すべてのおすすめ
僕等は未来が見えない 猫みたいな奴らのようだ
少しだけ先ってのが見えなくて
いきなり終わりが見えちまうようだよ

そう遠くない未来に
僕等のウチの誰かが死ぬだろう
それは悲しい事だよ 
 ....
酔っぱらった僕は
フライパンの真似をして
空に羽ばたいた
一番高いところで
激しく嘔吐したけど
よく見ると
それは言葉だったので
ますます気持ち悪くなった
走り書きした
唇 の 上

冷めないうちに
耳を塞ぐ

儲からない 話
でも

いい の ?
初潮という言葉と海とのつながりとかを
ぼんやりと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
私は学校へ行けなくなった

私は紙のにおいが好きだった
鼻をかむ時のティッシュのに ....
「京都へお嫁に行ったら苦労するよ」
関西にいたら一度は聞く
でも君を見ているときは
そんな言葉はどこかへ飛んでた

カマカマカマカマ カマ カメレオン…

私はアホみたい方向オンチやから ....
部屋の中で素振りをしていると
外は激しい雨が降っていて
どこかとても遠いところから
僕の知らない動物の鳴き声が聞こえる

シマウマはたてがみも縞模様なのだと
テレビ番組でやっていた ....
さじ の中
盛られた 私の

腕に とどかない
ひくい

止めた 前髪
痛くて はずす
ヘアピン

月明かり まばらな カーテン
さえぎる

みたくないと
あわれむ ....
そのはじまりからすでに
鋭く亡びに縁取られているのが夏で
青空と陽射しがどれほどあかるくても
そのあかるささえ不穏なのが夏で

蝉が鳴き騒いでも
祭の喧噪が渦巻いても
濃密な静寂が深々と ....
心臓破りの坂
に破られる心臓
そして
けたましく鳴り響く電話機
に似た形のビニール袋
に梱包された
けたましく鳴り響く電話機
の絵

範囲内の限りにおいては
どうにでもなる
 ....
汗を、かいていました。

あなたがわたしに触れたことや
愛を体現したこと
ひとつずつ、思い出して
泣くことだけは、回避して。

窓を閉め切ったこの部屋に
どうしてか風が吹いて
乾いた ....
欲しいものが欲しいと

子供がせがむので

欲しいのは欲しいものなのかと

問い質したら

欲しいのは欲しいものではないかもしれないと

子供が言うので

欲しいが欲しいんじゃ ....
爪の甘皮おしてると、女になった気がします
ゆるりとした4月の日差しを遮らずに
南がわの部屋の中で
女として
女として
生きてゆく心地を
いま、思い知らせて
桜が、潔くて美しいというのは本 ....
なんで ひとりでこなかったんですか

と 会社の玄関からでてきた 年上の男性に
詰め寄ったのは 十八の頃

告白しようと やっとかけた電話で
呼び出して 出かけた友達が
相手は 友人と一 ....
つらい時とかって
やたらと下ばっかり見てしまうやん?

でも
雨がやんで虹が出てても
上見やんかったら気付かんで。

せやから
やっぱりつらくても
上見て歩かなアカンて思うわ。

 ....
めぐりきた
この日はなぜやら 決まって晴れる 蒼い
冥い中天に垂れなびく布帯 黄 紫 緑
八方の声明 太鼓と鉦 衆生の足は土をたたく
たたく
肉焼くにおい 黒ずみはじめた果実の甘露
巡 ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
朝食の
トーストとコーヒーの間に
そのものは存在する
点々と どこまでもつづく血痕を
追え
賢者の道よりもまず先に
なすべきことがある
埋められた{ルビ蹠=あなうら}
ますます増長する ....
お早い朝ですね

・きんぴら

・なすの煮びたしは常時

・つけものは時価(夏は廉価)

・会いたいの白和え

・やってできないことはないたたき(オクラ)

