店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ Vの発音 Vの発音 Vの発音 Vの発音
言語聴覚士に何度も発音を矯正される
だけどまだできない
標準的なVの発音

ボールを投げて キャッチして
ボールを投げて キャッチして
作業療法士 ....
あゝ薔薇が咲きました
昨日までは蕾であったのに

馬鹿だね 何もこんな寒い日を
選んで咲くことないのに

小学校から知っている息子の友達は自衛隊に入隊するといいます
有事の際には戦うので ....
がようし  いちまいあったら  なにをする

あおくぬったら  まなつのそら

だいだいいろにぬったら  あきのゆうぐれ

さんかくにおったら  かみひこうき

しらないくにへ  とん ....
幼稚園の豆まきでは
殻付きピーナッツと一緒に
キャンディーやチョコ玉や
たまにチロルチョコなんかも混ぜて
撒いてくれるので
鬼のお面をつけた子どもたちが
懸命にそれを拾うという
奇妙な光 ....
温かいご飯
温かいお風呂
温かい布団

この三つは
心まで温めてくれる

寒い冬の夜
わたしは寝る前に
下布団とシーツの間に敷いた
電気毛布のスイッチを入れておく

しばらくし ....
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
しゃがみこみ 君は土に触れる
口にできなかった思いが
冷えて固まっている

ほこりを舞いあげながら
潮まじりの風が頬をたたく
道であったはずの地面が続いている

枯れたつる草をはぎとり ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
人が死ぬということは、
その人と話せなくなる、ということなんだな
当たり前だけど。

とても当たり前だけど、すごい好きだった、ということを
伝えられないことなんだな。
当たり前だな。

 ....
結婚してからも二人は別々の道を歩いた
二人の間が広がっていったとしても
二人は詰めようともしなかった

二人の間に他人が入ったとしても
二人の間を埋めることも
ひろげることもできなかった
 ....
秋がわらう。君がうたえばいつでも。


遠くで木影が弾くまだ見ない日々。


造花のブーケとともに、午後を見送る。


ざんざんか空は秋には同じうた


秋空と夏空。冬空と春空 ....
     「 流れ星がいま落ちた 」


0の あすなろが あっけなく逝ったとき 流れ星が落ちた
1の はじまりが あっけなく逝ったとき 流れ星が落ちた
2の なおざりが あっけなく逝 ....
娘の担任の先生から突然メールが届く
件名は娘の名前
かすかな心臓の高鳴りを覚えながら
本文を開ける
文字が目に飛び込んでくる
“She had an accident!”
アクシデント!? ....
わたしは生まれてこのかた
きっともう何も知らない


カペラ、
木星の謎も水星の謎も
忘れていてすまなかった
いつかを今とは気づかなかった
空は大きすぎる
いつでも
そんなことを言 ....
雪が朝から降っている
景色の輪郭を消しながら
道路の染みを消しながら
隣の境を消しながら

雪が一日降っている
人の予定を消しながら
人の日常を消しながら
人の時間を消しながら

 ....
世界中の男女とセックスフレンドになりたい
だけど今すぐひとりぼっちになりたい
たぶんどこかがぶっ壊れているのでしょう

たくさんのひとに迷惑かけてきました
たくさんのひとをこれからも裏切るで ....
拝啓

今はいつ頃だったか、暦を見なくなって久しく、曜日感覚も失くしてしまいました。俗世から切り離された場所に身を置いていると、今が何の時期なのかよくわからなくなってしまいます。身の回りの変化には ....
まほろばが うたいはじめるのです
フライパンの中は カタクチイワシの まほろばなのです
心が自然と フライパンに降りてゆき
放物線をえがいて 炒られて対流する香ばしい香りに
うたいはじ ....
‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた 


風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている


それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
 ....
ミッキーマウスは ビックマウス
ほんとうのネズミは 目が ほとんど見えなくて
光と影くらいしか分からない
見えなくても見える方法を 知っていたり
いや 知らなかったりする

オーストラリア ....
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ....
封筒の右端に犬小屋を建てました。
赤いペンキで塗りました。
そこで手紙を書きました。
とても短い鉛筆で。

さいしょに友達の名前を書きました。
つぎに夜のあいさつをしました。
あたらしい ....
私は亀ちゃんを生んだ

亀ちゃんとは本人の前では決して使わないあだ名

亀ちゃんは本当にゆっくり成長していく

初めて歯が生えたのは一歳三カ月
初めて歩いたのは一歳八カ月
二歳になって ....
魚編の漢字が好きだ
目から鱗という言葉が好きだ
逆鱗に触れるという言葉が好きだ
そして わたしの言葉を読んでくれるだろう そんな あなたが好きだ

回遊する魚のように
 ....
小春は 咲いていた
いたいけな木枯らしに とまどいながらも 
茨の木も葉を落として
生まれた詩たちが 真っ裸になる この秋空に  あなたは

腹を満たすために
寒さから身をまもる ....
「雨、すごいね」と、その朝、

キミは窓の外を見て言った。



 

福岡は、その日、雨だった。

 



見れば、雨が降っているだなんて

誰でもわか ....
セックスのあとで
めずらしく君が眠っている
男は眠るものだろうか
君は起きていることが多いようにおもう
日常には官能がおちている
おち窪んでいる
せいかいに近づくには
どこかまち ....
 
 
一週間ほど、産卵床を守り続けていた雌鮭が
力尽きて、下流へ流されていった

鮭の婚活が終わった

命から命へ
そのために、生まれてきたかのように
産卵した雌鮭は、100%、死 ....
小原あきさんのおすすめリスト(2431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ- 北大路京 ...短歌314-2-25
矯正- 夏美かを ...自由詩31*14-2-21
君死にたまふことなかれ- そらの珊 ...自由詩15+*14-2-7
がようし- 村田 活 ...自由詩7*14-2-4
節分- Lucy自由詩20+*14-2-3
【_極楽_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-1-24
しろい四角- るるりら自由詩26*14-1-21
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩34*14-1-12
花を育てるひとへ- 村田 活 ...自由詩914-1-7
さめるまで- Lucy自由詩24*13-11-26
たわごと- kawa自由詩413-10-30
夫婦- イナエ自由詩10*13-9-26
秋のうた- kawa俳句113-9-23
流れ星が_いま落ちた_(他二編)- るるりら自由詩10*13-7-5
八重の優しさ- 夏美かを ...自由詩35*13-5-4
祈り- kawa自由詩113-4-29
雪が降る日- ……とあ ...自由詩18*13-1-14
包帯のような空の下- 村田 活 ...自由詩913-1-14
書こうとしたことを忘れてしまって- 木屋 亞 ...自由詩4*13-1-13
末広がり- るるりら自由詩18*12-12-29
耳のない魚- 月乃助自由詩1412-12-26
光について- るるりら自由詩13*12-12-24
ひらがな- そらの珊 ...自由詩28*12-12-20
ジョン、より。- かいぶつ自由詩3312-12-14
私が生んだ亀ちゃん- 夏美かを ...自由詩23+*12-11-27
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- るるりら自由詩23*12-11-23
動機- るるりら携帯写真+ ...11*12-11-20
あまおと。- 元親 ミ ...自由詩312-11-17
スマートフォンの向こう側- かんな自由詩7*12-10-27
鮭の婚活- 小川 葉自由詩812-10-23

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