暮れ蝙蝠のように
ひらひら舞いながら
砂の公園に舞い散る
死語となった落葉焚
子供たちが瞳を落す
僕は子供らに頬笑み
焼き芋でも作ろうか
子 ....
(あれは、何だったか)

火竜になって飛んでいった私の分身が見たものは。
食いちぎられた街、
灰になった街路樹、
口の中が埃臭い。  ....
バスを待つ時間が
どうしようもなく
無駄だと感じたキンタマ王子は
思い切って
ズボンを脱いで
下半身を露出してみた

するとどうだろう
隣に並んでいた
JKもパンツを脱いだではないか ....
予想を遥かに上回り
伸び過ぎて
手に負えないほど
細い支柱に幾重にも絡まった蔓を
所々自分で縛った紐をほどきながら
根気よくはずしていった

はじめは
知恵の輪をはずすようで
楽しか ....
月は紅くて刃物みたいだったので
私、
亡くした血を思い出し
何度もあなた
求めたくなる。

衝動よりも永続的なのだと気づいたのは
髪が乱れ
電気が走るから
私、
メデューサみた ....
表現の自由が脅かされているのは
戦後ずっとだ
と言ったのは江藤センセイだったっけか

お前らみんな勘違いしている
マスコミや学校、勤め先
どこでもいい
戦争万歳と言うのと
戦争反対と言 ....
本当は白菜が食べたいだけ
白菜ペロペロ剥いて
ザクザク心地よい
鍋の中で揺れる匂いがふふっ
昆布が寝てる
水炊きポン酢
鶏肉豆腐糸蒟蒻
コトコト揺れる湯気が出る
私の中で揺れる匂いでふ ....
開かれた扉にはあらゆる意味があり、また、如何なる意図も無い
出入りも自由であり、また、戻るも戻らぬも自由である
選択とは本来そういうものであり、例外は存在せず、そして
それに ....
暗い海の
底に
ゆっくり
降りていきながら
太陽が淡く
優しい、と
知った。

海の底で
震わせた呼吸
私の、聲。
ちぎれ散り
蒼い波紋
さざ波
どうか届けて
あなた ....
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし

がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって

風は
すかれたり嫌 ....
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ....
 陽はやわらかにあふれいで
 光はしずかにふりそそぎ
 こがねのなみがおさまった
 神楽月は わびしい街はずれ

 原っぱの片隅で おとなにとっては
 意味もなく くりかえされる
 こど ....
十年まえの自分に こんにちは

いまも変わらぬ友と笑う

若かりし頃の自分よ

若さって すばらしい

けれど十年まえの自分に

もどりたいとは思わない

それが すべて。
 ....
永遠に降りそうな雨
癒やしのメロディーと歌詞が
聴く人の心を惹きつける

梅雨真っ只中で薄暗い
薄暗いけれど明るい歌声

大雨が一日中続く
一日中歌声が聴こえる

雨で憂鬱だけど何 ....
古くなった蜘蛛にまだ稲妻が引っかかっている 時間を切り取り
器の内の水の上に置く
ゆうるりと巡る光に
指を ひたす


失くした大きさと
後に得た小ささ
つりあい無くつりあう径を
風が 静かに揺らしている

 ....
 私の窓辺に晩秋の風がやってくる。
 あの山の麓の村にもそれは訪れただろうか。
 恋しくてたまらない。
 我が半身は今どこを旅しているのだろう。

 想像の翼を広げてみれば新たな地図が必要ら ....
草影の虫の音 止み
静けさ 日に増す 夜の冷え
夜に落ち葉 風
かさかさと地面を擦り
見上げれば
オリオン座 澄んでいる
澄んでいる 訪れる
今年は特に
季節の周り 時の流れ
早い  ....
これからは どうもしないよ
腕を引かれて向かうは将来 過去は死ぬから振り返ってはいけない
きみが抱えるあらゆる不安を取り除くため 悪役を買ってでてあげよ
これからの人生をだれよりも有意義にいきな ....
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど



「皆くたばってしまった。」


私はその男の詩を、いくつか、読んだことがある。
 数年前から私は『文学●●』という詩の投稿サイトを、だ ....
鉄砲玉は小さく固められた
他人の罪によって表面を鍍金され
もはや己の言葉を発せない
鉄砲玉は撃ち出された
望まない相手に向かって
望まない高速で
引き金を引いたのは誰だ
引き ....
花火はまるく枯れていきます
ショーケースの中の目玉焼き


煙の輪
海月だよね

水族館で青い光に泳ぐ球形の
触手は意思もなく揺れていて
夜を渡る浮遊はそれぞれに
腕を伸ばす
 ....
あの花の名前を知らないならさっさと調べればいいと思うし、台所で話しかけたかったらさっさと話しかければいいし、もたもたしないでちゃっちゃっとやっちゃいなよって思うのよ、ときみはラガービールを片手にフ .... 何かを本気で伝えたいのは
感情がどうしようも
なくなるからだろ

好きだぁああああーーー

とか

腹立つぅうううううう

とか

さみしぃいいいーーーっ

とかね
 ....
こひもともひこさんの自由詩おすすめリスト(2958)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の高尾山_男たちへのレクイエム- もり自由詩2*15-11-17
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未来- 葉leaf自由詩415-11-12
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フロント硝子- あおい満 ...自由詩8*15-11-11
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miss_you- レモン自由詩9*15-11-9
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必要なものを必要なだけ- ホロウ・ ...自由詩4*15-11-8
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光のまつげ_③- 信天翁自由詩515-11-7
十年まえの自分- w.tsubaki自由詩115-11-7
雨の歌を聴く- 夏川ゆう自由詩415-11-7
古くなった蜘蛛にまだ稲妻が引っかかっている- 北大路京 ...自由詩615-11-7
歩く羽- 木立 悟自由詩515-11-7
ため息ひとつ- ヒヤシン ...自由詩13*15-11-7
しみじみ冬- 秋也自由詩215-11-7
萼(がく)- ayano自由詩315-11-6
NCM参加作品_僕は今もうんちですけど- 赤青黄自由詩3*15-11-6
鉄砲玉の唄- 葉leaf自由詩415-11-6
- はて自由詩315-11-5
僕は寝ているふりをした - 阿ト理恵自由詩9*15-11-5
オブラート- もり自由詩2*15-11-3

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