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彼らのこの一瞬は 灯火は
わたしたちの何年分なのだろうなど
小難しいことは皆かんがえるふり


わたしはわたしで
手をはなさぬよう 
刹那を噛み締めるよう
必死でした



ひ ....
夜闇と思ったのは黒雲
赤帯の朝焼けが眼前にふたすじ
この街の空を美しいと思った
はじめてのこと


のろのろ歩き 方向音痴の女の子
同じ場所 ぐるぐる ぐるぐる 行ったり来たり
手をひ ....
かえりのでんしゃは
まどの外が
ぜんぶ田んぼで
ずっと同じで
どれくらいすすんでいるのか
分からなくなったんだ。


けれど
とおくで
小さなおばあちゃんが
ごみをもやしていて
 ....
あなたがひとを殺しても罪になりません


ドクターは宣告した



石ころだらけの世界
まして
モラトリアムの真ん中で
ひとのこころくらい
かんたんに壊れてしまうでしょうに
 ....
どこからか
うまれた 
しあわせは
てをつなぐように 
であって
すなをくずすように 
かわっていった
かのじょのいちにちは

にじかんのねむりと

いちじかんのかくせいからなり

よむことのできるものがたりは

かぎられていた

まいにちのそらは

きそくただしく

じ ....
通り過ぎてゆく急行列車だけが
一瞬
地下室に心地よい涼風をつれてくる




急行通過。




不快指数はこの夏最高
顔面からだれかに霧吹きを吹きつけられているような
蒸 ....
{引用=
水は低いほうへ流れてゆくのだよ

 

空がようやく白みはじめた
霧の山小屋
去りゆく人の走り書き


{引用=
めざとくえらんで流れ込み
いつかは、とまる

 ....
きれいな音楽だとか
物語が
ささえになること

ぜんぶひとから生まれたなんて うそみたい
ひとは まだ じょうずに好きになることができない



うけとめる心の
線の細さは
 ....
おしげもなく 陽の光がふりそそいでいる
3月、真昼
白野原に反射して 
レース越しの彼女の庭は  
照明具よりずっとまぶしい
ああ、ぴったりの名前がやっとわかった

風がとまった   ....
そう、にんげんはかことみらいのなかにしか
じこいしきを みつけられないんだ。
いきている、をさがして いきていないもののなかにずんずんはいりこむ。
かみさまのいかりにふれたアダムとイヴは りせい ....
夏にすきな言葉は




清涼飲料水




です。




それは
レモンをしぼった透明のサイダーで


汗をかいたグラスは 商店街の福引の。



扇 ....
お元気ですか
            わたし
 今日
      手首  
           切りました
ふふ
     あなた
         また
  かなしいかお
    ....
恋人は、詩を書く人と走る人

ふたりはお互いを知らない

わたしは詩を書く人と暮らしている

わたしは詩を書く人のために食事をつくる

詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
 ....
わたしがきらきらの火花に歓声をあげているあいだ

そのひとは

灯かりのむこうの景色をみていたというのです
わたしが放課後こっそりえさをやっていた
あの河川敷の林の猫を
あなたがちいさな段ボールに詰めたとき
ほんとうはおどろいたし
とてもかなしかったのだけれど
それがあなたの愛し方だと知っていたの ....
PULL.さんのコトリさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほたる狩り- コトリ自由詩10*05-10-21
ろいやるすぺしゃるみるくてぃー- コトリ自由詩7*05-10-7
8月4日_(または、いかにして少年は詩人へと変貌を遂げるのか ...- コトリ自由詩5*05-9-20
さいごのこどもが裁きをうける- コトリ自由詩6*05-8-13
しあわせ- コトリ自由詩11*05-8-9
つまり、きょうもいっしゅうかんがけいかしたということです- コトリ自由詩4*05-8-9
急行通過- コトリ自由詩8*05-8-1
水は低いほうへ流れてゆく- コトリ自由詩10*05-7-26
そして_また_あしたもいきていようとおもった- コトリ自由詩17*05-7-24
夏の雪原- コトリ自由詩5*05-7-23
あしたは、てつがく- コトリ自由詩5*05-7-23
からんからん- コトリ自由詩13*05-7-21
暑中お見舞い- コトリ未詩・独白2*05-7-20
詩を書く人と、走る人- コトリ自由詩18*05-7-20
花火- コトリ自由詩7*05-7-20
はこねこ- コトリ自由詩14*05-7-20

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