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いつか贈られたCDを川へ投げたら、15回くらい水を切った。


医者にタバコとトコトコを止められている。


圧壊する潜水艦の窓に、父の船が見える。


優しくなりたいと呟きながらど ....
どうでもいい話をしよう


こないだ、すごい吹雪だったでしょ
真冬でもめったにないほど、すごい地吹雪で
うちの犬、外に出してみたら
南極物語みたいで笑えた


雨乞いって今ではすっか ....
「つまんね人生だったな。」

天使が僕に吐き捨てた。
死ぬのはもちろん初めてだ。
しかし、死んだばかりの人間にはもっと他にかけるべき言葉があるはずだ、と思った。

「えっとさ、死にたてのひ ....
マルコ・ポーロ、エンリケ、ガマ、コロンブス、マゼラン、ベスプッチ、、、、、、、、、、、、、
みんな海へいった
さようならきっと戻らない



名前の残らなかったひとびと



航海 ....
あ、キリンだ!
わーい、ぐてーっとしたキリンだー
金魚ばちみてらー
かわいー
わーいわーいリンゴ食おっと
ガリ!あーこれタマネギだー
からーいからーい
あはははは
ボタモチみーっけ
 ....
私はあんなに憎い人を知らない
穏やかに過ごしていた日々を
圧倒的な力で根こそぎ運びさり
最もうとんだ葛藤と労苦の
深くにごった河へ流し込んでしまった

こんなところで生きてゆけない

 ....
うつぶせに寝た彼の下祖父帰る

驚いた家族「おかえりなさい祖父」

ワシとても腹が減ってる飯をくれ

ちゃぶ台で本人囲み三回忌

あの世には吉永小百合五人いた

父は母母は娘の頬つ ....
義父方の祖父の従兄弟の名を忘れ日がな一日オスカルの刑


慣れもせず言う事聞かずつちふまず必死で探す猫の住む家


「ナタデココ下から読んでチェブラシカ」守りたくとも解らぬ家訓


 ....
もっと、もっと激しく降ればいい
雨は夜に降りこのまま私は助かるのかもしれない
夢はみない
眠ってしまったから


ばちばちと
音を立て雨が涎を垂らしつつ私を背中にそっと入ろうと


 ....
キミエさんが言ったんだ

「お前はパタゴニアに似ているよ」

コスタリカとはちょっと違う
パルプンテはもっと違う

ラテンアメリカの南の地方
パタゴニアには羊がいるらしい
あと、草原 ....
いつだって取り分け用事はない手紙暑い夏ですお元気ですか


熱き息傍らに聞き盆送り今日の日の人毎日の君


にわか雨染み入る砂浜のごとくのどかに揺るる稲穂のごとく


便箋の印に沿い ....
恐竜の背に乗った彼半笑い

ティラノから逃れるすべが二百円

生き飽きたブラキオサウルス吹いた虹

ストルチオミムスの名前やや忘れ

「花を見ず一億年間生きました」

「骨に歯を通 ....
相槌を打った拍子にしばかれる

理不尽と怒った拍子に褒められる

声もなく戸惑う拍子に捻られる

捻られた私はとうにコルク抜き

帰ること忘れてたまにコルク抜く

抜くコルク声なく ....
サワレナイという女の子がいました
何を贈られてもそれに触れないでかなしそうに笑うので
そう呼ばれていたのです
サワレナイはある朝、さみしい夢に目を覚ましました
そして、毎朝そうやって起きていた ....
 10年くらい前「ウォーリーをさがせ!」(マーティン ハンドフォード著 フレーベル館)という絵本が流行った。ストーリーはなく、見開きいっぱいに描かれたたくさんの人の中から、縞々シャツのウォーリーを探し .... お遅うございます。
夜ですね。
昼行性の私達は眠る時間です。
今日も一日しっかりと体を弛緩させてください。
データをバラバラにして整理してください。
自分の事をずいぶんシンプルと思っていまし ....
生まれた日のことを覚えている
ちらちらと雪が降って
がやがやと人の声が聞こえた
そして何度か暗くなった
明かりは穏やかに灯った
鳥の声が聞こえた
硬貨の匂いがした
笑っていた
抱きしめ ....
揺れるたび
気がついて
明日を誘った夏の風
歩道に深まる僕の影


大空と
呼んでみる
ガードレールに腰掛けて
知らない翼は陽に透けて


身体気象情報をお知らせします
晴れ ....
それは不思議な行列でした
新月の夜でしたのに
ぼんやりと照っていたのです
そこかしこからケタケタと笑い声が聞こえましたのに
誰も笑っていないのです
一行は静々と厳かに歩みます
この世の者で ....


