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今宵 契ろう。

きみの血と
きみの精神を

わたしの肉と
わたしの感性を

むずかる月の下で。
わたしたちは
もう離れないと誓いました
空に
風に
緑の木々に
そして
大きなビル群にも
これからは
飛び立つのもいっしょ
羽を休めるのもいっしょ
暑い夏
アスファルトの照り返し ....
わたしをほめて

わたしのあたまをなでて

いいこ
いいこって

いいこにしてるから

ねぇ
各駅停車の鉄道がはたらいている
ひとの数だけ
想いの数だけ
星空のなかで
各駅停車の鉄道がはたらいている

天文学には詳しくない僕たちだけれど
きれいだね
しあわせだね
このままでい ....
いつもより早く目が覚めたので
まだ薄暗い庭へ出ました
体に沁みこんでくる空気が
私をここから救ってくれるのだと
そんな気がしました

空中を飛ぶ小鳥を眺めながら
なぜ人間は飛べなくなった ....
 世界は一滴ずつ変わってゆく。



--甘い雨の
 甘い糖衣、クスリを齧りながら深夜に
 問いかける

かわいたコトバの息苦しさ
まちがっていたのは、きっと僕の方だ
ハイイロの香 ....
わたしのキャンディーボックスは閉鎖的な雰囲気
零れ落ちるわたしの手のひらにはフェイク
あくまでアップルフレイバー
でも一粒舐めると甘い夢を遡上する
わたしの原始的回顧
エヴァは、何故、林檎を ....
風が吹いておりました
風が吹いている日に飲む野菜ジュースは哲学の香りがするのです
そんな日は詩を書きたくはないのです
空があまりに無知なので

わたしの青春としての位置づけは
もう随分と前 ....
バスの回数券を一枚ずつ切り離す
私たちの遊びは既に失効している
終わりがないプレイルームで
延々と始まりだけが続き
つまるところ距離が無いという意味の部屋で
初めて見た虹を汚らし ....
そしてまた世界は
からっぽに明るくなる
このいたずらな明るさの中では
何かを見分けることなど出来やしない

事象たちが書き割りのように
意識に貼り付く
歩きたい道を見いだすことも困難なの ....
毎夜
だれかのさみしさを
乗せたまま列車は走る

新しいさみしさが
毎夜
はじまる

わすれないで、と
汽笛が泣く

わすれるくせに


しあわせだったら
よかったね
 ....
透明な箱の行き先ボタンを押したところで
君の行き着く先は選択出来ない
目をかっと見開いていても
ロバのように耳をそば立てていても


透明な箱の行き着く先は
既に決まっている


 ....
 
 
ええと
どこからともなく
聞こえてくる 口笛
ハローベンジャミン
きみの鼻の牛みたいなピアス
好きよ


ベンジャミンはいつもヘッドフォンで
オルタナティブな音楽を聴く
 ....
もっと、もっと激しく降ればいい
雨は夜に降りこのまま私は助かるのかもしれない
夢はみない
眠ってしまったから


ばちばちと
音を立て雨が涎を垂らしつつ私を背中にそっと入ろうと


 ....
私の詩には
ディテールがないの
ってもう
はいはい
って感じです
われながら

ただ
選択肢は選択しで
死か
詩か
選ぶのだと気づいた
意外に賢いでしょ
えっへん


 ....
冷たい朝がある
それは今日も、昨日もでした
重ね着をする時間はどこに、あるでしょう
時計の、静かに通り過ぎる時計の裏を
揺らしてみても、なにも落ちてこないので
腕を組んで、息を吐きます

 ....
私という曲線をなぞる
薄っぺらな影が
このまま溶けてしまわないように

望んではいけない
夜を越えてしまった

私ははしたない女ではなかったかしら
未練がましい女ではなかったかしら
 ....
九月
雨が多いのは毎年のことで
それはさしてめずらしいことでもない
のかもしれない

秋というにはまだ早く
ちょうど残暑という言葉があてはまる
そんな晴れの日も多い
九月


家 ....
肩が
うっすらと重みを帯びて
雨だ

気がつきました
小雨と呼ぶのも気が引けるほど
遠慮がちな雫が
うっすらと

もちろん
冷たくはなくて
寒くもなくて
そのかわり少しだけ
 ....
花が咲く。

笑ってみせて、とあなたにもとめて。
応えてくれたあなたのえがお。

華が散る。

疵付けて跡を残して、もとめすぎて。
ゆっくりと思い出が剥がれ落ちてく。
 そのなみだ。 ....
つまり詩というものが
人類を語るためのものならば

骨髄の中に
血液の中に
どさくさに紛れて
流れているお猿さんを
見つけるためのものならば

女は詩を作り得ない

女は女である ....
歌えなくなってしまったの。
声が届かないの。

あの看板を見ると泣いてしまうんです。
おじいちゃんと昔よく食べにいった、牛丼屋の看板。

掻き毟った場所には
泡立った石鹸水が気持ちいいん ....
空の瓶が
割れない、音
そして
割れる、音
そして
割れた、音


さ、ゆう、


往復の波で揺れるのは
左右の、
暗い曲線の、
たったふたつの、耳
 ....
乗り出した半身
月の明かりは
雲にさえぎられていて
それでもこんなに明るい夜
君だけを
見ていられない

本当なら
目をつむったら
飛べるような気がしていた


窓を開 ....
  
  「本を読みなさい」
  

   その人はそう言って
   夕暮れて図書館が閉まるまで
   わたしの隣で静かに本を読んでいた


   映画を観なさい
   音楽を聴き ....
やっと光が見えたのに
生きていられる期限が決まっている
ああ その方が諦めきれるのかもしれない

もっと心が見たいのに
虫取り網で追いかけてはくれない
ああ これで終わりなのだと涙も出 ....
ネジを食べる
硬い
ネジ、硬いね
君も食べる
時々軟らかいのがある
不良品なので捨てる
そろそろご両親に挨拶に行きたいのだけど
言いそびれていた話を切り出す
君が嬉しそうに微笑む
 ....
幾千幾万の人波は終わりを告げない


すれ違う一つ一つの顔を
忘れる代わりに
白の背中が
鮮烈に映える

本当は
黒であり
青であり 
赤であるかも知れないが
白で良い ....
しっとり、これは
濡れるために、素足


群れる草の土に冷たく踏み入り
行き場を失くしたことのない、
何処にも行かない、素足でした、濡れるために


こっそり、あれは ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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