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かんしゃ



つかまれた
 足か
 腹か

 ぐっぐっとひきずりこまれる
 もっと
  もっと

もぐっていたのは
20分

 ようこそ せかいへ
ライオンさんのやる気が
ゼロでしたので

わたしは舌打ちをしました


タイガーさまも同様でした
残念でした


同じくネコ科のクロヒョウくんは
動いていました

しかしなが ....
奇麗なものが欲しいです
だから私は要りません
自由なものが欲しいです
だからノートは要りません
広い地球も要りません
貴方が歩けてしまいます
大きな地震も要りません
その時貴方と ....
わたしは

わたしは わたしの魂を石にします

わたしは
わたしの 魂の石を  
ひとつ ひとつ せっせと そらに詰め

いまや そらは 綺麗な オオルグレイです

その全てが ....
「水」という字を見ると不安な気持ちになるので
女は薄目を開けて電話帳をめくる
おかげで大好きな「花」という字もぼんやりとかすんでしまう
今日はついてない
最後までめくり終えると印をつけ ....
しどけない姿で
君はうっすらと頬を染め
あられもない姿で
君は左手を背もたれに預ける

横顔はうつらうつら
淫靡な夢に眼差しは宙を漂い
噎せ返る密林のざわめきは
VooDooの魔笛
 ....
「あの子が行くなら行かない」
爪とチョコを一緒に食べてる。
−それは何の味?

火星人とお話をしているみたい。
毎週月曜日になると、ピンクのカーディガンを羽織ってる。
−北って、どっちよ! ....
ベンチに腰を下ろしたら
まるで恋人みたいな気分になって
不思議



人の通りの薄い時刻
けれども人がいない訳ではなくて


噴水を挟んだ向こうのベンチには
しっかりと
恋人た ....
  電車に乗って 15分
  何をしようか

  転寝をして奇妙な夢をみたり
  本を読んで世界の美しさに涙したり

  今日のあなたを思いだして
  自然と笑みをこぼしたり

   ....
かくすためだけの
キャミソールに飽きて
このごろは いつも
はだかで過ごしている


夏はまだ
わたしの腰の高さで停滞している


午後4時をすぎると
夕凪に 夏がとけてゆく
 ....
となり街にある
パン屋のお兄さんはいつも笑っている


入り口の貼り紙には
「冷めないうちに食べてください」と書いてあって

お店のショーケースにもところどころに
「冷めないうちに食べ ....
強い信念があれば
幼子の指一本で
巨人を倒すことも出来る
二機の飛行機が
大国の象徴を滅ぼしたように

しかしその信念は歪んでいたために
多くの生命を無駄に奪い
 ....
最近、よく眠れない。
真夜中にふっと目覚めてしまう。
その度に覚える奇妙な違和感。

足先を見れば、まだ新しい無数のひっかき傷がある。
決して自分の爪で引掻いた傷ではない。
まるで山中を素 ....
ことん つみあきた 背中 の



しらば っくれて
更けゆき ゆく

斜面 水球 の こごり
しずく 罪もなく 踊り

たわむれた 中指には 触れず
逆らった 声 みなも ....
僕は君のためならなんだってできる
って
サンダルにジャムをつけて食べようとするの
ごく普通の人なんだけど
イチゴジャムにアップルジャムに
ピーチジャムにアボガドジャムに
ときにはマ ....
聞こえなくなる直前の耳に聞こえる
鈴虫の羽が散らす美しい高音の点線に沿って
無数の枝が折れてゆく、無数の枝が折れてゆき
その微細な山折りと谷折り、その隙間から
水と ....
出涸らしのような夏が
のっぺりと緑に張り付いている

季節も針を進めるのを忘れたようで

時がとわに 流れていく

生まれ落ちた時代の旅人

その想いは 積っていく

 ....
やがてテントを夢色に染める
オルゴールの{ルビ音=ね}は消えゆき
客席に響く拍手の{ルビ渦=うず}におじぎするピエロ
幕が下りるとくるりと背を向け
舞台袖を降りて入った
楽屋の鏡の前に座り
 ....
満月とは中秋の名月
ゆらゆら揺れる水面にて
時と戯れる