太陽が 赤い
赤い?
赤茶色の大地なんて
ハ ハ ハ ハ
見たナァ  映画で
土ぼこりが暖かい
イヌみたいに

大きいナァ
きれいだナァ
雲も風も

アア
大きいナ ....
心のしっかりしている時間が随分増えた
しかし私は揺れ続けている
「世界は海のようなものだ」
という比喩は見事だと思う
それを受け入れるなら私はその海のどこにいるのだろう
海はひとつか
海の ....
電話中「それを一枚持って来い」


やれ走れお好み焼きの熱いうち


鰹節向かい風には耐え切れず


スーパーで「そいつ一盛乗せてくれ」


エレベータ匂いきつくてスミマセン
 ....
夢置いて暮れる中空声カラス 阿呆阿呆となくは誰が為


走り去る回送電車に見し人と命を賭して擦れ{ルビ違=たが}いしや


記憶せしその名霞みて迷い道 あるべき日々に眼を凝らすのみ

 ....
綺麗な声に目が覚めた
立ち上がって海岸線を歩く
波音と風音の穏やかに響く砂浜に
僕は桜貝を見つけた
手に取るとひんやりと冷たくて
薄桃色が微かに温かかった
温めるためか 温まるためか
そ ....
遠き日の記憶に濡れし花鳥画に
火の粉降り染む花明かり
{ルビ花花=かか}千片の闇の間に
{ルビ花柄=かへい}震わす蝶模様
{ルビ花筵=はなむしろ}挿す{ルビ簪=かんざし}は
唯皓皓と花崗岩
 ....
チョークの淵を遊ぶ子
意味のない歌を歌う
それはそれは怖ろしい歌

それは 怖ろしい歌


ひとつだけ覚えている言葉

「真昼の月を描きなさい
力は要りません
知恵も要りません
 ....
胎内のように温い日
洗濯に適した風
入学式は早まりも遅れもせず
集合写真は正面から撮影され
ただ
「おめでとう」も「ありがとう」も使われなかった


一年生がクレヨンで絵を描かされるの ....


こころ
ころころ
ねずみのあなへ
ぺたぺたついた
うさぎもち
つきにならべて
おひとつどうぞ
さるかにころん
ひとやすみ



あしたわたそか
わたしかあしか
 ....
もーいーよー 許されたのはいつの日か

携帯の電源切って眠る夜

サクラチル 散った桜はゴミ箱へ

繰り返し言った所で手慰み

寂しいの そういう事は忘れたよ

公園で子どもの頃に ....
PULL.さんのヤギさんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一行物語- ヤギ自由詩12*06-4-4
どうでもいい話をしよう- ヤギ自由詩7*06-3-24
お生れなさい- ヤギ散文(批評 ...15*06-3-5
FISH_N.O.- ヤギ自由詩5*06-3-3
らりぱっぱ- ヤギ自由詩5*05-12-23
禁色の人- ヤギ自由詩4*05-12-12
空色遊園地- ヤギ川柳6*05-12-6
新妻カナコ(仮名)- ヤギ短歌16*05-11-20
むらさめ- ヤギ自由詩5*05-9-13
パタゴニア- ヤギ自由詩7*05-8-19
消息の文- ヤギ短歌9*05-8-17
キミノホネサウルス- ヤギ川柳12*05-8-5
コルク抜き- ヤギ川柳6*05-8-2
空の子- ヤギ自由詩25*05-7-25
ウォーリーをさがして- ヤギ散文(批評 ...8*05-7-20
お遅うございます- ヤギ自由詩8*05-7-16
生まれた日- ヤギ自由詩10*05-7-13
身体気象情報- ヤギ自由詩6*05-7-5
銀の鈴参り- ヤギ自由詩10*05-6-11
鈍色の君- ヤギ自由詩1*05-6-4
海への疑問- ヤギ自由詩6*05-6-2
デリバリーズ- ヤギ川柳6*05-5-31
カスレ木- ヤギ短歌3*05-5-26
桜貝- ヤギ自由詩8*05-5-20
花告げ人- ヤギ自由詩3*05-5-13
過ぎて行く- ヤギ自由詩6*05-5-6
入学式- ヤギ自由詩3*05-5-3
かえりうた- ヤギ自由詩4*05-4-25
かくれんぼ- ヤギ川柳8*05-3-31

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