・二度目ね天ぷら( ....
体と心は
一緒だよ
気持ちいいことすれば
両方喜ぶでしょ
苦しいことすれば
両方嫌がるでしょ
なでなでされると
優しくなれる
みんなをなでなでしたくなる
お兄ちゃんをなでなですれば
 ....
大河
小船
漕ぎ出す腕
小波
大波



子供の涙
蘇る子宮
永遠
その日 二人の間にあったのは
「愛」ではなく
「コーヒー」だった
しかしすでに冷めきっているという点では同じだ

彼が口付けたのは
「私」ではなく
「コーヒーカップ」だった
どんな味か ....
下ばっかり見てた
誰もいない
静かな空間に
  パチン
蚊を殺そうとした
手拍子の音
響いた
首が痛い

蚊は
視界から消えた
綺麗な声に目が覚めた
立ち上がって海岸線を歩く
波音と風音の穏やかに響く砂浜に
僕は桜貝を見つけた
手に取るとひんやりと冷たくて
薄桃色が微かに温かかった
温めるためか 温まるためか
そ ....
思ったよりも駅から近くて
古いけど
コンクリで出来てる
アパート

問う
問う
自分へのいろんな

振り切れれば簡単なこと

電車の音が聞こえて
窓を開けた
見えないけど
 ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
数える
夜を
その存在を
その版図を
人生の裏側から君は数える
吊るされたものが笑う夜
浮き上がるものが泣く夜
どんな夜が
君に魂の改変をせまっていたのか
わからない
わからないか ....
おまえに綺麗な紙のきものを着せたったら
紙人形のように可愛いやろなあ
そんなこと言うてはったおじいちゃん
いつのまにか
紙のおじいちゃんになってしもて

あれは風のつよい日やった
 ....
フラッシュバックをください

飲んで飲んで飲んで飲んで飲んでその果てに見えるお花畑
いちめんの一年草
毒々しい色色色色色色高らかに鳴るラッパの音
這いずるように愛して
這いずるように
そ ....
髪の毛にエレベーターが刺さっている女の人と
危うくぶつかりそうになって
うっかり乗りそうになりましたが
それよりも階段の方が健康に良いので
大丈夫でした
自動販売機の前では
一匹の ....
海や土やマグマや風と
一緒に浮かんでいるという
私は

身体を選んだわけでも
心を選んだわけでもない

先にあるものから
たくされたような
安物の 腕時計が

地上 から ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
友よ- 虹村 凌自由詩2*05-5-26
嘔吐- たもつ自由詩905-5-26
紅_茶を- 砂木自由詩6*05-5-25
ペーパーホーム- yo-yo自由詩9*05-5-25
京都はきまぐれ- 木葉 揺自由詩13*05-5-25
素振りなら負けない- たもつ自由詩1605-5-24
沈黙- 砂木自由詩9*05-5-24
夏について- 塔野夏子自由詩27*05-5-23
あの日- たもつ自由詩605-5-23
カーテンの裾- かのこ自由詩305-5-23
欲しいものの神話- ブルース ...自由詩5*05-5-23
女として- かなりや自由詩305-5-22
はじめての_メール- 砂木自由詩8*05-5-22
虹とか- 六弦自由詩6*05-5-22
下野- 田代深子自由詩1005-5-22
星めぐり- はな 自由詩39*05-5-22
存在- 岡部淳太 ...自由詩4*05-5-21
スナック傭兵- 山内緋呂 ...自由詩2*05-5-21
なでなでしてね- チアーヌ自由詩705-5-20
大河- チアーヌ自由詩205-5-20
coffee- 自由詩15*05-5-20
パチン- かのこ自由詩205-5-20
桜貝- ヤギ自由詩8*05-5-20
引越し- チアーヌ自由詩705-5-18
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
百の夜- 岡部淳太 ...自由詩4*05-5-18
紙のおじいちゃん- yo-yo自由詩16*05-5-18
フラッシュバックをください- チアーヌ自由詩305-5-18
ヘルス- たもつ自由詩12*05-5-18
出勤- 砂木自由詩5*05-5-18

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