素足に若草
浅く緑の
木々は萌え
目眩するほどに
花曇りの日なら
なおのこと
生まれたてのそれらは
やわらかに躍る

耳に愛しい鳥の名を
春になるたび
あなたに訊ね
匂い淡しい ....
思いきって 原生林から抜け出せますか
         にびいろの四次元で
      がんじがらめにされてても

   コスモスとの 感応はありますか
      ぬくもりが失せてしまった ....
なんでもいい訳じゃない

赤を示す日もあれば
白い日もあり
紫が輝いてみたり

ビロードの日もあれば
綿だったり
ナイロンだったり

山だったり海だったり
女だったり男だったり
 ....
こころのなかで

こころのなか、って

こころ、って

どこにあるんだろう

こころのなかで
迷いや憂いが
くもらぬように

目から
胸から
耳の奥から
にごりに満ちて
澄み渡れ、




 愛するべきと
 かなしむべきと
 つつしむべきと叫ぶべきとに
 ....
林檎がふるえている
暗い海の底で
ヒリヒリする電波を発しながら
傷んだ痕をさらしている


林檎たちがふるえている
共鳴しながら
いくつもの透明な触手を
スルスルのばし
痛みをそっ ....
たくさんの
小さな花

どれもみんな
上をむいて
咲いていて

私も
上をむいて
歩こ

上をむいて
歩いて
いこう
柔らかな夜に静かに落ちる
真っ白なシーツは柔らかく
おやすみなさい子供達
白い卵の割れる朝まで
おやすみなさい子供達
女は閉じた瞼で唄を歌う
柔らかい羊の背に乗って
砂漠のような海のような丘を
どこまでもゆくんだろう

美しい死の物語に身体を浸けて
ゆっくりとした歩調で歩いてゆく
日差しの強い、つよいなか
歩いてわたりました。
まどの中から でしたが
緑葉のまぶしいこと

ひとつぶひとつぶの
空にむかう


ふさふさ
ゆれゆれて
ゆさぶられ



 ....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある


ときにあばれて
ときに乱して

かろやかだったり
微かであったり


あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
きれいな空があることを
忘れたくなかった

雨が降るのを
真下から見上げて

見上げた空がきれいであることを
確かめたかった

降りそそぐ雨が瞳からあふれても
それを ....
ゲームがしたい
手料理が食べたい
話がしたい
テレビばかり

父ちゃんも母ちゃんも
いつもいない
日本語が上達しない。
一般常識を知らない。

いつも外食
その後はカラオケ
人 ....
{引用=

「落ちるほどの恋」

きみが、きみが
目の前から消えない
つなわたりみたいに
ふらふらしてる
落ちてしまったら
きっと元には戻れない




「溺れるほどの恋」 ....
前歯でがりがり
おなかを削るように鳩サブレを食していたら
怒られた
ほんとうは
笑ってほしかった
長い間待ち望んでいた瞬間が訪れる
受付の看護士さんに案内され
病院らしい匂いのする待合室の長椅子に
わたしはひとりで腰掛けていた

手術自体はあっと言う間ですから

こころにメスを入れる ....
またもや不意打ちに
なげこまれたアクシデント
水面がざわざわ騒ぎだす
バリケードをはりめぐらせたつもりが
いつもほんの一瞬のスキをついて
とびこんでくる



ズン と重く腹にしずん ....
浜辺のきみに

ちぢれた朋輩たちの影が

しずかな素肌、ひかり、はしる


緑の風、フリーダム


光達のチーク

頬杖をつくのは僕だから

花のまえで、大人しくしている
 ....
ふらふらと 
京都から帰ってきた
 

またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して 

そうだな 
俺は俺を殺したいのだと思う 

今はそんな夜 


また見たいな ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
鍵の開く音がして
夜空に取り残される留守番の少女
今日からきみも
誰かの探し物になってしまうんだね
小さなポケットつきの
コートを羽織っていこうとすると
また
ちゃりん、という音で
鍵 ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
生きてみせるさ

ここが僕の選んだ場所なんだから
{画像=080426092028.jpg}
さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
いつものように
バスを待っていたら
象がきた
大きな耳のようなドアから乗る


いつもの道を
いつもどおり走っている
だが停留所が
いつもとちがう
  パンパス三丁目 オアシス北  ....
いまいましい季節が過ぎ去って
春の匂いを運んで
ちいさな風が
独り言を
ちっちゃな声で

ほんにゃら ほおい

赤いランドセルに
まだおんぶされているような
ふきのとうの葉で
傘 ....
出発進行でしゅ。
とうしゃん、早く押しなちゃい!
お空も飛ぶんだから、ちゃんとブランコしてよね!

かあしゃんは、貼り紙しなしゃい。
『イケメンさん、拾って下さい。』
きよし、お願いします、って書くの ....
元気ですか?

しっかりと生きていますか?

愛していますか?

たとえ、愛されなくても

思うように過ごしていますか?

わがままばかりいっていませんか?

迷っていますか? ....
ごらん、あれが銀河というものだ
今日みたいな湿った夜に
こんなにくっきりと見えるのは
とても珍しいことなんだよ

僕は君たちに星は動いていないと教えた
地球の自転の見かけの動きなのだと ....
砂糖、塩、酢を混ぜる
酢の量は
多過ぎず少な過ぎず
シャリをうちわであおぐ

ボールに水を張って
サビを用意して
ネタはそぎ切り
一気に切る

寿司は気合で握る
ネタはあまり触ら ....
小原あきさんのおすすめリスト(2432)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春おぼろ- LEO自由詩10*08-5-12
愚問- 信天翁自由詩108-5-10
出産- 舞狐自由詩7*08-5-9
こころのなかで- 吉岡ペペ ...自由詩308-5-9
澄み渡れ、春- 千波 一 ...自由詩7*08-5-9
IT_Apples- 渡 ひろ ...自由詩18*08-5-8
上をむいて- 風音携帯写真+ ...708-5-8
おやすみなさい子供達- 小禽自由詩5*08-5-8
夢見- 小禽自由詩3*08-5-7
緑陽- 唐草フウ自由詩7*08-5-7
風のくに- 千波 一 ...自由詩8*08-5-7
「空と大地のあいだで」- ベンジャ ...自由詩14*08-5-7
Thirsty_Thursday- ペポパン ...自由詩5*08-5-6
はじめてきみに恋をした- ゆうと自由詩3*08-5-6
生平- FUBAR自由詩8*08-5-6
待合室のひと- 恋月 ぴ ...自由詩36*08-5-3
内面鏡- 渡 ひろ ...自由詩26*08-5-1
朋輩たちの影- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-28
じゃあ、また- わら自由詩22*08-4-28
空はわたしを抱く- こゆり自由詩20*08-4-27
扉の日- 君の、自由詩308-4-26
あの、ね- Rin K自由詩38*08-4-26
- smorzando携帯写真+ ...408-4-26
夜に- beebee自由詩11*08-4-26
マンモス- yo-yo自由詩9*08-4-25
ほんにゃら_ほおい- 乱太郎自由詩26*08-4-23
のりもの- しげ携帯写真+ ...108-4-21
手紙- 短角牛自由詩3*08-4-20
「光砂の海」- ベンジャ ...自由詩4*08-4-19
握りずし- ペポパン ...自由詩5*08-4-18

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