満月とは君の面影
苦しい時も笑顔を絶やさず
額の汗をそっと拭う


僕は忘れたりしないよ
君の優しさを


君は ....
赤いカケラが私の喉に
意地悪くつっかえて
声の出口を奪うのです

飲み落とそうと溢れる唾液は
それも叶わず流れ落ちる
カケラから甘酸っぱさを吸い取りながら

透き通った{ルビ黄金=きん ....
あの子は逝ってしまったのよ
夏の名残の陽射しが注ぐ朝の庭で

何度か苦しそうに喘いで
だけどそのうち眠るように
少しづつ少しづつ
呼吸が弱くなって

愛するみんなが見守る中で
頑 ....
 死にゆく蝉の声で起こされて
 夏と寝ていたと気づかされる

 まどろむ意識の中で
 シーツに潜む
 残り香を探す

 枕の隅に
 鼻を押し当てる姿は誰にも
 見つかることはなく
 ....
ごらん あれは
眠りの間際の窓辺たち
ごらん あれは
烏賊を釣る船の漁り火
人々の暮らしは在り続けていてくれる

汗をにじませながら
涙をうるませながら
人々の暮らしは在り続けていてく ....
きみのゆくえに からめとられた
さざなみ さざめく 月日のほとり
残り香染みた 荷物ほどいた
破れた地図を 自分勝手に
つなぎ合わせた でたらめになった
宝の埋まった バッテンの ....
月が 舟を ナクシタ

木陰 に 零れた
ピラミッド の ベール

濃い青 の 淵
触れさせぬ まなざし

ただれた 地殻
うぬぼれた マルイ肩 

キィィィ きぃぃぃぃ ....
「風鈴泥棒」
「後天的盲点」
「金魚玉で蹴球」
「スライム時計」
「りさいくるらう゛」
「誰にきかせるでもなくうたう詩」

「惑星の生る機」
「疾走する海栗」
「逃げ出す三味線」
 ....
生まれ ささげ 手わたし 去る
鏡のなかに増えてゆく
誰もいない家並みに
打ち寄せるすべての見えないもの
やわらかく 冷たく
悲しいもの


暗がりに立つ光の線が
自 ....
君はあっちを向いているよ。
なぜ あっちを向いているのか私は知らない。

君は何か考えてたよ。
何を考えてたのか 私はわからない。

でも 背中を合わせて
私はこっちを向いて
君と一緒 ....
目を閉じてひゃく数えるあいだの
静けさがこわかった

(いーち にーい さーん)

ぼくはずるだと言われるのがいやだったから
はんぶん泣きそうになりながらゆっくりと

(しーい ごーお ....
夕立の後にひょっこり現れたお日様が
でこぼこの稜線のきわで立ち去り難く

早くおうちにかえらなくちゃ

暗闇が世界を飲み込む前に

いいえ、大丈夫と

夜の女王がマントを翻す
 ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かんしゃ- さかな自由詩105-9-11
そのような目で見ないでください- 千波 一 ...自由詩17*05-9-11
OFF- 眠離自由詩105-9-11
わたしの魂の石- 第2の地 ...自由詩505-9-11
溶けてけ- たもつ自由詩9*05-9-11
VooDoo_Jungle- 恋月 ぴ ...自由詩11*05-9-11
娘の想い- 浅野 す ...自由詩3*05-9-11
少しだけ歩き疲れたら- 千波 一 ...自由詩19*05-9-11
15分- むらさき自由詩4*05-9-11
夕凪にとけてゆく- 望月 ゆ ...自由詩31*05-9-11
パン屋のお兄さんは、やわらかい笑顔をしている- ベンジャ ...自由詩12*05-9-11
2001.9.11〜あれから〜- 落合朱美自由詩15*05-9-11
夜の傷- mina自由詩305-9-11
つのり- 砂木自由詩6*05-9-11
愛とサンダルとジャム- Monk自由詩805-9-11
背骨の復讐- A道化自由詩905-9-10
*夏だった*- かおる自由詩6*05-9-10
月夜のピエロ- 服部 剛自由詩10*05-9-10
フルムーン・フルボディ- 恋月 ぴ ...自由詩13*05-9-10
林檎- 椎名乃逢自由詩3*05-9-10
秋桜忌- 落合朱美自由詩16*05-9-10
夏の残り香- むらさき自由詩6*05-9-10
地下水脈- 千波 一 ...自由詩19*05-9-10
空枕(そらまくら_からまくら_あきまくら)- クリ自由詩105-9-10
_はみだした_靴の_ために- 砂木自由詩8*05-9-10
「言葉とことばの阿弥陀くじ」- かぜきり自由詩1*05-9-9
ひかりから_みずから- 木立 悟自由詩605-9-9
十八夜- とうどう ...自由詩7*05-9-9
ぼくは鬼ごっこの名人だったんだ- ベンジャ ...自由詩13*05-9-9
*一歩_二歩_散歩*- かおる自由詩5*05-9-9

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