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閃光と爆音が果てしなくつづく
長い長い夜だった

終戦前夜の静かな港町に
これが最後とばかりに
ありったけの爆弾が落とされて
夜空はまるで夕焼けのように
真っ赤に染まったという

 ....
小さな手をいっぱいに振っている君

その姿が可愛くてまた側に居たくなる

後ろを振り向いたら精一杯背伸びをしてまだ手を振っている君

そんな君が可愛くて

とても可愛くてぎゅっとし ....
ある日、仕事を終えて
更衣室のロッカーを開くと
取り付けの小さい鏡の下に
お守りのようにぶらさげていた
5センチのくまのプーさんが姿を消していた

プーさんは
うまくいった日も
へまを ....
あっというま夜が暮れた
走り出したい

すべて断ち切って
踏みしめる大地も
漂う風も
いらない
夜が
あれば
不覚にも

こころときめき

きみの一挙手一投足に

いちいち振り向くこの僕



恋なんぞ

有り余っているのに



何故またこんな

浮かばれぬ思いを
 ....
真昼の公園で
全身、汗にまみれながら
ジョギングをしている人がいる。
両の手に
ペットボトルを握り締め
汗に濡れ、体に張り付いたランニングシャツから
鍛えぬかれた筋肉の動きが感じられて
 ....
みどりに腐った冷酷非情の都市よ
海底に眠り死を死んでいるルルイエよ
今こそ浮上せよ

われら人類の歴史は今日
終わりの序曲を奏ではじめる
狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが
ネクロ ....
Diaspora.
Wandering mind is
proof of freedom.
I wont to home town
that a wish is contrary.

A  ....
じめんにぶつけて
かどをおとし
いわにこすりつけて
かたちをととのえ
すなでみがいて
ひょうめんをならし
どろでこすると
やっとぴかぴかになった
さっそく
むねのおくにしまって
 ....
通り過ぎてゆく急行列車だけが
一瞬
地下室に心地よい涼風をつれてくる




急行通過。




不快指数はこの夏最高
顔面からだれかに霧吹きを吹きつけられているような
蒸 ....
俺は「ありがとう」と言った。

朝起きてからずっと目の焦点が合わなくて俺は窓を開けて空は高曇りで
ノーテンキに雀が鳴いていて医者に電話をかけたら予約がいっぱいでど
うしてくれるんだ何か起きたら ....
燦々sunとおひさまサン
散々な夏とならぬよに

なつ なつ なつ なつ いけサマー

きサマとおれサマ どなたサマー

ゲコ ゲコ ゲコ かえるサマー

いるいるいるいる いるかサ ....
ひとしれず
くさかげのはいいろに
ある男女のすがたあり

わたくしと
しねる?
    ああ
それがさいごの会話だった

涼やかな目
はいいろが 濃くなる
しなやかでとげとげしい ....
魚になった
私の名を
呼んで下さい

{ルビ愛=かな}しみの風に 微笑みながら
道の空を泳ぐ

白い時に影を落しました

雲に溺れた{ルビ暁月夜=あかときづくよ}
{ルビ白露=しら ....
すれ違った自転車の子供を
振り返る


白線が
鮮明に割き続ける
通学路だったアスファルトから
子供たちの声が古いものから順に遠のいてゆく


肌で増殖する蝉の羽の ....
四六時中の想いは

必要以上に
君と僕とが不可欠だから

必ず壊れてしまうよ


はぐらかそうって魂胆じゃなくてさ

短命に舌鼓は
哀しいなって思うんだ



ほのか ....
ふと気付けば夜の闇
棒のような足を動かし
やっと山から出た

そこには町があった
町は不気味なほど静まりかえっている
町を歩き回ってる時にこんな声が聞こえてくる

「ようこ ....
 

つながっている
その声に
心がうつって


つながっている
指を絡めるように
ひとつのことばと
その隙間に


つながっている
瞳を
間近で見ている
ように

 ....
ちっちゃい頃 二人 よく遊んでいたのに

いつから離れてしまったの?



いつもよく遊んでいた公園

ここで転んで ここで笑って ここで泣いて ここで別れた

そんな当たり前 ....
その駅のトイレには
便所童が住んでいる

とても疲れて寂しい夜
わたしは酔っ払って
その駅のトイレに寄る

3つある個室の真ん中に入ると
そのうち
両脇から
声が聞こえてくる

 ....
雨が滴る音を聞き
腐った味噌以外何もない冷蔵庫の扉を開ける
「ねえ、あなたはどこにいるんですか?」



赤と黄色で作られた
賑やかな部屋に癒しの空間など皆無
落ち着けない異常な ....
ああ

どうして

女の子と

おしゃべりするだけで

こんなに

心が

うるおうの
かなしい夏 ?


夏の首すじが
眩しい

何もすることのない午後

空気さえ発光している

しなやかな夏のゆびさきが
飽きもせずあやとりしてる

夏はあの木立のてっぺんあた ....
いつから二人
はじめたの
こんな、お遊び・・・

初めはとても楽しくて
夢中であなたを探してた

馬鹿ね
ひとり遊び
気付くのが遅すぎた

本当の、あなたを
見つけられずに
 ....
空を飛びたいわけじゃない

からだいっぱい手のひら広げ

君を受けとめたいんだよ
かなわない恋がかなうことは稀だ。

それはもしかしたら、この世界でたったひとつの空や海が
自分のものでないことに似ているかもしれない。

その素晴らしい一端を感じると、憧れは増すばかり。
 ....
雨がしとど降る夕方にさえ
その図書館は
虹のなないろよりも多くの色彩にあふれているのでした

花はバラ色
空は空色
木々は緑

図書館に住む少女たちは
童話の勇気ある少女のように
 ....
新しい惑星に
私はなりたい
あなたの

楕円軌道で追いかけて

あなたの日常を
照らすこともない

私は
小さな氷のかけら
それでも

見つめる
くらいはいいだろう

 ....
全ての人に大切な愛だって
手に入らないこともあるじゃない
適当に感動して一日を潰した私
何もないのに無理やり泣いて
声が枯れたら
また日が暮れた


同じように過ぎていく時は
数 ....
ふりつもる夜の殻が
ふみしめるたび
かわいた音を立てて
砕ける
名前を思い出せない花の香りが
密度を増した湿度となって呼吸を
奪う
夜の果てにたどりつく
手っ取り早い方法は
眠りなの ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1945年8月14日- 落合朱美自由詩13*05-8-2
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クトゥルフ・フタグン- 佐々宝砂自由詩805-8-1
The_floating_weed_(根無し草)- kw自由詩205-8-1
しかくいだなんて- アンテ自由詩905-8-1
急行通過- コトリ自由詩8*05-8-1
踏みのめらかし踏みすべり- 佐々宝砂自由詩7*05-8-1
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- こしごえ自由詩3*05-8-1
真夏淘汰- A道化自由詩1705-8-1
微香性- 千波 一 ...自由詩11*05-8-1
皆月町- HARD自由詩8*05-8-1
連音/れのん- AB(な ...自由詩1205-8-1
オサナナジミ〜片思い〜- 天使自由詩1*05-7-31
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Do_you_remember_me?- さき自由詩305-7-31
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ムササビ- ベンジャ ...自由詩5*05-7-31
かなわない恋- 葵 悠貴自由詩2*05-7-31
だいだい色の童話集- 佐々宝砂自由詩12*05-7-31
新しい惑星- umineko自由詩8*05-7-30
日々草々- さき自由詩1105-7-30
星のうまれるところ- 汐見ハル自由詩1505-7-30

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