すべてのおすすめ
彼は混ぜるな危険と言う注意書きを無視して
オレンジジュースと牛乳を混ぜた結果
真夜中にオオアリクイがやってきて
耳の穴から脳みそブチュルブチュルされて
あっと言う間に死んじゃいました

粉 ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
やがて
夕闇に閉ざされる海の
光る航跡を追いかけて

白い波間に漂う一人ぼっち
私の貝殻は声もなく
1. 

もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲


2.

クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
わたし疑われています
あのひとがとても大切にしている
ミニカーがどうしても一台足らないと
夜毎わたしを問い詰めては
狂ったように折檻を繰返すのです
わたし紅薔薇婦人じゃないのに
緋色のロー ....
 二〇時二四分
 摂氏二二度
 じき戻る家族のために野菜を切る手を ふと
 止める

 来ているのが分かる      壁を隔てて
 すぐ後ろに
 ずっと向こうに


   (月も ....
わたしの手に
あなたの手が住み
眠り、少し起きて動くと
くすぐったいものが
わたしの中に届く

汗をかいて
わたしもうっすらと汗をかいている
守らなければならないのは
こんなに小 ....
 花つき言葉   −もとこへ−


一周年の祝いに
なにか書いてみせようと思ったが
気負いのせいかどうもうまく書けず
かといって最初の年に
なんにもなしでは済まないぞと思い
月並みだが ....
あなたが、水かさを増す

「では、また 」
と 言って
あなたが身を反らして
木立から、わたしから
離れていった
その刹那から

あなたが、視界でいっぱいになる

あなたが、
 ....
かつて高貴なひとびとは
憂き世離れた恋に身をやつし
夜空を見上げては月に思い寄せ
浜辺を見やっては海に思い投げ
紫の綺羅 星のごとく

そのころ私のご先祖さまは
きっと真っ黒けに日焼けし ....
引越をした日は、
青空だった。
近所の空き地の、
壁に、ボールをぶつけ、
グローブで受けとる。
ひとりで遊ぶわたしに、
アキラとリョウが、
笑みを浮かべ、声をかけてきた。

初登校の ....
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ....
蛇口にもいろいろあんのよ
飲食店の蛇口はいつも元気で
小学校の蛇口はお喋り好き
公衆便所の蛇口は毎日がつまらなさそう
なんで私がそんなこと知ってるかって
旅好きな水から聞いたのよ

私は ....
情報通の友人から
感情の食べ方を教わったので
早速今ある幸せをかき集め
ジックリコトコト煮込んでみたところ
これが何とも薄っぺらい味であった

アイスのフタを舐めているような
惨めったら ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
まるでぬいぐるみみたいな
ペットのトイプードルは
こんなに汚い私の手も
ぺろぺろ
ぺろぺろ
とてもきれいになめてくれる
犬は人間以上に
人間のきもちを理解している
わたしはバイキンなん ....
※この詩は、下の行から上の行へと読んでください。





人間というものを。
私たちは知らなかったのです。
私たちアンドロイドは、母の葬式で涙を流しませんでした。
だから私たちアン ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ....
「樹を」
折れてゆく私の直線をめぐって溶け出す樹々、の泳ぐべき海の直線。泳ぐのは海、ひらくのは海。樹の斜線は海を分解して新しい樹々の斜線を生産する。いくつもの遠さに囲まれながら樹はかわくのをやめない ....
日陰は 降り積もりはじめた頃の
うぶな雪 白く内側に抱えていて
ひっそり 溶ける

溶けたつものは 眠る
とどかれること なく
 ?
  
あたしは砂漠で
来たものはいつも
喉が渇いたと云って
外に出て行ってしまう

あたしは砂漠で
流した涙はすぐに
跡形も無く消える

あたしは砂漠で
あたしは砂漠 ....
胸の痛みが 海のふかい場所に
沈んでいる
目のない魚が こらえきれない
痛みの上を
ヒラヒラと 泳ぎ回っている


痛みの底には
もうひとつの
痛みが
かならずみつかるはず

 ....
「おれ死ぬね」ねで終わる死にはなんとなく潔さがかんじられずただのお休みメールだとおもい絵文字をかえすと
泣きながら電話がかかってきた


「死ぬな」といわれ目が覚める
全くそういう気分じゃな ....
ぼくは詩人

飾った言葉も
無垢な言葉も
言い表せない時もある

今日もまた

朝の散歩をしていると
白い蝶に出会いました

ふわりふわり
その飛ぶ姿を目で追う

ぱたぱた ....
影ン絵 つる 日の
下弦夜 つむ 火の

島 戸に 夕 かぜ
しまいを 往く つげ

傍ら 飛ぶ 身を
語らせぬ シャおん

かけせいて ほとに
かえせみに ほとる

つみ こ ....
どんよりとした鉛色の雨が、わたしの空洞の胸を
突き刺して、滔々と流れてゆく冷たさが、
大きなみずたまりを溢れさせている。
みずたまりには、弱々しい街灯の温もりによって、
歪んだ姿のわたしの言葉 ....
足跡は
続いていく交差点の
その先に落ちている
踏締めるには少しだけ、遠い景色

よくありそうな一日を
(転がるように)


 *


無駄なことだと、言葉にしたものと
無駄 ....
かわいいものは
みな食べられて
腹のなかでうたをうたう
とぅあららら ら


なんにも持たずにひとりのものは
なんにも持たずにひとりに生まれ
なんにも持たないうたをうた ....
PULL.さんの自由詩おすすめリスト(2662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました- 虹村 凌自由詩5*06-7-27
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もわもわ_クルクル_ぷっちん_コロン- 落合朱美自由詩32+*06-7-25
奇譚_番町ミニカー屋敷- 恋月 ぴ ...自由詩17*06-7-24
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ボディーピアス- 恋月 ぴ ...自由詩27+*06-7-12
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なめられる- 壺内モモ ...自由詩5*06-7-3
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no-title- 士狼(銀)自由詩20*06-5-6
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そらの_そらへ- 砂木自由詩8*06-4-22
あたしは砂漠で_その向こう側には- 砦希(ユ ...自由詩606-4-21
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_あたししあわせだったとつぶやきながら愛するひとの腕の中で- モリマサ ...自由詩12*06-4-18
ぽえむ君−白蝶−- ぽえむ君自由詩11*06-4-18
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冷たい春- 前田ふむ ...自由詩18*06-4-16
13- 霜天自由詩1106-4-16
ノート(とぅあららら_ら)- 木立 悟自由詩806-4-15

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