すべてのおすすめ
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた



君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた



なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから



 ....
作品にならない 苦しみがあります
これを
きれいに削りこみ 磨き上げ
ニスで仕上げるのには
あまりに苦痛が大きくて
とても、
やりおおせない 


苦しみという名の 作品があります
 ....
君の残した想い出は
遥か遠く浜茄子咲く北の国で
いつも優しく眩しいほどに輝いて
ここまでおいでと僕の名を呼んでいた


君の残した思い出を
僕は今超えようとしている
越えることなんて考 ....
      足           祷瀬 チカ


  遮光性のロールスクリーンを低く下ろされた向こうは
  部屋の中とは別に
  太陽が活動していて
  蛍光灯の暗さで閉ざされた方からし ....
叙情の彼方を探るように この岸辺にて
翼を休めるものよ 優しげな日差しと
聞こえ来る 春の訪れを告げる歌声
地に生けしもの総て 目覚めの刹那を夢想する


巡る季節の旋律は いつにもまして ....
星明りを知らない。

月が今も足元や景色を照らしてくれるように、
星明りも言葉だけのものではなかったはずなのだが。


そんなに大昔ではない昔、町でもなければ雨や曇りの日、
ひとは足元も ....
陽だまりの底
君は積み木を重ねる

覚えたての唄
あやふやな旋律が
転びながら流れゆく
楽しげに

また ひとつ

舌足らずで
まちがいだらけの詞は
君に届いた色
そのままに ....
なつかしい歌を
久しぶりに聴いたから

あの頃読んだ詩の一節を
ふっと思い出したから

永遠だと信じてた時間が
いつの間にか
過ぎ去ったことに気付いたから

絶え間なく変わり続ける ....
何処へ行こうか
何処へでも
何処までも

ひらかれた未来は
少し顔を上げて ほほえむ人の
涙も隠さずに生ききろうと する人の
幸せを 高くかかげて
見守っている

夢見る自由は
 ....
おかえりなさい と
響いていた
泣きながら 来た時も
微笑んで 来た時も
胸にしまった たくさんの色も もう
知っているよ と
さあ おいで と
両手を広げて
命を 抱きしめる
寛容 ....
私の父は沖縄生まれだから
血の半分は南国のものなのよ
と、言ったら
君は目を丸くして色々聞いてきたね
東京の凍りつきそうな夜に
白い息をふっと吐き出して
私は記憶をたどって常夏の話をする
 ....
流されていく言葉の端にも
空の順列が
少しずつ結び付き始めている
この街にも人は零れていて
青でいっぱいになって、いつか身動きがとれなくなる

沈んでいけるのなら
そこに沈み込みたい
 ....
川の向こうにひろがる夜
水の社から来る音と
黒と青と金とが重なり
やわらかな生きものの胸を染める
暗く豊かな雨に導かれて
山は次々と雲のものになってゆく


 ....
雲が
破け
露わになった夜は既に黒々と
艶やかで冷たい体表を完成させており
その直下でアスファルトは
終わったままの雨の微粒子で
キーン、と
光沢し


張り詰めて、いる
張り詰 ....
ある日
あなたが現われて
わたしはあなたのわたしになり
あなたはわたしのあなたになる

あなただけのわたし
わたしだけのあなた
重なり合うあなたとわたし
わたしの ....
書かれた言葉と
書かれなかった言葉を挟んで

あの日記は閉じました

喜びが込み上げてくる日には
書かれた言葉が読めるのですが

悲しみが込み上げてくる日には
書かれなかった言葉が読 ....
すべては夜に
言葉でさえも
すべては音に
私ではなく



ひとつのひびき
ふたつのひびき
みっつのひびき
私ではなく



光を投げかけ
器を揺るがし ....
本屋を通り過ぎて、またあの骨董品店の前に辿り着いていた。
雨も降っていたことだし、本当は本屋に入りたかったが
お休みらしくひっそりとしていて、入り口らしき扉は締まっていた。

私を通り過ぎて歩 ....
腕を

上げ下げする時モーター音が少しうるさいでしょう
ごめんなさい

今日はどんな一日でしたか?

