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光と暗黒の中間点には
雨の差し込む隙間もない
密閉された空間があって
そこから
たった一本の セイタカアワダチソウが
吹いてもいない風に
反応、それを折り取ろうとしている
いっぽんの 手 ....
どうでもいい話をしよう


こないだ、すごい吹雪だったでしょ
真冬でもめったにないほど、すごい地吹雪で
うちの犬、外に出してみたら
南極物語みたいで笑えた


雨乞いって今ではすっか ....
わたしの私語の中に
あなたはいた
白い百合の花が
畑のようにどこまでも続き
そのようにあなたは
私語の中で
匂っている
しーっ
誰かがわたしの唇に
指を立てる
少し湿った感触で ....
世界がスッと聞き耳を立てるから
私は黒猫になって逃げる

トレモロしはじめる胸の高鳴りと
アスファルトを飛び跳ねる
肉球のリズムが重なって
不思議な旋律を描くから
誰にも本音を ....
ザラメ ザラメ
その名を呼べば    
甘い夜風が
    
         う
        ょ
      び
     
と吹く

夜のお祭り
始まって
裸電球

 ....
海は
暮れながら
静かに凪いで

潮風は
夕日を寝かしつけて

あんず色に染まった薄い雲は
迷子の子猫の形に似ていた

風に流されて
おかあさんを探していた

みい
みい
 ....
風邪と言われて点滴 二本している時
熱で体中が痛くて でも 身動きとれなくて

イラクで 公園で爆弾を拾って
拾った爆弾がさらに炸裂して 
体中に くい込んだ女の子と
横たわる我が ....
春だから って
がんばらなくても
いいんだよ

桜のつぼみが
あちこちで
ちっちゃな
熱気球みたいに
今にも舞い上がりそうでも

はりあうように
がんばらなくても
いいんだよ
 ....
 夜が 明ける
 空には 厚い雲

 満ちた潮は 
 海面を押し上げ
 目の前に迫ってくる

  魂が 振動する

 青灰色の空気
 水墨画のように
 空と山、
 海を区切るラ ....
花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい

根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい

あれらは光の受け手である


ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ....
最近《なんとなく猫》がよくウチに来る

なんとなく猫は一匹ではなくて
その日によって違う

茶色もいれば黒も白もいるし
大きいのもいればまだ子猫なのもいる

なんとなく猫は何となくウチ ....
?


おやすみなさい
の 一歩手前で
あなたが瞼に口づけするたび
生まれて初めて目にした光
を思い出しました


ツキン、と 氷の欠片が飛び散って
あなたが狩人の鋭さでもって
 ....
頭が痛い

どうやら
電気ポットが
頭の上に
圧し掛っているようだ

その上に
どうも
漬物石まで
圧し掛っている模様

チームぶたさんよ
全部追い払ってくれっ!

 ....
白について
考える

 白といえば
 我が家の飼い猫
 うどんこ

 呼び名は
 うどんちゃん

にゃー

 彼は
 ある朝
 国道を
 横切ったら
 そのまま
 戻 ....
昨日まで存在し得なかったものが
今、生まれる

月は満ち始めている
仲間は3人目の子を産む


 形を成さない断片が
 在る法則を成し始め
 一つに集約されていく

 形を成さな ....
昨日ひろったきれいな小石

たとえば人は
磨かれる前の宝石の原石のようだということ
未完成なままの美しさを知っているから
そっとしておいてください

そんな 淋しさ



 ....
忘れることも出来ないだろうけど。


歩いていく爪先に、力をこめて息を送る、つ
まりはそれだけのこと。歩き続けるのが世界
で、歌を引き伸ばして道にしてみたい。今日
も一日が優しい、そんな今 ....
生きる意味に悩んでいるなら
悩んで悩んで悩み抜いて
大いに苦しめばいいよ


