禁断症状
こめ
バラバラになっていく
そんなことぐらい無能な僕でも
わかりきったことだった
僕が閉じたはずのマブタの裏には
僕だけの星空が広がっている
1リットルの涙が必要いじょうに僕を攻める
点数できまる僕らの値段で
これ以上この道は
進入禁止になって閉鎖された
チンダル現象がおこなわれている月までの
進路の道しるべフラッグ
禁断症状がでた彼も
2つしか手にいれることのできないものを
3っつ手に取り自分におもりをかせていく
僕はいつもうるさい日常を
破壊し尽くして快感を覚える体に
全身麻酔をゆっくり打ち込んだ
この世界のことならぼくに何でも聞いてくれ
ハンマーを奪い掴みゆっくりかまえて
自分のコンクリートの壁をぶちこわし
爆音雑音騒音絶音の中から
姿をあらわしたもう一人の僕は
笑顔のまま僕を殺していった
スローモーションで流れる時間の中で
僕は虹の架かる場所を探していた
つかみそこねたアレをてにいれるために
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