身辺雑記より(五)
たもつ
結露が止まらない
いくら拭いても
壁や窓から滲み出てくる
このままでは
部屋が水でいっぱいになってしまう
僕らは慌てて非常食、ラジオ付き懐中電灯、
釣り竿等々をリュックにつめる
膝を抱え込んでテーブルの上に座り
下を覗きこみながら
早く水位が上がらないだろうか、と
二人並んでひたすら待っている
自由詩
身辺雑記より(五)
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たもつ
2004-12-28 08:45:42