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ふと気付いたら


夕暮れでした











さようなら


またそのうち
泣きそうになったこととか
そのおもいとか
もらったことばとか
なんだか忘れたくないいろいろなものが
あふれだしていくのがむしょうにさみしくて

消えてしまいそうな感動を
すこしでもあたし ....
幼子の泣いている君を
想像する
さらにそこにもう一人
想像する

赤い頬にはりつく
痛い涙を
拭うのはいつも
その片割れで

まだいらなかった私や
そこにあった言葉

きれい ....
つながりをことさらにつよめるのではなく
切れてしまうことをおそれます

やさしくされようとするのではなく
忘れ去られるのをおそれます

気付いてもらおうとするのではなく
ただ、ひそやかに ....
ふらふらと酔っ払いの千鳥足
さみしがり屋のピエロは口笛吹いて
今宵も月夜の道を歩いています

膝を落とし 手を差しのべ 愛を乞う
寒がりな裸の心を胸に{ルビ潜=ひそ}めて

夜空 ....
{ルビ痩=や}せっぽちな
私の体の奥のほうで
一匹の虎が
牙を光らせ吠えている

今にもこの胸から溢れ出しそうな怒りの炎が
魂の{ルビ器=うつわ}を青い光で染め上げている

 ....
全て、捨ててしまえ
いいとも、それがあなたの望みなら
そういって、綺麗なグラスを手に取り
あたしはグラスを壊した

壊れた破片が宙に舞う
あぁ、なんて綺麗なのだろう
美しすぎて、言葉が ....
曇った窓の水滴
悲しそうだから
笑って欲しくて
指でなぞってみた

表面張力の君の笑顔は
もうこれ以上
笑っているのが
つらそうで

張り詰めた思いが
寄り集まって
耐えられず ....
わたしのいうことがぜんぶうそで
わたしがあなたのことをあいしていなくても
あいしてほしいの
だってわたしはもうあいすることに
つかれてしまったから
わたしがあいさなくても
あいしてほしいの ....
イカサマでも 幻でも
生きてゆける世の中で
君はきっと あの雲の上
泳いでいったのさ

走れば風も吹くし
流れは穏やかだよ
振り返れば
いつの間にか花が咲いていた

君の話をしよう ....
すこしだけ 息をすった。
らくになる前に こみあげてきた。
ごまかすために 窓の向こうがわをあおぐ。

ゆびと ゆびのすきまから
にじみだした 青。

はき出した息の白さにおどろいて ....
彼がまた
子育てを再開するという

一度は手離したのに

赤ん坊の
おじいちゃんとおばあちゃんの元から
今夜連れ帰って来たのだという

仕事を増やしたのだそうだ

「大変だよ」と ....
私は鍵を差し出したのだ
百円ライターでも取ってやったかのように
もののついでに渡すことで
完全に情を断ち切ってしまおうと

あなたは鍵を受け取ったのだ
コンビニで釣り銭でも受け ....
とても疲れて
寂しい帰り道
歩きながら
車の中から
電車の窓から
わたしは夜空を見上げる
お月さまはいつも
わたしを追いかけて来る
どこまでも
どこまでも
逃げたくとも
逃げられ ....
いつでもいいよ
って
ついいってしまった
じゃあいつか
かならず
って
てをふってくれた
ほんとうは
いますぐ
っていみなんだ
とおざかる
とおざかる



     ....
街の中心
その、少したかいところ

高架化されたせんろの上を
古びたでんしゃがはしる
ねむいからだをはこびながら
きみのすむ都会から、とおいまちへ

眼下にひろがるまち
せなかには洛 ....
   八月二十七日 午前二時


   病室の小さなベッドの上
   真っ白なシーツをかぶって
   はしゃいでいました
   夏が
   終わるのを知って


   少し ....
いるぐらっつ はるもらーぐ あれしゅろっぷ

のんぎりーあんちゅる すぅいーじゃば じゃば

たらられっぷ とれれろっぷ ちりりるっぷ

なっぷ はっぷ じぇっぷ きゅっぷ やっぷ

 ....
ぬるい雨に圧され紫陽花の青い首が舗道へ垂れています
私は待っています
触れてくれるでしょう、荒れたアスファルトの
えぐれたままの古傷に溜まる暗い水に、柔らかく


