うんちくんが
おそらから
やってきました

けさぼくが
おといれでした
うんちくんでした

おそらのむこうに
うんちしてる
ぼくがいるのです

うんちくんに
さよ ....
 
 
縁日で
祖母が買ってくれた
空色の風船が
手のひらを
するりと抜けて
空高く舞い上がっていった

東の空へ流れていく
風ははるか上空
西から東へ吹いている

お日様と ....
 
 
古い地図をひらくと
あの日のわたしが
チャリンコ漕いで走ってる

高校と家の
片道十キロの距離を
毎日通った

部活は一年で
辞めてしまったけど
片道十キロの
距離は ....
ころころ転がる
ボールのような毎日を
思うように転がせなくて

焦ってしまったり
怒ってしまったり

ぶつけて傷ついたり
気が抜けて凹んだり

それでもまた
弾みをつけて出かける ....
文鳥は
  帰ることができませんでした

    あんなにうとましく思えた
    ステンレェスが
    今では
    こんなにも
    いとおしく想えるだなんて

文鳥は
 ....
違和感が部屋の隅で静かに息をしている
仲良くなろうと手を伸ばすが
その手を握り返してくれるのは
くしゃくしゃになった今朝の新聞だけだ
カレンダーと共に踊っている間に
 ....
きょうぼくのからだは

悲しみにつまっている

表面張力いっぱいで

すこしでも揺れたらこぼれそうだ


きっと何十年まえ、何百年まえにか

おなじ日に

悲しみにあふれた日 ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る


つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
 
 
01
図書館にパンが落ちていたので男は拾って食べたのだが、それはパンではなくムカデの足だった。

02
図書館の大砂漠で遭難した司書は一週間後に救助され、その翌年には大統領になった ....
となりのおっさんが着信音に出て

イソギンチャク死んだんか、

と第一声を発した

さみしいやろ、海にほったらなあかんな、

おっさんたちにとってイソギンチャクは

犬や猫のような ....
 
 
手をつないで歩く君が
息子である前に
恋人のような気がしている

生まれた時に一目惚れして
キスしたり
抱っこしたり
一緒にお風呂入ったり
この頃は肩車がお気に入りの
恋 ....
アスファルトの照り返しは穏やかではない
24号線沿いのひび割れた歩道を蹴って
いつまでも変わらない信号を見上げる
太陽がもうひとつ増えた気がした

雨と晴れの境目を見つけた少年時代の君を
 ....
緑さえて

花もえて

光こたえる




音きえて

時たえて

心ふるえる






君にあえて

君にあえて
薔薇をあなたに
五月の薔薇をあなたにあげたくて
私はひとり庭をさまよっている

ハーブの花畑を通って
クレマチスの花園へ
キングサリのアーチをくぐったら
そこはもう薔薇迷宮
色とりどり ....
 その頃・・・・










      「 夢 」   作 えんぴつくん



    夜、

    星になって えんぴつ座 って呼ばれたい
 ....
 
 
水鉢で
金魚が泳いでる
赤いから
女だと思ってる
女はなぜ赤いのか
知るすべもなく
あなたは宇宙に浮かぶ
水鉢で泳いでる
地球はなぜ青いのか
知るすべもなく
 
 
 
 
電話のむこうに
君はいたのだから
わたしは
分解して探す

真夜中
君からの電話で目覚める
何も話さない
街の音が聞こえる
誰かを探してる
足音が聞こえる

分解す ....
駅東端の改札を抜け昔ながらの踏切を渡ると
南口商店街の低い軒先を飛び交うツバメ達に出逢った

桜は散ったばかりだと思ってたのに
あっという間に日傘手放せない季節となってしまったんだよね

 ....
 
