070729
偶然が
偶数を生んだと
信じていたのだけど
奇数が居なかったら
偶数も居ないのかもしれないと
偶数は1人では寂しいから
奇数を寄越し ....
自然の中を吹き抜けてゆく風は
循環している
その中で生き物は同じ場所で
絶えず同じ命を繰り返す

街の中を通り抜けてゆく風は
まっすぐに流れている
その中で生活する人々は
絶えず便利さ ....
いのちは
大観衆に埋められた
ステージの上で
歌いたがっている
鳴り止まない拍手を浴びたくて

いのちは
気を失うほど
ビールをとことん
飲みたがっている
みんなを笑わせ
喜ばし ....
あの頃
夏は飛沫だった

太陽の光も
プールの水しぶきも
弾けるサイダーも

無意味に思えるほど眩しく輝く飛沫だった

バスに乗って
あの頃に帰ろう

せめて

記憶を辿っ ....
たにんのこころは
しりたがるのに

じぶんのこころは
みていなかった
ことに

きがついた
しゅんかん

まっしろにわれた
こころが
こういった

もう きらい

どう ....
風船が
割れなくなって

空が
割れて

閃光星の隣まで
来てしまった
息の代わりに
靄を吸う

風船の中は
温かい未来で
階段も天井も
白く

湿ったものは
どこに ....
線路にはひかり

ホームには

風鈴がなびいて

夏の音をたてている


春のような夏の幻視

影だけしずかに

夏をだまらせている


線路にはひかり

ホームに ....
雲まで

水いろの、ね

ひかりは

記憶を、ね

風はたぶん

地球そのものだ、ね


やさしさがつよくなる

つよさがやさしくなる


雲まで

水いろの、 ....
闇に川音の迷う{ルビ硲=はざま}の村
トンネルに切り取られた高架橋
しじまを蹴散らしていく道しるべ
{ルビ硲=はざま}に閉じこめられていた記憶が目を覚まし
一瞬顔をしかめるも
手招きに不安を ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
こんどは

そらだけを

みつめて

いきられる

ものに

なりたい
虫の死骸
冷房で焼け死んだ
カーテンの裏
君の横顔と少し似ている
僕の背中に映し出された
影は光と対等だ
好きな気持ちに
理由がないのはそのせいだ
雨がひらき
匂いは昇る
あたたかく 甘く
光になる


白い歯車
心をまわし
雲の映らぬ涙になる


手のひらの空に繰りかえし
現われては消え 叫ぶもの
二分きざ ....
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
夜があけて
朝が来る

まるで
果てしのない
悪夢のように

けれど
赤い太陽が顔を出して
おはようと呟いて

1日が動き出す

例え
今夜の夢で
また辛い思いをしても
 ....
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂いが外からする
窓は閉め切っているのに 雨も降っていないし 夜でもないのに 外に草むらがないのにだ


裸足で大都会を歩いて抜けて郊外に出ると風に新幹線に乗って ....
涙堪えて
傷み続ける心があるなら
 
ここに 心を
 
 
力いっぱいの否定
それは時として肯定
 
心を ここに
 
 
 
ほぅら、おいで
よしよし
って
してあげ ....
開けられた夜空
閉められた朝焼け

自由の窓ごし

時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く

goodから始まる
時計


      (日本文学館 ....
去年会社を辞めた先輩
久しぶりに会ったら
夏みかんみたいだったのが
色白美人に大変身

何があったのかな

街中で呼び止められても
しばらく誰だか判らなくて
どなた様ですか
だなん ....
風になった
 あなた 
  が さする 

星の瞬きは
 永遠という
  はかなさを

 楽譜に残し

美しいなんて
 残酷な想い出

 聞くことのない
  あなたの調べは ....
 西へ向けて 私は海を渡った
 揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた

 生まれつきの どうしようもないこと
 恨んだところで変わることもないし
 なら 愛そうと 愛そうと思って
 そ ....
グレーのクレパスで
空にクレバス

そぉっと、
宇宙が飛込んできて

いつの間にか
まっ暗闇。
女の子は、言いました。
 
「おそらがね、ないてるの」
 
青く、晴れ渡った日のことでした。
 
「かわいそうだから、えがおにしてあげるの」
 
得意げにクレパスを掲げて
リボンふり ....
風が立ち止まった
蚊取り線香の煙が
まっすぐに天井へと昇ってゆく
一匹のハエが
ぼくの前を通り過ぎる
振り払おうとしても
もう飛べない
風は今も立ち止まっている
夏の夜が固まってゆく
 ....
                07/07/26


じとじとして
鬱陶しくて蒸し暑い
長すぎる梅雨が明けると
今度はまっ白な太陽が照りつけて
まだ乾かない大地からは
じくじくと水 ....
人込みに紛れ 
駅構内の階段を下りていると 
背後に 
「 だいじょぶですか 」 
という声が聞こえ 
思わず振り返る 

車輪の付いた 
買い物かごの取っ手を 
細腕で握り 
「 ....
誰も知らないその庭に咲く薔薇
朝一番の雨に濡れた赤い薔薇を求めて
僕はたどり着いた 足をひきずりながら
かぐわしいその香りを嗅げば幸せになると
ただひとつの愛を得られるとずっと信じていた

 ....
人の描きしものをおもう

哀しみは空を翔ぶ











この雑踏を歩いてゆく

そんな、すれちがう街の空気までもが
ただ、きみを切り刻んでゆく


道 ....
数多のあなたから
発信されることばに
わたしは固くまぶたを閉じる
それらを愛さないために

西側の、部屋
窓に切り取られた風景のなかで
遠く稜線がたそがれてゆく
そう
書いたときには ....
小原あきさんのおすすめリスト(2431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裏表の偶然- あおば自由詩8*07-7-29
循環する風- ぽえむ君自由詩14*07-7-29
いのち- 乱太郎自由詩21*07-7-29
追憶- 風音携帯写真+ ...10*07-7-29
ぼくのこころ- 乱太郎自由詩10*07-7-28
風船- ロカニク ...自由詩10*07-7-28
越後湯沢にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-28
雲まで- 吉岡ペペ ...自由詩107-7-28
無人駅- 悠詩自由詩8*07-7-27
千の詩- ぽえむ君自由詩20*07-7-27
ワクワクワクベジ- ペポパン ...自由詩8*07-7-27
こんど- 松本 涼自由詩807-7-27
シルエット- ゆうと自由詩4*07-7-27
夜のころも- 木立 悟自由詩1007-7-27
夏空- むくげ携帯写真+ ...507-7-27
今日のはじまり- 風音携帯写真+ ...5*07-7-27
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂い- 円谷一自由詩9*07-7-27
いたいのいたいのとんでゆけ- 青井 茜自由詩2*07-7-27
good- つちやし ...自由詩507-7-27
- 恋月 ぴ ...自由詩21*07-7-26
- 乱太郎自由詩18*07-7-26
吐息- 北大路京 ...自由詩20*07-7-26
グレー- ブロッコ ...自由詩207-7-26
おれんじのくれぱす- 青井 茜自由詩7*07-7-26
風が立ち止まっている- ぽえむ君自由詩7*07-7-26
しちがつの祭り- あおば自由詩9*07-7-26
忘れもの_- 服部 剛未詩・独白8*07-7-26
楽園- 石瀬琳々自由詩17*07-7-26
- わら自由詩17*07-7-26
数多のあなた- ワタナベ自由詩24*07-7-26

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