あまりに ....
 あなたは、荒れ狂った、広大な砂地に足を埋めて、飛ばされないように、大時化で、ドロドロとした朝の、ドロドロとした波に打たれて、気絶する、泥土の景色のようだと、あなたは言うから、ねえ、あなたは帰 ....     石畳





    踊りの輪の中で
    子供達は買われるのです
    私は不良品ですので
    銀貨5枚分は
    安く買われることでしょう



  ....
私だって

いつかは私になれるだろう
恋人は、詩を書く人と走る人

ふたりはお互いを知らない

わたしは詩を書く人と暮らしている

わたしは詩を書く人のために食事をつくる

詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
 ....
わたしがきらきらの火花に歓声をあげているあいだ

そのひとは

灯かりのむこうの景色をみていたというのです
きのうの僕はつらかった

きのうの僕はかなしかった


だけど めざめたばかりの僕は

一枚の白い画用紙


つらい色をぬらないでおくれ

かなしい色をぬらないでおくれ

 ....
駆け抜けろ!今の奇跡を
唸る肉体に熱いボディを載せて
光るうねりの中
喝采はまだまだ早い
スタートダッシュが決まれば
後は走り抜けるだけ

煌めきを乗せて突き進む
嬌声をあげて突き進む ....
平坦な場所
何も いない

みていた空
置いてきぼり

かかわる 擦り傷
ぺろりと なめ

居場所は 
歩いたっきり

ひきさく 日常の中
道なりの 花 乞い

 ....
わたしが放課後こっそりえさをやっていた
あの河川敷の林の猫を
あなたがちいさな段ボールに詰めたとき
ほんとうはおどろいたし
とてもかなしかったのだけれど
それがあなたの愛し方だと知っていたの ....
ねえおとうさん、
おとなになるってどういうこと?
つらいかなしいことを知るということ?
ねえおかあさん、
生きていくっていうのは、
つらいこと?

おかあさん、
おやすみを言うたびに
 ....
世の中には、ウソとホントウがあるっていうこと
あたしはいつごろ知ったんだろう
嘘を吐くっていうことを
あたしはいつごろ覚えたんだろ

世の中のすべてが真実だったころが
あたしにもきっと、あ ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一日- 仮名自由詩205-7-21
きおく- 八月のさ ...自由詩1005-7-21
双子の男の子- かのこ自由詩305-7-21
あさに- 八月のさ ...自由詩505-7-21
月夜の散歩- 服部 剛自由詩16*05-7-21
月へ昇る虎- 服部 剛自由詩8*05-7-21
_グラス- つぐこ自由詩3*05-7-21
- 自由詩8*05-7-21
ひらがな- チアーヌ自由詩905-7-21
君の話をしよう- 自由詩405-7-21
- ばら自由詩3*05-7-20
子育て- スプート ...自由詩5*05-7-20
- 夜景自由詩205-7-20
お月さま- チアーヌ自由詩705-7-20
いつでも- アンテ自由詩8*05-7-20
やわらかなくうきをひろげながら- 紫乃自由詩9*05-7-20
サナトリウム- 紫乃自由詩15*05-7-20
すんせ_ぐんきいめ_ぷっとす- 大覚アキ ...自由詩2*05-7-20
雨季の信仰- A道化自由詩1005-7-20
しろい_いきつぎ- 嘉村奈緒自由詩1605-7-20
石畳- 紫乃自由詩4*05-7-20
あいまいな確信- 葵 悠貴自由詩3*05-7-20
詩を書く人と、走る人- コトリ自由詩18*05-7-20
花火- コトリ自由詩7*05-7-20
一枚の画用紙- 恋月 ぴ ...自由詩10*05-7-20
フィッシュオン- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-7-20
はずれる- 砂木自由詩13*05-7-20
はこねこ- コトリ自由詩14*05-7-20
ねえおとうさん、おかあさん- 八月のさ ...自由詩205-7-20
嘘というがいねん- 八月のさ ...自由詩205-7-20

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