 
誰かとどこかへ行っても
そこはここになる

ひとりぼっちで
いるここだって
同じここなんだ

ためしに朝起きて
窓の外を見てごらん
水道管が破裂したのか
そこいらへんじ ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
つのる程に薫る
零れるばかりの

想いを


薄紫の言伝と束ねて


静けさの陽光を
通りすぎる風に
誰かの
囁き声を聴いたような



只々、
木漏れ日のベンチより滑り落つのは




枝垂 ....
世界が私の選択次第で滅ぶとして
いやはや私がなにをしようと
いつか滅ぶことはきまってるんだが
世界とあなたとを天秤にかけたら
世界のほうがもちろん大切なはずである
まったく信頼おけないあほー ....
母へと語られる
おもいは
いつもことば少なで

ずいぶんと幼い頃
学校へ行きたがらなかったわたしを
ぴしゃりとしかりつけた
あなたの手のひら
たった一度
手を上げたのはその一度
 ....
優しさを貰うと
優しくなれる。
愛を受け育つ
愛を与える毎日。

感動すると
行動が産まれる。
優しくされると
元気が出る。

優しくされると
やる気が出る。
優しくされると
 ....
糊の効いた藍染めをくぐり抜けると
石鹸の香りがいらっしゃいませと迎えてくれる

散歩の途中でみつけたお風呂屋さん
モクレンの香りに誘われて迷い込んだ小路
朝夕通っている駅前通りとはさほど離れ ....
 
 
あの夏の日の
電話ボックスの中
受話器を持ちながら
あと一桁ダイヤルを
回せば届く
思いがあった

あの夏の日は
静止したまま
僕は僕の海に溺れ
窒息している

何 ....
 
 
月工場で
おじさんたちが
月を作っている
その日の形にあわせて
金属の板をくりぬき
乾いた布で
丁寧に磨いていく

月ができあがると
ロープでゆっくり引き上げる
くりぬ ....
爪を立てないようお気に入りのレギンスを下ろしながら
一瞬の冷たさに身震いなんかして

いまどき珍しいよね
ウォシュレット付いていないなんてさ

ちろちろと可愛い音させるのも粋よねとは思いつ ....
はじめまして
初めてこの枝で花を咲かせました
これからもこの気持ちを忘れずに
毎年、花を咲かせたいと思います
山育ちの私が
山のない街で生活をする

心には山型の穴が
ぽっかり空いたまま

当たり前にあった日々が
遠くなっていく

この気持ちを
誰がわかってくれようか
小原あきさんのおすすめリスト(2432)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うんちくん- 小川 葉自由詩109-7-3
空色の風船- 小川 葉自由詩409-7-2
地図- 小川 葉自由詩409-7-1
ころころと- 未完自由詩5*09-6-29
文鳥- 北村 守 ...自由詩4*09-6-29
成長- 自由詩2*09-6-28
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-28
チビけた鉛筆の唄_★- atsuchan69自由詩29*09-6-27
図書館物語- たもつ自由詩3109-6-26
あしたは海にゆくんだろう- 吉岡ペペ ...自由詩509-6-23
恋人- 小川 葉自由詩309-6-23
24号線/快晴アオゾラ- Rin.自由詩28*09-6-19
静止画- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-5-20
ガーデン- 未有花自由詩21*09-5-19
鉛筆くん、。。。- ヨルノテ ...自由詩209-5-16
水鉢- 小川 葉自由詩309-5-15
基盤- 小川 葉自由詩309-5-13
夢つばめ- 恋月 ぴ ...自由詩25*09-5-12
ハピネス- 小川 葉自由詩309-5-10
ソレイユ- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-5-7
木漏れ日の席- オリーヴ携帯写真+ ...1509-4-27
拝啓_非カフカ氏- 佐々宝砂自由詩309-4-27
おもい出す- かんな自由詩15*09-4-25
「誰より好きなのに」- ペポパン ...自由詩11*09-4-21
ぷかり- 恋月 ぴ ...自由詩33*09-4-20
超躊躇- 小川 葉自由詩5*09-4-15
月工場- たもつ自由詩3809-4-7
ですなひと- 恋月 ぴ ...自由詩17*09-4-7
想撮空間「初志貫徹」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...5*09-4-6
鬱憤- 未完自由詩4*09-4-5

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