駅でまたお腹が痛くなったんですか
大丈夫ですか

私ですか
私は駅のホームか ....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある

前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした

「死んでやるー!」と何度 ....
一頭の牛が
ブランコを押してくれた
こんなに高くは初めてで
空だけがきれいに見えたけれど
必ず元の場所に戻って
どこにも進むことはなかった
明日食べられるのだ、と
牛は言った
 ....
喧嘩でへこんだ時
涙こぼれそうな時
何気なくそばに来て
寝そべっていてくれたね

柔らかい毛の下の
温かいぬくもりは
言葉超えて僕を
励ましてくれた

誕生したのは
僕が先だった ....
真夜中に目が覚めて
水道の蛇口をそっとひねると
そこから
海の匂いがする
喉が、渇いていたので
それでも飲み干すと
いろんないちにちが
搾り取られるように抜け落ちていく

冬の海はな ....
凍える桜の枝を煮る
花の色に染まる
記憶のひとひら

なくしそうな
砂のらくがき
ため息で
消して

あなたの指した
電柱の奏でる擦弦楽の季節
手をさしのべても
触れるもの何も ....
カフェテリアで
小脇に かかえた空に

そっと 左の翼 溶かして

ふしの いたんだ 宿り木
に まだまだ だって 

占いに とばされた 長靴に
冬眠している 蛙君からの 手紙
 ....
野に咲く白い花の可憐さを
優しさに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する


踏み躙られた拙い夢の儚さを
悲しみに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する
 ....
むかしね
月経の血を集めて
煮詰めて
お薬を入れて
人間を作ろうとしたんだって
あれは本当よ
そしてできたのがわたし

上手くできたでしょ
さあここにも入れてみて
どんな具合がする ....
無言電話がかかってきたので、無言で待った。

遠くから、海の音がした。
 
 
 
 
鎌倉駅の通路の壁に
寺へと続く石段の写真が展示されていた

門の向こう側の境内には
不思議な光が満ちあふれ
そっと上げた足先を写真に入れると
体ごと吸い込まれた僕は
気が付くと
石段の ....
規則的に並んだ 長方形の、
石の上に横たわる
やわらかな、暗室
腕をまっすぐ 前に伸ばして
星座の距離をはかる
おや指とひとさし指で足りるほどの
遠さで
わたしを見下ろしている


 ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラブレターを書きつづけた男の遺言状- 恋月 ぴ ...自由詩32+*06-2-19
私には、とても- 阿麻自由詩9*06-2-19
ミラーハウス_(K.Mに…)- 恋月 ぴ ...自由詩18*06-2-17
- 壽瀬 チ ...自由詩206-2-17
早春歌- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-2-13
「天の光は全て星」- 小池房枝自由詩9*06-2-9
陽だまりの唄- 佐野権太自由詩9*06-2-9
心の色- さち自由詩16*06-2-9
空の色- さち自由詩9*06-2-9
海の色- さち自由詩9*06-2-9
てぃんさぐの花- まほし自由詩11*06-2-9
空葬- 霜天自由詩1106-2-8
凍夜- 木立 悟自由詩606-2-8
緊迫夜- A道化自由詩806-2-8
あなた_と_わたし- yo-yo自由詩206-2-7
栞(しおり)- ベンジャ ...自由詩12*06-2-7
サトル・キダチ- 木立 悟自由詩1006-2-7
ある風景- 葵 悠貴自由詩2*06-2-6
私の好きな詩- ふるる自由詩41*06-2-6
知らないことを知っている- ベンジャ ...自由詩42*06-2-6
明後日- たもつ自由詩22*06-2-6
BROWN- さち自由詩14*06-2-5
いちにち- 霜天自由詩906-2-4
それが喩え、だとしても- たりぽん ...自由詩16*06-2-3
こくん_と- 砂木自由詩10*06-2-3
名前の無い風- 恋月 ぴ ...自由詩17+*06-2-3
ごっくん- チアーヌ自由詩6+06-2-2
無言電話- umineko自由詩17*06-2-2
ある日の夢_〜鎌倉の寺へ〜- 服部 剛自由詩10*06-2-2
仰ぐ、空の視界で- 望月 ゆ ...自由詩1406-2-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89