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ひろい、その
せなかを
目で
これ以上ないほどに愛しきってから

あなたに触れにいきます

どうかそのときまで
金魚鉢に
南は燃えうつるか
わたしは見ている


溶けない黒出目金の生体
燃えない色彩の存在を
本当は願っている


願いながら
燃える南に金魚鉢を晒す
晒しながら ....
ひとりぼっちのダイダラボッチ
大きな花が欲しいと言いました
何故?
花占いがしたい
何を占うの?
昨日はどこに行ったの?
明日はどこから来るの?
愛はいつ見つかるの?

私は言いまし ....
雨、
雨音
ヒグラシのリズム

おもむろに始る
朝のデカダンス
雨が沁み入る
抗体のしきたり

生き足りて苦痛です
滅落して遊ぶ生態は
蓄音機になりたいのだ

潰されない虫に ....
まるで空に手を伸ばすように
咲いている
マーガレット
欲しいものはなんだろう
太陽も
土も
暖かな空気も
すべてあるのに
乾いた夜のすきまに


星がおちるのをみた
あの夏の指は
空き地の夏草で切れ
薄っすら汗滲む指紋にぽつ、と赤く
劇的に熟してゆく果実を携えたように


あの夏の指は
空き地の夏草で切れ
何処にも行かないという約束 ....
7月31日 にちようび
今日は君の誕生日

どこに行くか 何を食べるか
全部ぜーんぶ 内緒だよ
今日は私に ついてこい!
片道810円、切符を買って
さぁさ!電車に乗った乗った!

 ....
しあわせをしりたいとき
かなしみの真ん中に座る
つめたい池にうかぶちいさな小島で
月を抱くようにみあげる

うたをうたうことも
愛をささやくことも
記憶を掘り返すことも
夢をえがくこと ....
呼ばれていく
わたしの行く場所は
今はもうない
小さな平屋の家
家々の裏をすり抜けるように駆け抜け
小さなコンクリートの階段を上がると
カラカラと音がするサッシの引き戸
薄いガラスが嵌め ....
「君の名前は何?」
なんていわれたら
「俺の名前は天使!」と叫んで答えてやる

俺は自分の名前が好きだ。

俺は、嫌いな神の奴の下っ端の仕事をしてるけど、
それでも、この仕事も好きだ。
 ....
ふいに
欠けた気持ちで目覚めた
三日月の朝


とんとん、と
階段を降りながら
わたしを満たしていた
はずの
あたたかい何かを
必死で思い出そうとする

思い出そうと
コーヒ ....
{引用=
私は、私ほど孤独な人間というのは、そうい
ないんじゃないかと思っています。そしてそ
れを悲しむでも嘆くでもなく、受け入れてい
る、楽しんできた、ということにおいては、
絶対的に誰に ....
花の表紙のノォトの中に
それはそれは
大切な風に書かれていた


日記であったのか
詩であったのかも
定かでない
淡き恋の想いについて
吐き出された拙い言葉の塊


まるで ....
なんとなく

なにもかも

なんでもいいような

なんかそんなきもちに

なるときってあるよね

ない?

ないの?

ないのか

なぁんだ

なに?

なんで ....
あなたのみみたぶのゆめをみて
そのあとにあたしは
みしらぬ土地にいた
花の咲かない土壌にまみれた
春の匂いのする かわら


あなたはかぜをひいたといって
うすくらいへやで
ゆるやか ....
かち とろう
ゆき ゆこう

ふくみ ささぐ
きはくな ほし

こい こごう
ゆめ とばそ

ぴりぴり とした
ひりひり ときた

なげく なじる 
ぬいでしまえよ

こ ....
灼熱の夏のうらがわで
たいようがかなしげにゆれているのを
みのがすひとにはなりたくなかった

カラフルなひよこがちいちいと泣く
こどもがそれを買ってとねだる
ゆかたのわたしはそれをみて
 ....
えにかいたように
みごとにころんだ
あたまのうしろで
ものすごいおとがして
なにがなんだか
わからなくて
だいのじになって
ぽろぽろなみだがながれて
たいようのまわりの
にじいろ ....
明日がある
と貴方が言ったので
私はすこしだけ淋しかった

いつだっけ
明日がどこにあるの
と尋ねたら
東北東
と答えたのよね
貴方は

どこからくるのか知らないけれど
明日は ....
ほんのり

ほんのり

片思い



恋の悩みと語るには

あまりに未成熟



きみの手紙の「ふ」の字から

微笑む顔を想像し


眠い眠いを繰 ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
I put a tip in pocket
how about cleaning moon,
and I trip because of looking for friends.

Sleep ....
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達



         とうみつの甘さ
         シャ ....
わたしがむやみに数えるものだから
蛍はすべていってしまった


わたしが思い出せるものは
ひとつ
ふたつ

美しい光

いつつ
むっつ

美しい光

けれどもそこ ....
わたしはあなたといると
バカになる

何もしたくなくなるし
行きたいところもなくなるし
見たい映画も読みたい本もなくなる

あなたは面白い
あなたは最高の刺激
わたしを燃え上がらせて ....
あなたが
私をうかがってるうちは
私は大丈夫
あなたが

どんなにアンテナを
張り巡らせても

イグニッション
私が
キーを入れないと
あなたは動けない

私 ....
夏休みのプール
歓声の中
泳げないボクは
すみっこで練習

大きく
息を吸い込んで
顔をつけて膝を抱え
くらげのポーズ

ゆらあり
ゆらり

少しづつ
息を漏らすと
身体 ....
仕事中の脳味噌はとてもヒマだ。
だからビスを締めながらあたしは考える。

一日に24時間あるわけで、A勤かB勤の場合は8時間拘束、
AB勤は16時間拘束、C勤かD勤のときは12時間拘束。
通 ....
帰り道に迷うのは
せめて僕のほうだったらいい
通りすがりで、そっと交わす言葉からは
いつだって真ん中のところが零れ落ちていく


駅の階段を
夏に降りていく
君は一つの呼吸で
手を振 ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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7月31日(日)- 大将自由詩405-8-4
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