それでも君は幸せなんだから


今すぐにでも死にたいのなら
遺書のひとつでも書いて
とっとと死ねばいい ....
耳たぶを
どうか
噛みちぎってほしい

此処から出られなくていい

私が誰で何処から来たのか
なんのために生きているのか
なんども問いかけて
なんども見うしなう

歌なんか
 ....
 ブルガリア

ローズ・オイル摂取する
あなたとならば
触れ合いたいのよ
手を繋ぎ 
じわり濡れゆく
感情線から恋愛線へ
薔薇香水は
流れ 流れて




 黄 緑
 ....
歩く すきまだらけのからだに
すぐさま
圧倒的に
言葉の貝がらが入ってきて
それは ひとのにおいがして
たいそう悲しい春先の光となる

光だけだと寒いから
あなたは空と ....
春が

     はるが

傘の水滴に溶けて
声も密やに
幼いまるみの春の子に
子守唄を聴かせる


まだ固く木肌の一部の様子で
繚乱、を隠した蕾は
雨にまどろみ
陽射しに背 ....
                私は大きな蝶の仮面で 
                  あなたは骸骨                                      
        ....
腐ったリンゴを上手に切り分けても
誰にも食べてもらえない

手の中の熊蜂
うるさいわ。

黄色い布張りの
銀色の装丁の本
ある文字だけ黒く塗りつぶされている

「エチカ」
そうい ....
蔦の絡まる瀟酒な鉄骨のアパルトマンの朝は姦しい

おくにことばが行き交って
美味しいゆげが湧いてくる

毎日どこかのお部屋から
喜びのうたがあふれ出し
ある部屋のかた隅からは
 ....
体じゅう
寒気が
激しい朝
詩がとどく
さむいのに
雨なのに
書いたひとの気持ちが
きれいな色が
入り混じって
ここまで
とどく

チョコレートを
私はスペインの
よく冷え ....
夢を見よう!夢は見るためにあるって誰かが言ったから。

アル晴れた雨の日わたしは大きな憂鬱に口を塞がれて目を覚ます
はいっ!元気に返事をして起き上がれ空は今日もマッキイロ
それは末期色の暗示? ....
夜のネオンきらびやかな街の一画
あまりはやってなさそうなその店の
客引のにいちゃんに騙されたふりをした

「うちは見せるだけじゃないからさ」って

一番前に座って待った
クリスタルライト ....
あなたが大人買いした
その食玩達は
誰もが寝静まる真夜中
遠い国の鳴き砂に耳を澄ます


肺の奥まで吸い込んだ
着色顔料の青色は
どこまでも鮮やかで
いつまでも少女の心と身体を蝕む
 ....
(みえる?)
みえるよ
(きこえる?)
きこえるよ


空の色も 土の声も
自分の魂の熱いゆらぎも


氷の蕾だった五感が
白い星になって咲いた
「私」という宇宙は はじまった ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天女- 阿麻自由詩13*06-3-25
どうでもいい話をしよう- ヤギ自由詩7*06-3-24
私語- たもつ自由詩706-3-22
エスケープ- まほし自由詩13*06-3-21
ザラメ- ふるる自由詩7*06-3-20
夜の- ふるる自由詩9*06-3-20
すぎゆく- 砂木自由詩7*06-3-19
はるか- まほし自由詩14*06-3-18
共振- アザラシ ...自由詩4*06-3-16
たとえないばなし- 小池房枝自由詩21*06-3-15
なんとなく猫- 松本 涼自由詩12*06-3-14
氷の瞳- まほし自由詩9*06-3-13
頭痛- アザラシ ...自由詩5*06-3-12
- アザラシ ...自由詩9*06-3-12
生成- アザラシ ...自由詩5*06-3-11
もしかしたら嘘かもしれない- ベンジャ ...自由詩7*06-3-11
ラブレター- 霜天自由詩506-3-11
世界で一番不幸せと思っている君に贈る歌- 恋月 ぴ ...自由詩33+*06-3-8
冬のカナリア- 落合朱美自由詩16*06-3-6
香り_触れよし- 千月 話 ...自由詩11*06-3-6
三月- 石川和広自由詩9*06-3-6
桜子- 銀猫自由詩21*06-3-6
______________________ロンド- ふるる自由詩9*06-3-6
エチカ- ふるる自由詩8*06-3-6
*ワールドアパート*- かおる自由詩10*06-3-6
自由な朝- 阿麻自由詩23*06-3-6
(ははははははははっはははっははははっはははっははは)- チアーヌ自由詩1006-3-5
ストリッパー- ベンジャ ...自由詩8*06-3-5
五つの星と少女の鳴き砂- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-3-4
星ヒトツ咲ク- まほし自由詩11*06-3-4

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